毎月一つのテーマから園を振り返り、気づきを深めていく【カトレア事例検討会】2023年9月開催レポート
労務の在り方・書類の書き方・人員配置…現場の事情はさまざまあれど、これまで「当たり前」としてきたことへの見直しや振り返りの機会が、あちこちの園で進んでいます。
立ち止まって仕組みを変えていくことは現場にとっては嵐であり、止むを得ずの体制であることから、抵抗したくなる気持ちも生まれますが、これらはよりよい環境づくりのための前身の一歩であること。
敵や味方はおらず、子どもを真ん中にした役割の違うチームの連携であると捉え直すことで、「やるしかない!」というポジティブな風に変わる、みなさんの園をつないだ近況を踏まえて…
保育コミュニケーション協会、園を越えた学び合いの場:オンラインサロン、毎月一つのテーマから園を振り返り、気づきを深めていくカトレア事例検討会。今月のテーマは、「保育とソーシャルワーク」でした。
園や地域でかかわらせていただくご家庭の状況に胸が苦しくなったり…
もっとできることはないのかと、もどかしい気持ちになったり。
根本的な解決につながらないのではないか…とモヤモヤする気持ちを抱くことがあるのではないでしょうか。
それらをソーシャルワークの視点から、エコマップに書き出すなどして、子どもたちを支える社会資源や取り組みに落とし込み、保育園、幼稚園、子ども園など異なる施設からの事例を共有しました。以下は得られた気づきの一部です。
「保育園は、家庭の細やかなフォローができる」
「幼稚園は、教育が中心ということもあり、来なくなってしまった家庭の事情に踏み込みづらい側面もある」
「卒園児が不登校になり、数か月幼稚園に通っていた」
「子どもの居場所として、帰ってこれる場でありたい」
意識が変わると、見え方が変わる。
子どものために手をつなぐ地域づくりを目指していきたいですね。
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