保育コミュニケーション協会 4月13日開催「声掛け・気になる子」講座 ご報告
コミュニケーション講座 「声掛け・気になる子」講座、終了いたしました。
【第一部】保育コミュニケーション協会 代表 松原美里
「声掛けのボールを増やしたい!」といったところから始まり、
皆さんから上がってきたいくつかの場面を紐解きながら
・寄り添う・促す・分かち合う~感じたことを言葉に置き換え、
届けるコミュニケーションの習慣作りを
・保育者の事情ではなく、子どもの願いとは?
~子どもの気持ち・願いを代弁する
・目の前の虫の目だけでなく、場面を鳥の目で客観的に捉えると、背景が見えてくる
~当事者(子ども)に見えなくなっていた状況を言語化することで
頭の中を整理する手伝いをする
・気持ちの葛藤・変化を感じとり言語化する
~自分に起こっていることに気が付き、受け入れ、
相手の気持ちに気が付いて考えるきっかけを提供していく
・全体にとって良い方向へ導くため、個別フォローができる態勢作りのための、
保育者間の声掛け
・家庭背景や保育ニーズに対応していくための保護者・子ども双方へのかかわりと声掛け
~などなど、「声掛け」を入り口に
さまざまな視点から保育の奥深さを見つめる時間となりました。
【第二部】公認心理師 安達桃子氏
・「気になる子」の背景と世界的な研究の視点
・「気になる子」の未来の可能性
~海外・日本でもカミングアウトした有名人たちの体験を通して
・さまざまな保育環境の中で、保育者が一つだけ
「気になる子」に人生の中でプレゼントできるものがあるとしたら---
自尊感情を高めるかかわりで二次障害を防ぐ!
・保育の中でも見られる、二次障害の実際と工夫
・子どもを褒める3つのメッセージで一緒に歩む
・○○します。という伝え方で自分ごとに。
・叱るときは短く淡々とー「お知らせ」するように
・気になる子への配慮は、すべての子にとっての「ファーストクラス」
・みんな一緒でなくていい。
子どもに応じてちょうど良い園所を
・子どもたちの通訳者に
・分かっていても、ごめんは言えない---
「心の中で『ごめんね』っていったの、聞こえたよ」
~などなど、目頭が熱くなる時間でした。
<参加された方の声を一部ご紹介します>
・今日は受講できてよかったです。先生とともに他の受講生のお話も聞けて良かった。
・これからの保育にどんな声掛けをしていけばいいのかすぐには分からないかもしれませんが、
今日学んだ 自分の思っていること・気持ちを素直に口に出してみることから
実践していけたらと思います。
・とても楽しく、これからの保育に役立てられそうだなと思いました。
・具体的な事例を先生・参加者と一緒に考えることが出来て良かった。
・言葉かけはマニュアル通りにはいかず、状況によって違うけれど・・・
言葉の引き出しとして、メモを取らせていただきました。
・子どもへの共感・受け止めることが大切なことを改めて学びました。
・来て本当に良かったです。
気を引こうとする子どもの気持ちを大事にできていなかったなと気が付きました。
・自分の気持ちを知った上で横に置き、どうするかを考えて行けたらと思います。
・家庭環境を踏まえた上で、気持ちを受け止めてくれる場所、気持ちを出せる場所、甘えを受け止めること・・・必要だと感じました。
当日の様子、希望者は動画受講(それぞれ有料)という形で
お申し込みをいただくことが出来ます。
こちらのフォーム https://ws.formzu.net/fgen/S41565160/か、
気軽に公式LINE@から、お声掛けください。
ご協力・応援いただきました皆様、どうもありがとうございました!