「聴く技術」アドバイスより大切な、相手の可能性に耳を傾ける3つのステップ【2026年3月20日(金) スタート】

保育の現場では、日々さまざまな「対話」が生まれます。 子どもたちの小さなつぶやき、保護者の方の切実な思い、そして共に働く同僚からの「ちょっといいですか?」という相談。

そんなとき、真面目で責任感の強い先生ほど、こんな風に思ってしまいませんか?
「何か良いことを言ってあげたい」
「力になりたい、解決してあげたい」

その優しさはとても素晴らしいものです。けれど、その「解決してあげたい」という熱い思いが、時に意外なすれ違いを生んでしまうこともあるのです。

自分にアンテナが向いていませんか?

相手が話している最中、頭の中で「あの話をしてみようか」「自分の時はこうだったな」と、次に自分が話す内容を一生懸命探してしまった経験はありませんか?

実は、この状態はアンテナが「自分」に向いてしまっています。 一生懸命に考えているからこそ、表情が少し険しくなってしまい、相手からは「あれ?怒ってるのかな……」「私の話、ちゃんと届いているかな……」と、不安を感じさせてしまうことも。

相手が本当に求めているのは、立派なアドバイスよりも先に「今の私の気持ちを、そのまま受け止めてもらえる安心感」であることも多いのです。

関係性を変える「3つの聴き方」

私たちが意識して使い分けることができる「聴き方」には、大きく分けて3つのレベルがあります。場面によってこのモードを切り替えることで、相手との心の距離は劇的に変わります。

  1. 自分の経験と照らし合わせて聴く(内的リスニング)
    相手の話を聴きながら「私ならこうするな」「自分も同じことがあった」と、自分自身のフィルターを通して聴く方法です。日常の雑談には向いていますが、深い相談の場面では、相手を置き去りにしてしまう可能性があります。
  2. 相手に集中して聴く(集中リスニング)
    自分の意見は一旦脇に置き、相手が発する言葉、声のトーン、表情に全神経を集中させます。相手は「丸ごと受け止めてもらえている」と感じ、安心して心を開くことができます。
  3. 場の空気や可能性まで含めて聴く(全方位リスニング)
    言葉の奥にある「本当の願い」や、まだ本人も気づいていない「可能性」にまで耳を澄ませる聴き方です。「この人は、本当はどうなりたいんだろう?」という未来への視点を持って聴くことで、相手の中に眠るギフトが光り始めます。

可能性に耳を傾ける、ということ

「可能性に耳を傾ける」とは、相手を「困っている人」として見るのではなく、「答えを自分の中に持っている、可能性あふれる存在」として信頼して聴くことです。

「何か言ってあげなきゃ」というプレッシャーを手放し、ただ静かに、相手の心に寄り添ってみる。 「そうだったんだね」「それは大変だったね」と、相手の今の状態をそのまま認める(承認する)。

それだけで、相手は自分自身の力で立ち上がり、解決の糸口を見つけていくことがあります。保育者がこの「聴き方」を身につけると、園全体の空気感に「安心の根っこ」が広がっていきます。

こんな思いを持つあなたと一緒に学びたい

対話を通して、お互いの理解が深まり、より良い関係性を築いていくためのヒントを、講座では定期的にお伝えしています。

🌟もっと子どもや保護者の気持ちに寄り添える保育がしたい
🌟チームの中で、お互いを尊重し合える安心感のある関係をつくりたい
🌟まずは自分自身としっかり向き合い、心の土壌を整えたい

もし、今のあなたの中にひとつでも当てはまるものがあれば、それは新しい可能性が開くサインかもしれません。

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あなたと共に語り合える日を心から楽しみにしています🌷

◆保育コミュニケーション協会とは

「大人が輝く背中を魅せる」をモットーに、未来を担う子どもや保護者の一番そばにいて影響力を放ち、家庭を支えている”縁の下の力持ち”である保育者が、心からの笑顔で生きられることで子ども・保護者・同僚に好循環をもたらすことを目指しております。

北海道網走市生まれ。横浜女子短大 保育科を卒業。保育士資格・幼稚園教諭二種免許取得。 横浜市の保育園~川崎市の児童養護施設にて保育に携わる中で、子どもにとって大切な存在である親のサポートの必要性を感じ、退職。 「大人が輝く背中を見せる」ことの重要性を感じてコーチング(米国認定コーアクティブコーチ資格)・心理学・NLPを学び、2007年よりUmehanaRelationsを設立する。 保育の視点を子育て支援に生かすAllAbout「育児の基礎知識」ガイドのほか、子育て支援講座、監修・三幸学園千葉校にて、保育原論・児童心理学等を担当。

大阪での虐待事件の背景に、「一番近くにいる保育士にこそ、コーチングを役立ててもらいたい」と、2008年より保育士向けコミュニケーション講座を定期的に主催。 幼稚園での保護者対応研修・広島での保育士研修・島根県での再就職支援講座等を皮切りに、講師としての活動を開始する。

2011年~2016年までエクレス保育園~認定こども園エクレス保育園部施設長。2019年より保育コミュニケーション協会 代表。保育士キャリアアップ研修マネジメント等担当。

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