「私って、大丈夫…?」保育を振り返る基準は、子どもの権利条約

より良い保育へ向けてーーー

保育のあり方を振り返り、チェックリストをつけていく中で、

どきっとする場面がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私自身、

「えっ、これも…!?」

~とドキッとした項目がいくつかあり、

「ああ、、こういう思考回路になると危険な場合もあるということか。

 なるほど、確かに要注意…。」

…と、あり方を振り返る勉強になる切り口がいくつか、ありました。

 

こういったやり取りが頭に残ると、ふとした場面で

保育をしている中で、

「私って大丈夫…?」

~と不安になることもあるのではないでしょうか。

各地で研修をする中で、

「何気なく発した言葉や行動などが不適切だったのかもと後々考えることがあります」

「今までいいと思っていたことも大丈夫なのか不安になり、

 保育士が自信をなくしているように感じます」

といった声を聞くことがあります。

では、何に準じたら良いのか、その基準が見えないと不安になりますね。

 

その基準とは… 子どもの権利にあたるのではないでしょうか。

 

例えば…保育の中でのある場面、あなたは子ども役です。

私は保育士役です。

 

ある声掛けある関わりが嫌だなぁと感じたとします。

それは子どもにとっての”ある権利”を侵害されているということなのかもしれません。

ではそれは一体何の権利なんでしょう?

▶子どもの権利条約の中の何に該当するのか、こちらからご確認ください。

自分がされたらいやなことは、人にはしない。

~これは、誰もが知っている当たり前のことですが

「大人と子ども」という関係性になると、

その意識が薄れてしまうこともあるのかもしれません。

 

私たちは普段、保育をしながらも、なかなか

子どもの権利を意識する場面というのは少ないのかもしれません。

ここに来て立ち止まることの意味。

それは、量が満ちて質に着目する段階になってきたからといえるのかもしれません。

まずは子どもの権利を勉強するところから始めてみませんか?

 

私も、2022年より、ソーシャルワークと子どもの権利SW養成講座にて学ばせていただく中で

気付けずにいた権利がたくさんありました。

 

▼C-Rights代表 甲斐田万智子さんのお話が分かりやすいので、ご参考に

これを機に立ち返り、保育の見直しをすること。

気になったら立ち止まり、まずは

「テーブルに上げる対話をする機会」を作ってみませんか?

 

立ち止まり対話をし見直すことが保育の質を上げる1歩につながるのではないでしょうか。

そのためにも声を上げやすくなる園内の雰囲気づくりから始めていきたいですね。

 

今回、4月14日に、実際にワークで子どもの気持ちを体感していただき

日頃の保育を振り返るきっかけを持ち帰る場を作りました。

ピンと来た方、お役立てください。

<こんな人へ>

・保育の見直しで混乱されている方へ

・先輩・上司・同僚の不適切な行為にどうかかわればいいのか悩んでいる方

・自分を振り返り、できることを見つけてきたい方へ

<プログラム>

1.不適切な保育とは

2.子どもを取り巻く社会の変遷

3.子どもの権利から始めよう

4.保育現場の葛藤~変化を受け入れる心構え

5.未来へ向けた保育のために

6.より良い保育へ向けた一歩

<対象者>

・保育園・幼稚園・こども園勤務

・病児保育施設勤務

・児童養護施設・乳児院勤務

・子育て支援施設勤務

・学童保育勤務

・放課後ディサービス勤務

<参加者の声> *2023年度開催実績:岡山県こども未来課・
          鳥取県琴浦町子育て応援課こども未来係・愛知県豊橋市こども未来課

雑に扱われると、雑に扱う人になる、というのが印象に残りました。
忙しさを理由に、集団活動を重きにもちすぎ、一人一人と!
ちゃんと向き合えていないことがあります。
子どもの声にならない声に気付き、向き合いたいと思います!
人はみんな違う!みんな違っていい!
先生も!子どもも!

自分のことを振り返ると耳が痛い話もありましたが、
社会の変化に合わせて保育の常識も変わるとお聞きして、そのとおりだなと思いました。
こどもになったつもりで嫌な言い方をされるのは本当に良くないと気づけたので
自分の子どもに対する言葉がけを気をつけていこうと意識して保育することができました。

先生が経験してきたことや、例を出してくださって、
それに対してみんなで声を出してみなさんの思いを聞けたことが良かったです。

毎日現場で保育している者にとって、どこまでが不適切保育かそうじゃないのか…
いつも考えながら保育していたので今回の研修はとても勉強になりました。

否定的な声掛けを肯定的な声掛けに置き換えるというのはハッとさせられました。
保育者も謙虚に色々な言葉を知るところから始めなければと反省です。

開催日時

【日 時】2024 年4月14 日 (日) 10:00~12:00

【場 所】ご自宅からオンラインツール:ZOOMにて

【アクセス】お申込みの方にお知らせいたします。

 

<料金> 
一般:3,900円 (税込:4,290円)
無料Line会員・ご紹介:3,800円 (税込:4,180円)
オンラインサロン会員:3,700円 (税込:4,070円)

 
<講師:松原美里>

保育園・児童養護施設にて保育に携わる中で子どもを支える大人のサポートの必要性を感じ、コーチングを学ぶ。米国認定コーアクティブコーチ資格取得。現在は認定こども園エクレス(保育園) 施設長を経て、参加者の声から創るプログラムにて、コーチング講座・研修講師として保育士向け新人継続支援研修・中堅育成研修・保護者支援研修・マネンジメント研修・リーダーシップ研修・子育て支援研修・「ほいくあっぷ 保育者お悩み相談室」監修等を行っている。保育コミュニケーション協会にて、保育者の日常を支えるオンラインサロンや研修を主催。Youtube「うめちゃんねる」にて発信中。

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