気になる子の保護者に伝えるよりも、大切なこととは

こんにちは、松原です。

保育コミュニケーション協会では、4月13日に
「気になる子への対応のポイント、声かけや具体例」
というテーマで
日々保育の中で模索をするかかわり方について、
療育の立場でいろいろな園を回りながら保育者に指導をされている
安達桃子先生をお迎えして、お話をいただきます。

各地でコミュニケーションに関する研修を行う中で
事前のアンケートなどで課題として上がってくるのが
「気になる子の保護者に、どう伝えたらいいのでしょうか?」
~という声です。

保護者にどう伝えよう。

子どもの現状や課題を理解してもらい、
この子にとって今必要なかかわりを園も家庭もが理解したうえで
同じ方向を向いて二人三脚で足並みをそろえていくためにも
保護者へ「気になる現状」を伝えることは
保育者にとっては胃が痛くなるほどに、神経を使う瞬間なのではないでしょうか。

なぜなら・・・

それまでは何げない日常の中で笑い合っていた関係であっても
そのお話をきっかけに 園と保護者との関係性が変わってしまうことを
経験している人が少なくはないからです。

どう伝えればよかったんだろう?

どんなタイミングで?

日頃から関係性を大切にして、慎重に相手の立場に立って
「一緒に」の姿勢で伝えればよかった・・・?

そんなふうに自分を責め、
悩みんこんでしまう方もいらっしゃるかもしれません。

一方で、安達先生は
「保護者に伝えることは、マストではありません」
といいます。
その意図を尋ねると、

保護者は最初は必ず大きなショックを受け、
「受け入れられない」状態になるとのこと。

その後、年齢が上がっていく中で現実と直面する場面が増え
ありのままの子どもの姿を受け入れ、
前を向いていくことができるようになっているのだそうです。

そのタイミングは人それぞれであり、
比較的早い段階で向き合う人もいれば、
お子さんと一緒に人生を歩んでいく中での課題となっていく人もいるそうです。

そういった背景を踏まえて、

「できれば、保護者の理解を得られるのがいいけれども、
 それよりも大切なことがあります。
 それは、この子がこれから先 いろいろな体験をする人生の中で、
 『自分は大丈夫』『自分は大切な存在だ』と感じられ、前に進んでいけるような
 その子自身の存在をポジティブに捉え、寄り添ってくれる大人の存在が大切です」

~とのこと。

そのためには、
クラスの子一人一人のいいところや発達の上での課題を
お互いが認め合い、応援し合えるような
クラスの雰囲気作りが大切だといいます。

では、具体的にはどういうことなのでしょう?

ポイントや、可能性を伸ばすためのかかわり方について
今回の講座の中で詳しくお話を聞いていきましょう。

詳細はこちらをご覧ください↓↓

<安達桃子先生にお話しいただいたうめちゃんねるもお役立てください>

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