立ち位置や関係性が再スタートする新年度 コミュニケーションがカギを握る【オンラインサロン リリー相談会】2022年4月度開催レポート
保育コミュニケーション協会オンラインサロン、リリー定例会を開催いたしました。
管理職やリーダーが集まって園では言いづらいぶっちゃけトークから、それぞれの中の答えに気付き、園にヒントを持ち帰る場でした。
今月のリリー動画を切り口に、同じように保育の場面や園を見ているつもりでも、『人によって価値観や捉え方、感じたかが異なる』ということから『つもり』コミュニケーションではなく、意図的に確認し合う声を掛け合うコミュニケーションが大切ですよ、との学びを。
そんなつもりはなくとも、影響力が立場が上の人がする発言には「え、どうしてそう捉えた!?」「そんな衝撃に?!」という残念なことも起きてくるので…意図を分かち合う工夫が大切ですねというお話から、それぞれの小部屋での語り合いがスタートしました。
新園の立ち上げで職員さんが半分入れ替わった園もあれば、新しく「移動担任」という制度を作られた園も。
立場が主任に変わられた方、園長を降りられた方。
園のシステム変化が見えてきた…という方。
コミュニケーションってなんぞや!?
やっぱり自分磨き・信頼関係を育むこと・人間力をつけること…などなど。
みなさん体当たりで一生懸命向き合われているからこそ痛い思いもするし、輝きもひとしお。
ふっと緩めて自愛する時間も大切に、園内の関係性を支えていっていただけたらと感じました。
それもこれも、真摯に支えてくれていたリーダーメンバーのお陰です。
来月に向けて、さらにVersion UPの工夫をしようと決意を固め、場を後にするリーダー達なのでした。
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じゅんちゃんの振り返り
4月6日(水)はリリー定例会でした。初めに松原先生から、リリー会員限定の動画の内容(保育の質を高める声かけ・確認コミュニケーション)について話を聞きました。
一人一人価値観や考え方が異なり、出来事に対しての受け取り方や捉え方は、人それぞれであること。また、立場が上の人であったり影響力の強い方の捉え方次第で、『本当は違うのに…そう捉えられてしまった』と内心、傷ついてしまう人もいるということ。
改めてコミュニケーションについて考えると、先入観で物事を見ず、その場その場で声を掛け合い相互に思いや考えを確認していくことが大切であること。
松原先生の話をお聞きし経験年数を積み重ねてきた私達は、立ち位置が異なっても、ある程度の影響力を持っているということを自覚することが大切。それを頭に中に入れながら、“一緒に園や保育を作り上げていく”仲間として、相手とどうコミュニケーションを図っていくか、自分自身の在り方や姿勢が問われた、そんな時間であったように思います。
今回は、動画の内容を切り口に、ブレイクアウトルームに分かれての話し合いを重ねていきました。
出た話を少し抜粋しますと
- モヤモヤしている時には、自分に原因がある
- 個々を認めないと、信頼関係に繋がらない
- 言葉で伝えることに、そもそも難しさがある
など、コミュニケーションに関する話題がどのグループからも挙がりました。
皆さんから出た話をまとめ、【全員が主役になれる場づくりとは?】をテーマとし、更に話を深めていくことになりました。立ち位置が異なっても、それがたとえ上司であっても、人から認められることは嬉しいはず。相手に認められ肯定されて、初めて自分の意見や思いを伝えようとする気持ちが芽生えてくる。
皆さんの話を聞きながら、私自身新人時代を思い出しました。
先輩に褒められて嬉しかったこと。少し経験を積んでも上司や同僚から褒めてもらったことが、明日の保育の活力につながっていったこと。ですが、自分自身今まで相手に肯定的な気持ちや思いを伝えたり、褒めたりした経験や体験はあまりなかったように感じています。それは実は意外と難しいことで、難しいからこそやることに少し恐れを感じていたように思います。それを敢えて言葉で伝えていくことによって、コミュニケーションは取れていくのではないか、ということに気がついた時間となりました。
新年度を迎え役職が変わった方もいますし、昨年度を踏まえて新たな気持ちで保育をスタートさせた方もいらっしゃいます。
年度末、年度初めは「忙しい」という言葉で言い切れないほど、多忙な日々を私達は送っています。そんな時に、保育だけでなく、日常人と関わる上で大事な土台であるコミュニケーションの取り方、在り方について皆さんと話し合うことができました。
私自身、まずは自分の在り方、振る舞い方を問い続け、試行錯誤しながらコミュニケーションを取っていきたいと思います。
参加者の感想を一部ご紹介します
ご感想①
フリーの保育士の方が園長先生からフリーになる様に言われ「なんでだろう」と話しをする中で自分の存在価値を見出すことが出来 仕事に誇りを持っていると言うお話がとても印象的でした。 受け入れられた先生も素晴らしいですが、受け入れられる様にお話しされた園長先生も素晴らしいと思い、自分も誰かに役を与える時には、必要な人間だからやろうと思えるような話し方をしていきたいと思いました。
ご感想②
新年度がスタートして、早くもコミニュケーションとは…の壁が見えてしまったところでした。サロンメンバーの分かち合いをいただき、早速、職員会議の冒頭でコミニュケーションの質や色目がねの話など引用させていただきました。
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