〔見方が変わると、それぞれの思いが見えてくる ~ファシリテーションロールプレイ ご報告〕
今回は、「園内外の研修に行きたがらない職員」をテーマに会議の場で職員の意欲を引き出す場という
●ファシリテーター役
意見を取りまとめる主任さん
(せっかくの機会なので、意欲的に行ってほしい)
●職員役
1:経験年数が長い 率先していきたい
2:出来れば声を掛けないでほしい
(自分の生活を大事にしたい)
3:研修には行きたいけれども、みんなの前で
自分の意見を求められるのが苦手(子どもが好き)
~という設定で、進めていきました。
研修…こういった会に参加されるような先生たちは意欲的な方が多く積極的に参加することもありますが、そうではない人もいらっしゃいますね。
たとえば、プライベートな時間を大切にしたい。なるべく、日常業務以外を増やしたくない。行くのはいいけれども、報告は苦手。それがあるなら、行きたくない。
表面的な言葉だけを聞いていると意欲的に参加していってほしいと願っている主任にとってはがっかりしてしまうかもしれませんがもしかするとーーー別の理由があるのかもしれません。
当初、主任が1:1で話を振るやり取りをしているうちは
表面的なお話で終始し、場がバラバラな雰囲気でしたが、
その人の人となりに好奇心を向けて認知を伝えていく中で、
場の中に横のつながりで動きが生まれ
相互に声を掛け合い、後押しし合うような空気感に
つながっていったのが印象的でした。
研修が嫌なわけではない。けれどもーーーいっぱいいっぱいで、こぼれおちてしまうのではないかと不安を感じていた。
みんなの前で発表は苦手だけれども、公開保育に足を運ぶのは好き。ひとりで…は苦手だけれども、一緒になら。
~などなど。
つい、1:1のやり取りで完結してしまいがちですが、
場にはその声を聞いているそれぞれの人がいて
一人への問いは、ほかの人の心のうちにも火を灯していくのがおもしろいですね。
こんな風に、場とみんなで気づき愛、後押しし合っていけるといいですね。
ファシリテーションロールプレイ、
次回は11月7日(水)20:30~となります。
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