私と行事〜あり方を振り返る機会に【オンラインサロン カトレア事例検討会】2022年5月開催レポート

保育コミュニケーション協会オンラインサロン、カトレア事例検討会を開催いたしました。

「見せる行事から抜け出せない…⁉︎」
をテーマに、保育会行事にまつわる「私と行事」からメンバーそれぞれの体験や情景を分かち合う中で、大切にしたいことを握り直す時間となりました。

最近、保育の中で”子どもの主体性”という言葉にフォーカスされる中で、どことなく行事が悪者のような雰囲気を感じておりましたが、本当はそんなことはなく、これまでの「見せる」ことや「仕上げること」の陰に子どもが置き去りになってしまったり、少子高齢化の中で差別化や競争力の象徴としての「行事」が目的になってしまう現状がありました。
『子どもも保育者が疲弊するあり方が』への警鐘だと、私は捉えております。(私自身、苦い経験・豊かな体験・再構築をした体験があります)

どちらかの極端に振れるのではなく、これまで大切にしてきた願いや思いなど大事なところを握りながらも、園内でそもそもの行事の願いとは?意図は?由来は?どんな場にしていきたい?など対話が出来ると豊かですね。
そして、行事はそれだけが切り取られたものではなく、体験を通してその子なりの挑戦・達成感・楽しさ・喜びを保護者とともに分かち合う中で保育者も成長していく、子どものための保育の連続性の一部である――と捉えると、いろいろな楽しみ方が見えてきそうですね。

「いま、ちょうど行事のあり方を揉んでいるところだったので、職員と一緒に考えてみます!」
という楽しそうな表情が素敵でした。

▼オンラインサロンの詳細は、こちらから

 

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①
行事については、いろいろ議論され、誰のため、何のためにやるの?と言われていますが、私は行事が大好きです。準備や取り組みは大変でも、子どもの輝く姿が見たくて、その成長を保護者とわかちあいたくてやっているので、そこにはやりがい、達成感があります。もちろん子どもは真ん中にいてどんな時も励ましたり誉めてくれる大人がいる、私はそんな存在になれたらなと、皆さんの話を聞いて改めて思いました。


ご感想②
佐藤晴代先生の園の行事の在り方におどろきましたが、理事長先生の「子どもが本物に触れる経験も大切な経験、学びであること」という考えに、色々な価値観があることを再認識しました。

コメントを残す