「食べること」その先にある大切なこと【クローバーラウンジ】2025年5月開催レポート

― クローバーラウンジ開催レポート「離乳食・食事・食育」編 ―

保育コミュニケーション協会では、オンラインサロンの一環として、どなたでもご参加いただける開かれた対話の場「クローバーラウンジ」を開催しています。

今回のテーマは、保育現場でもご家庭でも関心が高く、悩みの尽きない「離乳食・食事・食育」
新年度の慌ただしさが少し落ち着いたこの時期、全国から集まった保育者の皆さんとともに、子どもたちや保護者、そして保育者自身が日々感じている“食”にまつわるさまざまな思いを語り合いました。

「犬食いになってしまう子がいて、気になるけど…まずは楽しく食べてくれることが大切かな」
「1歳でチョコパン!?って驚いたけど、“朝ごはんを食べてきた”という事実が何より大事」

そんな声の中には、子どもと向き合う保育者の温かいまなざしと、日々の葛藤がにじんでいました。

お餅つき、やっていますか?

誤飲のリスクや安全面の懸念から、実施を見送る園も増えてきたお餅つき行事。

「配慮や準備が大変でやめてしまったけど、伝統を大切にしてきた行事だったのに…」
「地域の方や保護者と一緒にプロセスを楽しめる貴重な時間」
「食べるのは家庭でもいい。体験そのものに意味がある」

行事の持つ文化的な価値と、安全性とのはざまで、思いを共有する時間となりました。

食を“体験する”ということ

田植えから収穫、豆腐づくりにずんだパン…!

「手間はかかるけれど、“食べる”は本来体験なんですよね」
「餅つき大会、やる?やらない? 文化を伝えるって、どう考えたらいい?」
「椅子に座ったとき、足が床についているかどうかで咀嚼力が違ってくる」

口の動きや食べる機能の発達、断乳の悩みまで、専門的な視点も飛び交い、学びと発見が満載の1時間半となりました。

クローバーラウンジは“答え”を出す場ではありません

「私もそう思ってた」
「そんな考え方もあるんだ」

そんな“共感”と“気づき”を分かち合うことで、日々の保育や子どもとの関わりが少しだけ軽くなる。
クローバーラウンジは、そんな場を目指しています。

次回のご案内

📅 6月18日(水)開催予定
テーマ:「担任同士・後輩とのコミュニケーションの工夫」

新しいクラスのカラーが見え始め、保育者同士の価値観ややり方の違いに、戸惑いや悩みを抱えている方も多いこの時期。
「どうやって同じ方向を向いていけばいいの?」
そんな悩みに向き合うヒントを、共に探っていきましょう。

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👉 クローバーラウンジ 詳細ページ

「食べる」って、生きることそのもの。
その背景にある、文化や人とのつながりに光をあてる時間となりました。
次回も、皆さんと語り合えるのを楽しみにしています。

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参加方法:ZOOM
料  金:一般・無料会員:初回参加の方は無料(2回目以降は1,100円)
オンラインサロン有料メンバー:無料
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