「なんとなくの不安」を「根拠ある安心」へ。『子ども安全検定』で確信ある安心感を

ふとした瞬間に「ヒヤッ」としたり、「これでいいのかな?」と不安になったり。そんな心の片隅にある小さなしこりを、ふわりと解消してくれるヒントが、実は「子ども安全検定」という学びの中に隠れています。

今回は、保護者(子育て中の方)という視点で、この検定に触れることでどんなふうに毎日が彩り豊かになるのか、少し肩の力を抜いてお話ししてみたいと思います。

毎日の景色が「高画質」に変わる喜び

「安全検定」と聞くと、なんだか「あれもダメ、これもダメ」と禁止事項を増やすような、少し窮屈なイメージを持たれるかもしれません。でも、安全を学ぶって、実はその逆なんです。
例えるなら、今までぼんやりと見ていた日常の風景に、「新しいレンズ」を通すような感覚。ピントがピシッと合って、世界の解像度がぐんと上がるんです。

例えば、家の中。 今まで何気なく通り過ぎていたリビングの角や、キッチンの配置。「子どもの発達とリスク」という視点を持つと、「あ、今この子はこの高さまで手が届くようになったんだな」「今の走り方だと、ここで滑りやすいかも」ということが、予測として自然に頭に浮かぶようになります。

これは、怖がるための知識ではなく、「先回りして安心を作るため」の知恵です。 「危ないからダメ!」と叱るのではなく、「ここを少し片付けておけば、この子はもっと自由に遊べるな」と思える。リスクに気づけるようになると、逆に「ここは安全だから、思い切りやらせてあげよう」という、ポジティブな見守りができるようになるんですよね。

日常の解像度が上がることは、子育てのストレスを「予測可能な安心」に変えてくれる、魔法のようなステップなのです。

「園の先生」と同じ景色が見えるということ

もう一つ、子育て中の方にとって大きなギフトになるのが、「園への安心感と信頼」の質が変わることです。

保育園や幼稚園にわが子を預けるとき、私たちは大切な命を託しています。もちろん信頼して預けているけれど、時々「園ではどう過ごしているんだろう?」「本当に安全かな?」と、心のどこかで小さな不安がよぎることもありますよね。

この検定で学ぶ内容は、実は現場の先生たちがプロとして守っている「暗黙の了解」を言語化したものです。 先生たちが、散歩のときにどうしてあの位置に立っているのか。 自由遊びの時間、なぜあんなふうに声をかけ合っているのか。

それらの「理由」が分かると、先生たちの何気ない動きの一つひとつに、深い愛情と専門性に基づいた「守る意志」が詰まっていることに気づけます。

先生と同じ視点、つまり「共通言語」を持つことは、親と園が手を取り合って子どもを育てる「最強のチーム」になるための第一歩。信頼関係が、より太く、温かいものに変わっていくのを感じてもらえたら嬉しいです。

駐車場での「一瞬」が変わる、ある日のエピソード

ここで、ある保護者の方のエピソードを共有させてください。

その方は、検定のテキストを読んだ直後、いつものように保育園へお迎えに行きました。 駐車場に着き、車から降りる場面。いつもなら「早く帰って夕飯を作らなきゃ」と、つい頭の中は次の段取りでいっぱい。子どもが隣にいることは分かっていても、意識は少し別のところに向いていました。

でも、その日は違いました。 検定で学んだ「駐車場での死角」や「子どもの一瞬の飛び出しリスク」が、ふと頭をよぎったのです。

「もしかしたら、あっちの車の影から急に別の車が来るかもしれない」 「うちの子は今、お友達を見つけて嬉しくて駆け出したくなるタイミングかもしれない」

そう思った瞬間、いつもなら「ほら、行くよ」と声をかけるだけの場面で、自然とわが子の手をギュッと握りしめていました。 するとどうでしょう。ちょうどその時、隣の車の影から、バックライトを点灯させた車がゆっくりと動き出したのです。

もし、いつも通り「なんとなく」歩いていたら。 もし、子どもが手を振りほどいて走り出していたら。

冷や汗が出るような瞬間でした。 「気づけてよかった。守れてよかった」 と、心から思えたそうです。

この「手繋ぎ」の一歩。それは、単なるルールの遵守ではありません。 「リスクを解像度高く認識しているからこそ、確信を持って守れる」という、親としての強さです。 駐車場という日常の何気ない場所が、その方にとっては「大切な命を自分の手で守り抜く場所」へと再定義された瞬間でした。

自由を奪うためではなく、自由を楽しむために

私たちは、子どもを型にはめるために安全を学ぶのではありません。 子どもたちが、もっと自由に、もっと健やかに、世界を冒険していくために。そのための「安全な土壌」を整えてあげるのが、大人の役割です。

「子ども安全検定」は、あなたを厳しい監視員にするものではありません。 むしろ、日々の子育ての中で「どこに気をつければ、もっと親子で笑って過ごせるか」を教えてくれる、頼もしいガイドブックのような存在だと思ってほしいです。

知識が増えるほど、不安は減っていきます。 「なんとなく心配」というモヤモヤした霧が晴れて、やるべきことがクリアに見えてくる。それは、日々忙しさに追われるパパ・ママの心に、そっと余裕を届けてくれることでしょう。


もし、あなたが日々の生活の中で「もう少し自信を持ってわが子を見守りたいな」と感じているなら。 あるいは、園の先生たちともっと深い信頼で繋がりたいと思っているなら。

この検定を、ぜひ一つのきっかけにしてみてください。 それはテストに合格するための勉強ではなく、愛するわが子との時間を、より鮮やかに、より尊いものにするための、優しい投資になるはずです。

あなたが今日、わが子の手を握るその温もりの中に、新しい「安心」の光が宿りますように。

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子ども安全検定

保育コミュニケーション協会 代表/子ども安全検定代表

松原美里(まつばら・みさと)

保育コミュニケーション協会 代表/子ども安全検定代表
全国の自治体研修・園内研修を多数担当。
「子どもの権利」「チームビルディング」「ハラスメント防止」など、
保育現場の安心・安全と働きがいを支える研修を展開中。
著書・監修:「子どもの安心・安全を守る場面別保育のチェックポイント」ほか

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