【現役保育者の実体験】園内研修とは?保育園でのテーマの例や進め方のポイント!

皆様の務める園で園内研修や会議などを行うと

 

  • 新人保育士さんの発言が引き出せない
  • 新人保育士さんの発言が聞き流されていることがある
  • 職員間で理想や目標を出し合いたいけど、コロナ禍で話し合いの機会自体が持てなくなっている
  • 本来の理想を語るエネルギーややる気が限りなく奪われている空気がある

 

ということが起こっていませんか?

実は、このような状況は当協会のオンラインサロンメンバーさんの園でも課題となることが多くあります。

 

当協会では”より良い園作り”に向けてメンバーさんと共に日々取り組んでおり、

 

◇講座を通して園で実際に活用できるスキルを学び、

◇定期的にスキル強化のトレーニングを重ね、

◇各自が園で実践したこと・園で起こっている課題などをシェアし、

 

上手くいったことも上手くいかなかったことも吐き出しながら、情報交換を重ねています。

そのような積み重ねの結果、サロンメンバーさんの務める園では、

 

  • 日々の保育の中で感じていることを自然とみんなが出し合うようになったり、
  • 看護師さんや栄養士さんからの提案まで話し合いが広がったり、
  • キャリアが違う先生方とのやりとりの中で、それぞれの認識を確認し合えたり、
  • お互いが持つ知識が共有されることによって交代勤務が上手く機能したり、

 

などの好転的な変化が起こっています。

理想と現実のギャップを解消するには?

キャリアや働き方、役割や職種が違うもの同士が集まる園内で、話し合いの場が自然と発展していくことはとても理想的な園の状態ですね^^

 

しかし、このような変化を得る上で多くの方が懸念しやすいのは「自分が率先して意見を出して、みんなを引っ張り続けていかなきゃいけないのではないか」ということではないでしょうか。

 

園を良くしたいと思っていても、自分だけが頑張り続けていくことは辛くなってしまいますね。

 

しかし、園での効果的な話し合いや良好な関係性を構築するためには、自分だけで頑張ることよりも、人に頼ることや保育者の力を借りることの方が大切というケースも存在します。

 

サロンで学んだことを元に”保育者に話すきっかけを与えて聞き役に徹する姿勢を意識するだけで”好転的な変化を起こすこともあるのです。

 

この記事では、現役の保育者が学んび実践した「園内研修の事例」について細かくご紹介します!

 

  • 学ぶことによって園が良い方向に変化するって本当なの?
  • 学ぶと園でどんな変化があるの?
  • どう取り組んだら好転していくの?

 

などと興味のある方はこの記事からヒントを得てみてください^^

サロンメンバーが園の問題を解決するために取り組んでいる方法や知識も公開していますので、最後までお見逃しなく!

サロンでの学びから好転した”園内研修”の実例

オンラインサロンでは、月ごとのテーマに沿って学びを深めております。

サロンメンバーさんは、テーマから学んだことを園で実践しサロン全体で情報をシェアしてくださいます。

職員同士の話し合いの場や園内研修における課題を感じている保育者の方にとっては参考になるでしょう!

【サロンのテーマと園での実践内容】

オンラインサロン”リリー会”の今月のテーマ『園内研修』。
自園では「園内の保護者さん向けの書類」についてをテーマに園内研修を行いました。 

【園で起こっていた課題】

書類の受け渡しや意味合いなどの理解が先生方それぞれで曖昧さが見られていました。

【話し合いの流れや実践内容】

  1. 先生方から雑談をしていただく。
  2. お互いに書類の内容や実際の保護者さん対応で感じていることをだし合い、確認し合い、教え合いを行う。
  3. 新人さんからの「実は聞いて見たかったんです♪」という呟きを拾い、話題を広げていただく。
  4. 美里先生から学んだ「頷いて聞いてくれたら嬉しい」をパクリながら、間違い探しではなく、認識の違いに気づけるように耳を傾ける。
  5. 「認識の違いがある部分があっても、みんなで情報の共有を図ることでどんな良いことがあるかをイメージして話し合いましょう。」と、ファシリテーターとしての役割を実践する。

【園内研修の結果】

  • キャリアが違う先生方とのやりとりの中で、それぞれの認識を確認することができた。
  • 認識の違いに気付きあうことで、伝える難しさ、伝え方まで話し合いが発展した。
  • 看護師さんや栄養士さんからの提案まで話し合いが広がり、園内の構造の質の成長が感じられた。
  • みんなで話し合えたことによって、お互いに持っている知識の共有ができた。
  • 知識の習得によって実践に活かしていくことができるようになると、先生方にとって安心して仕事ができる要因になった。
  • 園長先生も成長を感じて下さり、連休中の交代勤務が上手く機能するのではないかと嬉しい言葉をいただけた。

 

情報共有を受けてメンバーさんからの感想や疑問

サロン内で園での取り組みをシェアしてくださったことで、

そのほかのメンバーさんの園における新たな課題が見えてきたり、どのように解決すべきか?という問いかけが生まれたり、前向きな意見交換がされました^^

サロン内のチャットでは日々情報交換がされていますので、あなたの園でも起こっていることが解決されるかもしれませんね^^♪

 

晴代先生の取り組みがすごすぎて、素敵すぎて…
きっと依然の私だったら、「どーせ、私なんてできないわ」とマイナス感情満載だったと思います。
私は私。私もできることから始めようと思います!

