様々な感情の中にある“豊かさ”に気が付く|保育コーチングベーシック 第3期 Vol.4レポート
感情と向き合ってみて感じることは、今まで、なかなか見てあげられていなかったということかもしれません。持て余していたけれども、感じられるということは実は豊かなことだったのかもしれない…ということなのです。
自分を受け入れ、自分を愛しむこと。感情を解決しようとせずに受け入れる姿勢を自分に持つことができると、周りの人にも、そのような姿勢で向き合えるのではないでしょうか。
頭で考えるのではなく、一緒に感じることのパワフルさに、しみじみ気が付かれるみなさんの表情がとても穏やかで美しいのが印象的でした。
保育コーチングベーシックVol.4を終えて
保育コーチングベーシックVol.4が終了いたしました。3月よりスタートして、月に一度ずつの学びを重ねていく中での4回目は、これまでのチャレンジと気づきをテーマにしたコーチングからスタートしました。
参加者の皆さんは、自然に意識しながら過ごされてきたようで、自然体の中にもコーチングの要素を意識して向き合われているのが印象的でした。
参加者の皆さんの声から
みなさんからは、このような声をいただきました。
「リラックスした状態で学ぶことで、スーッと自分の中に入っていくのを感じました」
「意識の向け方を日常の中で変えてみました」
「つい、わ~っと自分に意識が向いてしまうけれども、その人とどうなっていきたいのか…そんなことを考えられると、見え方が変化するのかな、と感じました」
「ゴールへと導いて差し上げたい、という思いと、今感じていることを大切にしたい、の狭間で戸惑いを感じることがありました」
向き合っていくことで新たな疑問が生まれ、お相手と一緒に作って行くプロセスの面白さを感じられたようでした。
今回のテーマ「感情との向き合い方」
今回のテーマは、「感情との向き合い方」でした。
何か言ってるんだけどな…
そうじゃないんだけどな…
分かってもらえない…
感情にふたをするしかない…
そんなときもあるのではないでしょうか。
悲しい・寂しい・悔しい・あきらめ…などなど、いろいろな気持ちはあれど、私自身も感情は危険物だと思っていた時期があり、翻弄される自分を、持て余していました。
とはいえ、抑えていると、なかなかしんどいものです。どうにかならないものでしょうか…?
それがもしも変わるとしたら…?人生の彩りが変わっていくかもしれません。
感情を味わうという体験
今回は子ども・保護者・上司や同僚との関係性をテーマに、「感情を味わう」という体験をしていきました。
出来事ではなく、ただ、感情に耳を傾ける体験。評価も判断も、いりません。
はじめは不安や戸惑いでざわざわしていた方も、セッションを通して自分自身と向き合う体験をされました。相手に寄り添う体験を通して、「解決してあげなくてもいいんだ」と気が付かれた人もいらっしゃいました。
「自分の感情…イメージしたことがありませんでした」
「はじめは戸惑いがあったけれども…じつは、いろいろなことを”感じていた”ことに気が付きました」
みなさんの寄り添おうとする姿、前進しようとする魂が、美しいと感じました。
リラックスして自分とつながり、子ども・保護者・先輩や上司とのやり取りを一緒につくって行けたらいいですね。