9月22日・30日開催【人間関係の良い職場の工夫】~うまくいかない時こそ、新しい扉が開く~
Contents
- 1 保育現場で感じる「うまくいかない」の正体
- 2 見えない壁にぶつかる瞬間
- 3 「やりづらさ」が教えてくれること
- 4 当たり前になってしまった方法への疑問
- 5 価値観や優先順位の変化
- 6 視点を変えることで見えてくる新しい景色
- 7 一歩引いた視点で全体を見る
- 8 一人の気づきをチーム全体の学びに
- 9 多様な視点を活かした問題解決
- 10 安心して試行錯誤できる環境づくり
- 11 コミュニケーションが開く新しい可能性
- 12 建設的な話し合いのスキル
- 13 あなたの「うまくいかない」を「新しい可能性」に変えるために
- 14 <ファシリテーター講師>
- 15 🧡 インスタライブのお知らせ
- 16 保育現場の“ヒヤリ“、あなたも経験ありませんか?
- 17 今こそ、安全を“見える化“するタイミング
保育現場で感じる「うまくいかない」の正体
「今日もうまくいかなかった…」
「なんだかやりづらいな…」
保育の現場で働いていると、そんな風に感じる日があるのではないでしょうか。一生懸命頑張っているのに、なぜかうまく回らない。思うように進まない。そんなもどかしさを抱えながら帰路につくことも、きっとあるでしょう。
でも、そんな「うまくいかない」という感覚こそが、実は新しい可能性への入り口なのかもしれません。
見えない壁にぶつかる瞬間
毎日の保育の中で、私たちは様々な「うまくいかない」に出会います。
子どもたちとの関わりで思うような反応が得られない時、同僚とのコミュニケーションがスムーズにいかない時、保護者の方との話し合いで理解し合えない時、園の方針と自分の考えに違いを感じる時――。
一つひとつは小さなことかもしれませんが、それが積み重なると、まるで見えない壁にぶつかったような気持ちになることがありますよね。
「やりづらさ」が教えてくれること
「なんだかやりづらいな」という感覚は、決してネガティブなものだけではありません。その感覚は、現状に何らかの課題があることを教えてくれる大切なサインでもあるのです。
やりづらさを感じるということは、より良い方法があることを直感的に感じ取っているということかもしれません。「こうじゃない何かがあるはず」「もっと良いやり方があるのでは」――そんな可能性への気づきの始まりなのかもしれません。
当たり前になってしまった方法への疑問
長い間同じ方法でやってきたことが、ある日突然「うまくいかない」と感じられることがあります。これまでは何の疑問も持たずにやってきたことに、ふと違和感を覚える瞬間です。
それは、あなたが成長し、より良いものを求めるようになったからかもしれません。同じレベルに留まっていては満足できなくなった――それは、とても自然で健全なことです。
保育を取り巻く環境は常に変化しています。子どもたちの様子、保護者のニーズ、社会の要請、園の方針――様々な要素が変化する中で、これまでの方法では対応しきれなくなることもあります。
また、自分自身の立場や役割が変わることで、これまでとは異なる視点が必要になることもあるでしょう。新人だった頃とリーダーになった今では、求められることも責任も大きく変わっているはずです。
価値観や優先順位の変化
人は経験を重ねる中で、価値観や大切にしたいことが変わっていきます。保育者として働き始めた頃と、数年経った今では、何を一番大切にしたいかが変わっているかもしれません。
そうした内側の変化が、外側の方法とのギャップを生み、「うまくいかない」という感覚につながることもあるのではないでしょうか。
視点を変えることで見えてくる新しい景色
「うまくいかない」と感じた時、多くの人はそれを問題として捉えがちです。でも、その同じ状況を「新しい方法を見つけるチャンス」として捉え直してみると、見える景色が大きく変わります。
問題は解決すべきものですが、チャンスは活かすもの。そんな風に捉え方を変えるだけで、心の持ちようも行動も変わってきます。
一歩引いた視点で全体を見る
うまくいかない状況に直面している時は、どうしてもその問題に近づきすぎてしまいがちです。でも、一歩引いて全体を俯瞰してみると、意外な解決策が見えてくることがあります。
個人の問題だと思っていたことが、実は職場全体の仕組みの問題だったり、コミュニケーションのパターンの問題だったり――視点を変えることで、根本的な解決につながるヒントが見つかるかもしれません。
また、同僚に相談してみる、先輩にアドバイスを求める、全く違う環境で働く人の話を聞いてみる――そうすることで、自分では思いつかなかった新しいアプローチが見えてくることもあると思います。
一人の気づきをチーム全体の学びに
個人レベルでの「うまくいかない」感覚や新しい方法の発見は、チーム全体にとっても貴重な財産になります。一人が感じた課題は、他の人も同じように感じている可能性が高いからです。
「最近、こんなことで困っているんですが、皆さんはどうですか?」
