異年齢へのかかわり方の秘訣は、低年齢の子の合わせて順番にレベルを上げていくこと

こんにちは、保育コミュニケーション協会 松原です。

私も保育園・児童養護施設・学童にて勤務させていただく中で
感じた葛藤がありました。
それは・・・

子どもと向き合う中で、対象となる年齢や傾向が一緒だと
かかわり方の工夫ががしやすいのですが

・遅番保育での異年齢に切り替わるタイミング
・学童さんで全体に向けてお話をする時間

~など、子どもの性格や年齢・傾向もバラバラな場合
小さい子に合わせると大きい子が飽きてしまったり
大きい子に合わせると小さい子には難しかったり。

真ん中に合わせると 小さい子も大きい子も飽きてしまったり・・・
「どうすればいいんだーーー!」と悩んでしまう場面はありませんか?

今回は、そんな場面での三谷先生のおススメのとらえ方:
「レベルを複数設定して置き、年齢の低いお子さんに合わせたところから始め、順にアクションを加えて行く」といった現場で体得していったポイントをご紹介いただきます。

2月に「ネタ編」・3月に「指導者編」として
子どもと心が通うコミュニケーション講座をご担当いただきます
三谷先生より、何回かに分けて
アイスブレイクにちなんだ物語をご紹介いただきます。

 = = = = =

こんにちは、三谷明男です。今回は、
 

【アイスブレイクと私】 その4「いないいないばぁ!」についてお届けします。

 アイスブレイクとは、直訳では氷を砕くとなりますが、

コミュニケーションの世界では、冷たい場の雰囲気を和らげるという意味になります。

初めて出会う人たちの不安や緊張感をときほぐし、温かな場を作り、

コミュニケーションがスムースに図れるようにすることを指します。 

また、中だるみ解消や集中させたいときにも有効です。

 

「いないないばあ!」

 私が勤務していました児童館では、午後は小・中学生が利用していましたが、午前は幼児さんと

保護者(主にお母様)の方の利用時間となっていました。当時は第二次ベビーブームが先にあり、

定員の関係上、保育園、幼稚園に入れないお子さんのための受け皿として、児童館がカバーする

目的で幼児さんを対象とした教室を実施しておりました。 

その後、利用年齢、事業形態は変化して行きましたが、

利用条件の保護者同伴というところは、現在も変わりなく継続しています。

 

対象となるお子さんは0歳から就学前までと幅広く、また常に保護者の方も一緒に利用されて

いるため、毎日が活気に溢れていました。 

月齢、年齢の差がある上、多い時には親子合わせて100人位あり、

同時に活動を行うには部屋(主に遊戯室)のスペースも限界ギリギリの状態でした。

そのため保護者の方の協力のもとに、歌、体操、手遊び、工作などの活動を行っていました。

これらの活動のプログラムは既製のものが多く、特に幼児さん向けのTV番組の影響力は絶大で、

番組内で行われている、歌や体操のリクエストも多くありました。 

そのような中、オリジナリティーを出せたものは

アイスブレイクゲーム、シンギングゲームなどで、年齢に合わせたバリエーションを作ることにより、

お子さんと保護者の方に楽しんでもらうことができました。

一つのゲームを例にとりますと、

レベルを複数設定して置き、

実施する際には年齢の低いお子さんに合わせたところから始め、順にアクションを加えて行くなど、

年齢に合わせたバリエーションを作ることにより、

お子さんと保護者の方に楽しんでもらうことができました。

これは現場でも実践できることかと思いますので、ぜひやってみてください。

 

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

 
 

三谷先生の講座のご案内

★詳細はこちらから
 密にならずに心の通うコミュニケーションを図るために「子どもの心をくすぐるアイスブレイク」【講師:三谷明男】

<対象者> 5~12歳の子どもと向き合う機会のある方へ

●幼児担当 
  日常保育、雨天時の室内活動、各種イベントなど幅広い場面で活用できます。

●小学校の先生 
 学校内やクラス内のコミュ二ケーションを養うことができます。

●学童・児童館・放課後学童クラブ・児童館にお勤めの方
 日常活動、館外活動、各種イベントなどで活用できます。

●放課後デイサービスにお勤めの方
 利用者(児童)同士のコミュニケーションが促進されます。

●子ども会運営者・ジュニアリーダー
 ジュニアリーダーの養成、子ども会などのイベントで効果が期待されます。)

●ネタ探しをしている方
 ゲームの習得、応用による幅の拡がりが獲得できます。

< 内容 > 
2月コース内容:ネタ中心型
★さまざまな場面で使えるゲームなどをご紹介します。

第1回目: 11日(祝) ステップ1   アイスブレイクゲームなど)
第2回目:20日(土) ステップ2   簡単マジック・シンギングゲーム・トリビアクイズなど
第3回目:27日(土) ステップ3   グループで行うゲーム中心

3月コース内容:指導・実践方法中心型 
★ゲームの指導方法、理論、展開方法、実践例の紹介など、実技を織り交ぜながら学んで行きます

第1回目: 7日(日) ステップ1  ゲームの指導ポイント中心)
第2回目:21日(日) ステップ2  アイスブレーキングの理論と実践)
第3回目:27日(日) ステップ3  様々な場面でのアイスブレーキングプログラムの紹介

※ 動画アーカイブあり ※
接続が不安定な方・どうしてもご都合が合わない方のために
当日の動画URLを後日お送りいたします。
【お申込み】お申し込みはこちらからお願いします。

<講師> 三谷 明男

児童館・学童クラブの指導員・館長を勤めた後
教育委員会にて放課後対策事業のエリアマネージャーの傍らで
40年以上にわたって児童福祉施設や地方自治体などで
幼児から高齢者、身体および知的に障害のある方やご家族へ向けて
レクリエーションなどを通じて、笑顔と元気づくりの支援を行う

今後のアイスブレイク講座については以下よりご確認いただけます。

★詳細はこちらから
 密にならずに心の通うコミュニケーションを図るために「子どもの心をくすぐるアイスブレイク」【講師:三谷明男】

【申込者への動画フォローUP決定!】密にならずに心が通う~子どもの心をくすぐるアイスブレイク講座

★関連記事はこちら
アイスブレイクとは冷たい飲み物で一息入れること!?~三谷先生の「アイスブレイクとの出会い」

 

これまでの研修のご報告はこちら

これまでに開催されたアイスブレイクの報告は下記の記事をご参照ください。

「アイスブレイクを入り口としたコミュニケーションB」開催のご報告
「アイスブレイクを入り口にしたコミュニケーション」大笑い御礼!

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