『今必要なこと』と『未来に必要なこと』を見極める力「オンラインサロンカトレア会」2025年6月開催レポート
気になるご家庭(ケース)と出会ったとき、何かして差し上げたい、という思いはあれども、なかなかできることが見つからないままに連絡が途絶えてしまい、その後どうなったのか気になっている。
そういった体験がおありの方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
保育コミュニケーション協会オンラインサロン「カトレア」は、現場で何が起こっているのかを一緒に読み解き、対処療法ではなく本質的なアプローチを見つけるための学び舎です。
2025年6月のテーマは「長期支援と短期支援のバランス」ということで、以下に印象に残ったことをご紹介させていただきます。
《前半:G-popシートを活用した振り返りから見えてきたこと》
松原より
- 目標設定の重要性を再認識
- 恐れにとらわれず、意義を捉え直す視点
- ご縁をいただいた方と”一生のお付き合いをする”気持ち
参加メンバーの保育現場からの学び
- 子どもの”根っこ”を育てることの大切さ
- 目の前の課題を園全体の課題として捉える視点
- 新人職員の成長を認め、支える体制づくり
支援者としての身近なケースからの気づき
- 短期的成果と長期的視点のバランス
- 保護者との信頼関係構築の重要性
- 子どもの成長に合わせた柔軟な支援の必要性
組織としての学び
- チーム全体での成長にフォーカスした気づきの共有
- 主任~リーダー~新人~子ども~保護者へと広がる支援の循環
《後半:テーマ「個別対応と長期支援のバランス」より》
今回は、実際の現場で起きた以下のような事例が共有されました。
0歳児クラスの母親が突然お迎えに来て姿を消す事例
- 父親との連絡の不一致
- 母親の不安定な行動 →DVや産後うつの可能性を考慮し、関係機関との連携が必要という気づきがありました。
コミュニケーションが苦手な母親への対応
- 運動会など集団場面が苦手な様子 →父親経由のコミュニケーション構築や、日々の小さな声かけの重要性が見えてきました。
場面緘黙の子どもと受け入れられない父親への対応
- 卒園後、学校では普通に話せるようになった →子どもの成長に時間をかけること、保護者の心情理解が大切という学びがありました。
今回のまとめ
- 短期的支援と長期的支援、両方を意識すること
- 保護者との信頼関係構築には、日々の小さな関わりが大切
- 子どもの成長には時間がかかる。焦らず見守る支援を
- 関係機関との連携による包括的な支援体制の構築
といったことをあらためて握り直す時間となりました。
これらを、参加メンバーはそれぞれの園に持ち帰り、松原は保護者支援研修に生かしていきたいと考えております。
仲間になりませんか?
カトレアでは「他人と過去は変えられない、変えられるのは自分と未来だけ」この思いに共感する仲間とともに、園や子どもたちを取り巻く”システム”を読み解き、本質的な変化への鍵を探していく時間です。
🌱 オンラインサロン『カトレア』では、園を越えた仲間と共に、前向きな風を取り入れながら学び合う場を提供しています。
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- 自分自身の成長や貢献を大切にする方
- 情報や経験を分かち合いたい方
- 助け合いや相手の気持ちを尊重することを重視する方
- そして保育に情熱を持ち、新たなアイデアを生み出したい方
保育に情熱を持つ方々や、自己成長を望む方々が集まる場として、ぜひ当サロンをご活用ください。一緒に工夫し、刺激し合いながら、輝かしい未来へ向けて共に歩んでいきましょう。

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