子どもと職員と。日常と結びつく体験によってスイッチが入る【保育コーチングベーシック】第0期 ZOOM1レポート
追われる日常の中で、ついピリピリしてしまう職員同士の関係性の中で、思いが溢れて話しすぎてしまう保護者とのやり取りにおいて、何かを変えるきっかけになるかもしれない…。
そんな期待と共ににスタートした、保育コーチング0期の1回目を終了いたしました。
外遊びから中に入るのを嫌がっている子どもと保育者
今回、まずは【テーマ:外遊びから中に入るのを嫌がっている子どもと保育者】
~というやりとりを入り口に
「普通のコミュニケションVersion」と
「コーチングコミュニケーションVersion」
を見ていただき、何が違ったのか、起きていたのか…?を一緒に振り帰り、考えてみました。
「共感しているように見えて、実は大人の都合で子どもをコントロールしようとしていたかも」
「私もあるかも…!」
「ちゃんと子どもの気持ちを受け止めたことで、子どもが自分で考えて決められていました」
~など、気付きがリアルに挙がり…。
その後コーチングのスキルの紐解きとともに、それぞれの意味や体験をワークを通じて味わっていただくうち、次第にみなさんの表情が変化してきました。
イライラしている職員へのかかわり
それらの技が融合する実践セッションでは、今度は
【テーマ:イライラしている職員へのかかわり】
をデモに、ますます険悪になり一触即発!?な雰囲気になるVersion.1と、
イライラしていたはずの職員の表情が柔らかくなり、一緒にできることを見つけていくようになったVersion 2。
「どこでどんな風にコーチングの技を活用していたででしょう?]そう尋ねられ、アンテナが立ったみなさんからは、
「いろいろなところにたくさん複雑に入っていました!」
「観察、大事ですね」
「本当にできるのかなぁ…。」
と鋭い視点とともに、「本当に自分にできるのだろうか…」と、不安そうな様子もちらほら見られます。
いろいろな気持ちはありますが…何より体験が豊かなので、まずやってみることが大切ですね、ということでそれぞれの役を体験していただきました。
セッションを通して、それぞれが自分のいつもの”クセ”に気が付き、課題を捉えながらも、「これを意識しよう!」とできることもいくつか見つかったようでした。
かおり先生の振り返り
新しく進化した保育コーチングベーシックが、始まりました。
今回アシスタントさせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。
実は、私自身もどのようなコーチング内容になるのかなと、わくわくしていました。
美里先生が、「より実用的に、即、保育や職場、日常に使えるために。」ということで、第1回目は、日常で役立つ4つのエッセンスを中心の講座でした。
4つのエッセンスとは、①認知、②問いかけ③反映④観察・フィードバックです。
美里先生は、普段の会話の中に4つのエッセンスをどのように取り入れるか、例を挙げて説明してくださり、そのおかげで受講生の方々は自分事のように感じとることができ、腑に落ちて内容が理解しやすくなったようでした。
ここで学んだコーチングの内容は、これまでとは違いとても身近に感じられ、受講生の方々も、「こんな感じでやればいいのかな」と思ったことでしょう。
美里先生から4つのエッセンスを教えていただき、受講生の方々は熱心に聴講していました。その熱量は、休憩を忘れるほど。その後、美里先生と私が4つのエッセンスを取り入れたデモンストレーションを行い、受講生の方々に観ていただきました。そして、実践チャレンジを通じて受講生の方々が4つのエッセンスを自分なりに実践し、振り返る機会を持つことで、理解が深まったと思います。聴くだけでなく、実践することで感触をつかんでいただけたことでしょう。
実践をする時、コーチ・クライアント・オブザーバーの役になります。実はコーチをするのがこの講座の目的ではなく、クライアントになるのが重要なポイントです。クライアント体験することで、気づきが生まれるのです。今回受講し、実践されたことで、日常に戻られ職場や生活で4つのエッセンスを活用される場面があると思います。
今回の受講が役立つといいなと感じました。
素敵な時間を共有できて、とても勉強になりました。ありがとうございました。
参加者の感想を一部ご紹介します
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