 

素敵な実践をされていて、しかもきちんと手応えのある結果に繋げていらっしゃる。さすが晴代先生!凄いなーと思います。
そして、園内研修が出来ている時点で羨ましいです・・・。
コロナ禍で話し合いが避けられています。どう解消したらいいのか、どなたかいいアイディアがありましたら、教えて頂けませんか?

やはり感染が怖いという場合もありますよね…。
もしかしたら、①理想の状態②現状③必要なプロセスを考えてみると、アイデアがポンと浮かんでくるような気がしました!

 

皆様から認めていただけるなんて嬉しいです。
実は今に至るまでは時間がかかりました。子どもたちのためにという変化に保育士さんは以外と抵抗が強く、また、コロナ禍と重なると勇気ある一歩がさらに不安が重なるように思います。

私が必要だとわかったプロセスは、
・子どもたち、先生方について考えて保育をしている方を日々の保育の姿から探す。
・そして意見を交換しながら、目指す園のあり方に向かうように力を貸してほしい仲間を少しずつ広げていく。
・そのために育成が必要。本来なら私の仕事だったものを手伝ってもらい、ファシリテーターをお願いして保育の現場で活躍していただけるようにする。

今はファシリテーターを何人かの先生方ができるので、サロンのように先生方の集まるタイミングと人数で分かれてやっています。
私は見守るだけです。パワーバランスもあるので、少数意見はとても大切にもれないように気に止めています。

先生方ありがとうございます。

保育士をしている人は、感性が豊かで、このどんよりから受けるダメージが実は大きいのかもしれません。  

今は、本来の理想を語るエネルギーが限りなく奪われつつあります。何か些細な事が起こると、なんで?誰のせい?〜だから、と、心が動き易くなっているような・・・。

 

答えだけ欲しがる後輩、答えだけを伝える先輩。

保育コミュニケーション協会に参加させて頂く前の私は、答えだけを言う先輩でした。正しさをかざして。

もちろん経験も解決したい問題の解決した感覚も違うから、答えはただの押しつけをしているのに、気づかない私は、なんでできないの?の展開に。

そこで今は、話を聞いて聞いて質問しています。ヒーローインタビューをイメージして。監督気分で松竹梅というコースを作り、私の経験談を話します。

私の話からやってみようと思ったことが何かあったかを聞いてみて、やってみた振り返りを一緒にしています。

繰り返しやっていくうちに、答えだと思っていたことは変化していくという経験をしています。

アナウンサーになったり、監督気分を味わっています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

サロンメンバーさんの取り組みや情報共有によって「わかる!私の園でも起こっています!」「なるほど…私の園でもやってみようかな?」と感じられたことがたくさんあったのではないでしょうか^^

今回の内容で重要となるポイントをまとめますので、ぜひあなたの園でも活かしてみてくださいね♩

 

【より良い園作りに向けて円滑な話し合いを設けるためのポイント】

  • 先生方から雑談をしていただく。
  • 「認識の違いがある部分があっても、みんなで情報の共有を図ることでどんな良いことがあるかをイメージして話し合いましょう。」と、ファシリテーターとしての役割を実践する。
  • 「頷いて聞いてくれたら嬉しい」を実践する。
  • 間違い探しではなく、認識の違いに気づけるように耳を傾ける。
  • パワーバランスに気をとめて、少数意見が漏れないように配慮する。
  • 新人さんからの「実は聞いて見たかったんです♪」という呟きを拾い、話題を広げていただく。

 

【園での課題に対して必要な取り組み】

  • ①理想の状態②現状③必要なプロセスを考えてみる。
  • 意見交換しながら目指す園のあり方に向かうように力を貸してほしい仲間を少しずつ広げていく。
  • 本来なら私の仕事だったものを手伝ってもらい、ファシリテーターをお願いし、保育の現場で活躍していただけるよう育成をする。
  • ヒーローインタビューをイメージして、話を聞いて聞いて質問する。
  • 私の経験談を伝えてみて、やってみようと思ったことを聞いてみて、やってみた振り返りを一緒にする。

 

最後までお読みいただきありがとうございました^^
ぜひ皆様の園でもご活用ください!もし気になることなどありましたら、SNSやここに気軽にコメントくださいね。

 

その他にも話し合いの場作りや良好な関係性を構築するために意識すべきことはいくつかありますので、そのほかの記事やYouTube、SNS、公式ラインなどで情報をGETしてみてください↓

 

まず、自分が園の魅力を知ることから【オンラインサロン リリー相談会】2023年3月レポート

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