〔今後様々な研修を担当する人だからこそ… 体得してもらいたい、新人研修〕

1人、テキストの画像のようです

さて、新人研修に参加する人には、
どのような人がいるでしょうか?

イメージがしやすいのは、
4月に入職した、働き始めて数ヶ月の新人さんですね。
とはいえ、私も担当するようになってハッとさせられたのは
・2~3年目で、新人に該当する時期にタイミングが合って、
 参加する方
・5~6年目のパートさんや非常勤の先生で
 「新人研修で視点を学ぶと、仕事がしやすくなるはず」
 と研修を後押ししてもらった方
・転職して“新人”という位置づけの経験者
・・・など、じつは 様々な経験をされてきている方が
いらっしゃるのだということでした。

つまり、本当の新人に向けた内容以外にも
準備をしておく必要があるのです。
そのため、私は当日 参加者に手を挙げていただいたり
うなづくところで「もしかして…」と仮説を立て、
参加者の経験値や課題感によって、
内容のバランスや目線を変えて行くようにしています。
…というわけで、じつは毎回新人研修は松原にとっても
・今年の新人さんは、どう感じているのか。
(社会背景や空気感によって、変化します)
・どんな葛藤を抱えているのか。
・どんなところで視点が転換していくのか。
・どんな観点でのワクワクを持ち帰るのか---。
と、試行錯誤からの学びが深い機会となります。

そんな、ハードルの高い新人研修を、
認定ファシリテーター講師に担当できるようにする意図はというと・・・
この目線を知っていることが、
他の立ち位置の受講者にとって「知りたい」視点を代弁し、
役立てていただく機会となるためです。
中堅さんにとっては、
一緒に働く後輩が、どう感じているのかを知るための大切な糸口になり。
リーダーさんにとっては、
チームメンバーを育成していく上での目線をどう合わせてコミュニケーションをしていくといいのかの参考になり。

主任さん・園長先生にとっては
新人目線で園はどう見えているのか?
組織をどう捉えて、仕組みを見直していくといいのか---といった視点から園運営に生かしていくことが出来る
大切な体験になります。
トレーニングコース 新人研修 Vol.2を終了いたしました。

プログラムや構成を覚えること・
事例を自分に置き換えて伝えることなどは
外側のことで、受講者はいったいどう感じているのか?
反応を受けて、どう舵を切っていくのか
引き出し、気づきにつなげていくためのアプローチは?
~などなど、これまでの学びとトレーニングの上により課題が高度になり、
苦悩が深まる時間となりました。

この葛藤は、その後の力に変わる。
じつはそれぞれのメンバーには、
この後の出番が待っています。
その時に向けて力を蓄えるべく、
来月の総集編へ向けてチャレンジと向き合う
みなさんなのでした。