相手にも理由があったのだと気づくことで、フォローの仕方が見えてきた!
ある日、保育中にヒヤリとする場面がありました。
「あぶない…!」と、思わず止めた後で、
「どうしてあの時、あんなことが起きたの?」と振り返りの声かけをしたところ…
職員は「もう自信がありません。私、保育に向いていないと思います」と落ち込み、
なんと、そのまま退職を決意してしまったのです。
えっ…!
一緒に振り返って学び、次にどう対応していくかを考えていけたらと思っていたのに…。
最近では、主任さんや園長先生から、こんな声をよく聞きます。
「すぐに辞めてしまうから、うまく指導ができない」
「やる気のある人がなかなか見つからず、声をかけるのが怖い」
職員にもっと成長してほしい、あと一歩がんばってほしい――。
そんな“期待”があるからこそ、指導の中でつい表情が厳しくなってしまうこともあります。
人間ですから、感情が出てしまうのは自然なことですよね。
ただ、今の管理職世代は「見て覚えろ」「背中で語る」スタイルの中で育ってきた方が多く、
自分の経験と、いま目の前にいる若手との間にある“ギャップ”に、戸惑う場面もあるのではないでしょうか。\
そんなモヤモヤの中に、一筋の光が差すきっかけになれば…という思いで、
今回は「黄金ルールで伝え 理想と現実のギャップを埋め、チーム力を高めるマネジメント研修」を開催しました。
▶ 黄金ルールで伝え、理想と現実のギャップを埋め チーム力を高める マネジメント研修
研修は以下のような流れで進めていきました。
後輩・職員育成の理想と現実
黄金ルールで、相手に伝わるポイントを知る
MMOT4つのプロセスを学ぶ
現場あるあるをもとにロールプレイチャレンジ
明日からの一歩を描く
まず取り組んだのは、事前アンケートでも多く挙がっていた悩み、
**「どう伝えれば、相手に届くのか?」**という課題。
そこで、自分の伝え方を見直すきっかけとして、
相手の立場で考えてみる「黄金ルール」を、イメージワークで書き出していきました。
「これなら、私でも素直に受け取れるかも」
「つい感情で話していたなぁ…」
そんな気づきが、じんわりと広がっていきます。
🎭 ロールプレイで“伝え方”を体感
次に取り組んだのは、MMOTという手法を使ったロールプレイ。
保育現場でよくある“あるある場面”を元に、リアルなやりとりを再現してみます。
たとえば──
いきなり地雷を踏んで、気まずい空気に…
怒りを抑えきれず、関係がぎくしゃく…
相手の悩みに一緒に向き合って、「心強かった」「こんな風に接してくれたら嬉しい」という感想
部下役をやってみて、「こんなふうに見えていたんだ…」という発見
実際に“体験”してみることで、ただ学ぶだけでなく、
「伝え方」って、こんなに大事なんだという実感が湧いてきます。
実践を重ねる中で、気づきが広がっていった様子がうかがえました。
💬 参加者の声から見えてきたもの
研修を終えて、参加者の皆さんからはこんな感想が寄せられました。



それぞれの気づきや実感は、どれもリアルで、胸に響くものばかり。
“伝える”という行為が、単なる注意や指示ではなく、信頼関係を築く大切なコミュニケーションなのだということを、改めて感じさせてくれました。
🔄 相手に届く伝え方を続けていくために
後輩や若手職員と、自分自身とでは、
物事の捉え方も、悩みのポイントも、驚くほど違うことがあります。
だからこそ、**「相手にとって分かりやすく、受け取りやすい形で伝える工夫」**が必要です。
同時に、伝えて終わりではなく、その後の反応や変化を見ながら、フォローのサイクルを回していくことも大切。
今回の研修でご紹介した「MMOT」の考え方は、そんな“伝えたあと”を支えるヒントにもなります。
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🍀 最後に
職員育成やチームづくりに、悩みはつきもの。
けれど、ちょっとした“伝え方のコツ”を知ることで、
現場がぐっとあたたかく、風通しの良い空間になっていきます。
一人で抱え込まず、互いに学び合いながら進んでいける仲間がいること。
それこそが、チーム力の土台なのかもしれません。
次回の研修でも、また新たな気づきと出会いがありますように。