もどかしさを力に変える3つのポイント

気が付けない、動けない・・・何よりつらいのは、
そんな自分を持て余してしまうことなのではないでしょうか。

今回は、そんな時期を乗り越えて
保育の喜びを分かち合えるようになるための
3つのポイントをご紹介します。

私が保育の現場に入ってまず、感じたこと。
それは「学校で勉強したことと現場は違う」ということでした。

学校では、子どもについてや保護者とのかかわり・
保育の中身については学びますが、
それが円滑に進んでいくためには
自分自身が業務を覚え
子どもや保護者・保育者とコミュニケーションを図っていくことが必須です。

私自身、せっかく夢をかなえて保育の現場に立っているのに
自分が思っていた以上に
現場で求められている動きができない・
気づくことができない自分に対して
先輩から厳しいご指導をいただく中で
「自分は保育の仕事に向いていないのかな・・・」
~と、もどかしい気持ちでいっぱいになりました。

後で知ったことですが、
今はスムーズに保育ができている先輩にも、
上手くいかない中で試行錯誤を重ねる新人時代はあったとのこと。
だれもが、初めはそうなのです。

だからこそ、保育のやりがいが感じられるためにも
乗り越えていってほしい時期でもあります。

この時期に大切な3つのポイント

1.分からないことは、すぐに聞く

「忙しそうにしているので、申し訳なくて声を掛けられない」
・・・という声をよく聞きますが、

「ちょっといいですか?」
「〇〇について教えていただきたいんですが
お時間、いつだとよろしいでしょうか?」
・・・と尋ねるなど、
自分から一歩踏み出し、コミュニケーションを図ってみてください。

言葉に出すことでこちらの目線に合わせたアドバイスをいただけたり、
教わることで自分の中の視野が広がり
その後、どうしたらいいかを考えていく上での選択肢が増えます。

2.覚えたことから、モノにするべく積極的に取り組んでいく

子どもをの生活を中心に置きながらも
まずは、一日の流れや必要なことを覚え、
保育にまつわる一通りの業務を
自分でできるように体得することを目標にしましょう。

はじめは戸惑うことも、やっていくうちに
体が一連の動作を覚え、自分の動きの一部になっていきます。

誰かと比べたりしなくてもいいので、
「教わったら、モノにする」
というサイクルをコツコツと積み重ねて
ご自身の成長の階段を焦らず着実に歩んでいきましょう。
(体が動く状態を作ることが、その後の自分を助けてくれます。)

これらを1~2か月、まずは意識してみてください。
気が付くと、さまざまな保育の場面の意図や背景が見えてきます。

子どもの気持ちや行動に
「こうかな?」「もしかして?」
~とアンテナを立て、チャレンジを重ねていくと
次第にコツがつかめるようになり、
保育が楽しくなります。

3.エピソード共有・疑問の振り返りから学ぶ習慣を

ちょっとした保育の合間に
その日の保育中の微笑ましい出来事をについて
「こんなことがあったんですよ。」
・・・と、保護者や保育者間でエピソードをお話してみて下さい。

保育者は、子どものお話をするのが大好きです。
そのお話を受けて、
「実は、○○ちゃんもこんなことがあってね」
と話題が広がっていくことでしょう。

様々なお話を通じて子ども理解が深まるとともに、
信頼関係の土壌が少しずつ積み重なり、
より仕事上のチームワークがスムーズになることでしょう。

同様に、頭を悩ませてしまった場面についても
「先輩ならどう考えますか?」と振り返る会話をしていきましょう。
子どもの本音・成長の変化など保育の多面性に気が付き
明日からのかかわりのヒントが見つかることもあるでしょう。

いかがだったでしょうか?

できることが増えてくると、視野が広がります。
視野が広がることで心にゆとりが生まれ、
「この場面で、どうして行くのが子どもにとっていいだろうか?」
~と考えたり工夫をすることができるようになります。

あなたの明日からの一歩を、応援しております!

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