どこまで踏み込んだら…もどかしい!? ~要保護児童への保育現場のかかわり方Vol.1~

保育の現場で働いていると、最近こんな風に感じることはありませんか?

「気になるご家庭が増えているような気がする」

様々な背景を抱えたご家庭と日々接する中で、「何かして差し上げたい」という想いを持ちながらも、「でも、どうしたらいいのだろう?」「何もしてあげられないようで、もどかしい…」そんな葛藤を抱えている方も多いのではないでしょうか。

現場で感じるもどかしさ

保育者として子どもたちと向き合う中で、その背景にあるご家庭の事情が見えてくることがあります。
経済的な困難を抱えているご家庭。 精神的に不安定な状況にある保護者の方。 孤立し、支援を求める術を知らないご家庭。

「この子のために、何かできることはないだろうか」
「この保護者の方をどうサポートできるだろうか」

そう思いながらも、保育者としてできることの限界を感じ、無力感に襲われることもあるかもしれません。

経験豊富な専門家たちとの対話

今回、このテーマについて深く考えるため、様々な立場から社会的養護に関わってこられた方々と共に、特別ゲストにお話を伺う機会を設けました。

<集まっていただいた専門家の皆さん>

  • 松原美里
    元児童施設職員から施設長を経験。様々な事情を抱えた子どもたちと長年向き合ってきました。
  • 田塚康弘さん
    現在、児童養護施設職員として、事情のあるご家庭に日々寄り添っている現役の専門家です。
  • 天野雅子さん
    元児童養護施設職員で、現在は保育士として最前線で保護者の方々と関わっています。

<特別ゲスト>

  • 菊池真梨香さん
    かつては児童養護施設・児童相談所に勤務され、現在は社会的養護出身者のシェアハウスを運営されています。

支援する側、支援される側、そして両方の立場を経験された方として、貴重な視点をお持ちの方です。

それぞれの立場からの視点

この対談は、支援が必要な家庭について考える「入り口」となることを目指しています。

  • 施設側の視点
    どのような経緯で子どもたちを受け入れているのか、施設でどんな支援を行っているのか。
  • 保育現場の視点
    日々の保育の中で気になるサインをどう受け止め、どう対応すればいいのか。
  • 当事者の視点
    実際に社会的養護を受けた方が、どのような想いを抱えているのか。

まずは知ることから

「気になるご家庭」に対して、何をどうしていいかわからないというもどかしさ。
その第一歩は、まず「知ること」から始まります。

社会的養護の仕組みを知ること。 どんな支援が存在するのかを知ること。 どのように専門機関につなげばいいのかを知ること。
知識があることで、目の前の子どもや保護者に対して、より適切な対応ができるようになります。

動画でじっくり学んでみませんか

今回の対談の様子は、動画でご覧いただけます。
実際に現場で活動されている方々のリアルな声を聞くことで、教科書では学べない実践的な知識や、心構えについて学ぶことができます。

今回の対談は、支援が必要な家庭について考える「入り口」です。
一度見ただけで全てが解決するわけではありません。でも、この入り口を通ることで、これまで見えていなかったものが見えてくるかもしれません。

「何かしてあげたいけれど、何もできない」
そう感じている方にこそ、ぜひご覧いただきたい内容です。

▼ 動画はこちら

私たちにできること

保育の現場で働く私たちは、子どもたちの人生の大切な時期に関わる責任ある仕事をしています。
目の前の子どもの笑顔の裏に、もしかしたら見えない困難があるかもしれません。
その時、私たちにできることは何なのか。

この対談が、その答えを見つけるための一歩となることを願っています。

2025年11月1日開催 つながりが保育を豊かにする

「気になるご家庭が増えているような気がする」

様々な背景を抱えたご家庭と日々接する中で、「何かして差し上げたい」という想いを持ちながらも、
「でも、どうしたらいいのだろう?」
「何もしてあげられないようで、もどかしい…」
そんな葛藤を抱えている方へ。

このワークショップは、保育の仲間と一緒に“信頼の土台”を楽しく体験し、明日からの現場に生きる活力になります。
一緒に、子どもたちに安心と笑顔が広がる保育チームをつくりませんか?

▼ 詳しい内容とお申し込みはこちら
https://hoiku-communication.com/schedule/20251101_trust_workshop/