「こんな方法を試してみたら、うまくいったんです」
――そんな率直な共有から、職場全体の改善につながることがあります。
多様な視点を活かした問題解決
職場には、年齢も経験も価値観も異なる様々な人がいます。その多様性こそが、新しい方法を見つけるための最大の資源です。
新人の新鮮な視点、中堅の実践的な知恵、ベテランの豊富な経験――それぞれが持つ視点を組み合わせることで、誰も思いつかなかった解決策が生まれるかもしれません。
安心して試行錯誤できる環境づくり
新しい方法を見つけるためには、失敗を恐れずに試行錯誤できる環境が必要です。
「うまくいかなかったら、また別の方法を考えればいい」
「失敗も学びの一つ」
――そんな雰囲気があることで、より積極的にチャレンジできるようになります。
コミュニケーションが開く新しい可能性
職場で「うまくいかない」と感じていても、それを率直に話すのは勇気がいるものです。「文句を言っているように思われないか」「能力不足だと思われないか」――そんな心配から、一人で抱え込んでしまうことも多いでしょう。
でも、そうした「言いにくいこと」こそが、職場改善のための貴重な情報なのです。安心して本音を話し合える関係性があれば、多くの問題を早期に発見し、解決することができます。
建設的な話し合いのスキル
ただ愚痴を言い合うだけでは、問題は解決しません。「うまくいかない」という感覚を、建設的な改善提案につなげるためのコミュニケーションスキルが重要です。
相手の立場を理解しながら自分の想いを伝える方法、感情的にならずに課題を整理する技術、みんなで解決策を考えるファシリテーションの手法――そうしたスキルを身につけることで、より効果的な話し合いができるようになります。
あなたの「うまくいかない」を「新しい可能性」に変えるために
保育の現場で感じる「うまくいかない」「やりづらい」という感覚は、決してネガティブなものではありません。それは、より良い方法があることを教えてくれる大切なサインであり、成長への入り口かもしれません。
でも、一人でその感覚と向き合い続けるのは簡単なことではないですよね。同じような想いを抱いている仲間と出会い、一緒に解決策を考え、新しい方法を試していく――そんなプロセスがあることで、「うまくいかない」は「新しい可能性」に変わっていくのではないでしょうか。
職場の人間関係を改善し、みんなが働きやすい環境を作っていくためには、まず現状を客観的に把握し、効果的なコミュニケーションの方法を学ぶこと。そして、一人ひとりの「うまくいかない」という声を大切にし、みんなで解決策を考えていく文化を育てることが重要だと感じています。
もし今、あなたが職場で「うまくいかない」「やりづらい」と感じることがあるなら、それを一人で抱え込まず、新しい方法を見つけるためのきっかけとして捉えてみませんか?
保育コミュニケーション協会では、職場の人間関係を改善し、みんなが働きやすい環境を作るための具体的な方法を学べる講座「人間関係の良い職場の工夫」を開催しています。職場の空気感を客観的に捉える方法、効果的なコミュニケーションのポイント、チーム全体で課題解決に取り組む手法などを、ワークを交えながら実践的に学ぶことができます。
あなたの「うまくいかない」を「新しい可能性」に変える第一歩を、一緒に踏み出してみませんか?
▼詳細・お申し込みはこちらから
人間関係の良い職場の工夫 講座詳細
<ファシリテーター講師>
宮嶋 順子
川崎市、新潟県内の公立保育園・幼稚園で働く中で、
教育委員会の事務の仕事にも携わり、
人との繋がり、コミュニケーションの大切さを感じる。
以降、クラス担任の他に、フリー保育担当として各クラスのサポートや
一時保育や要配慮児の保育に取り組みながら、
子どもや保護者に寄り添う仕事に携わっている。
岩本 香
公立園で30年間で保育職、教育委員会、子育て支援センターに勤務。
社会教育主事を取得。生涯学習講座を担当し、
子どもから高齢者の方が生きいきと楽しく学習できるよう
講座内容を6年間で100講座、計画・運営し好評を得る。
コーチングを通じて、みんなの支えになりたい!!と考え、
現在は保護者支援や後輩の育成を行い、心に寄り添える保育者を目指している。
各認定講師詳細はこちら
🧡 インスタライブのお知らせ
📅 開催日時
8月24日(日)朝9:00〜
🎯 今回のテーマ
「あなたの現場は大丈夫?ヒヤリとした瞬間から見える、子どもの安全」
保育現場の“ヒヤリ“、あなたも経験ありませんか?
保育現場で誰もが経験する”ヒヤリ”とした瞬間。
「あ、危なかった…」 「もう少しで大変なことになるところだった…」
そんな経験、きっと皆さんにもあるのではないでしょうか。
今こそ、安全を“見える化“するタイミング
見えないリスクを見えるようにする――それが安全の”見える化”です。
今回のインスタライブでは、日頃の保育の中で感じる安全への不安や疑問について、一緒に考えていきたいと思います。
📌 お楽しみに!
10月の子ども安全検定についてもご紹介予定です
詳細はこちら ▶ 子ども安全検定公式サイト