【新年度の今だからこそ考えたい】保護者との関係性を深めるために。研修開催のご案内
新年度が始まって、早くも1か月が経ちました。
子どもたちとの関係づくりに向き合いながら、保護者の方々とも信頼関係を育んでいくために、日々奮闘されていることと思います。
園での様子を保護者に伝え、安心してお子さんを預けてもらうために、
丁寧な言葉選びや心配りを重ねてコミュニケーションを取っている方も多いのではないでしょうか。
まずは、毎日の保育と細やかな対応、本当にお疲れ様です。
特に新年度は、体制も変わり、初めて出会う保護者も増える時期。
「どう接したらいいのだろう」
「うまく関係を築けるかな」
と、不安や緊張を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
もしかしたら、保護者の方々も同じように、不安な気持ちを抱えているのかもしれませんね。
そんな中でも、笑顔で寄り添いながら、お子さんのエピソードを伝えることで、
少しずつ安心感を育て、信頼関係を築いていく──
きっと、そんな温かなやりとりの積み重ねを感じている方も多いことと思います。
一方で、保護者が思い描く保育者への期待と、私たち保育者が大切にしている思いや願いとの間にすれ違いが生じ、戸惑いや難しさを感じる場面もあるかもしれません。
ここで、私自身が経験したエピソードをひとつご紹介させてください。
小さなすれ違いから気づかせてもらったこと
0〜2歳児クラスでは、登園後、保護者の方に身支度をしてもらう形をとっていました。 特に新年度は、子どもたちも不安いっぱい。 だからこそ、保護者がそばで支度をしながら安心させてあげているのだと思い込み、私は「身支度が終わってから子どもを預かるのが良い」と考えていました。
そんな中、入園から2週間が経った頃、役所を通じて上司に連絡が入りました。
「保育者が近くにいるのに子どもを預かってくれない」
「話しかけようとしても、私語をしているように感じる」
この言葉を聞いたとき、私は保護者の思いをもっと考えなければいけないことに気づきました。
「手洗いが終わったらすぐに子どもを預けたい」と思う方もいれば、
「子どもと一緒に身支度をしてから預けたい」と考える方もいる。
保護者の立場に立ってみると、それぞれの状況や気持ちがあることが見えてきたのです。
この出来事から学んだのは、その都度、保護者の意向や気持ちを丁寧に確認しながら、
子どもを真ん中に置いたコミュニケーションを重ねていくことの大切さでした。
保護者一人ひとりの思いに寄り添うために
皆さんの園にも、いろいろな思いを持った保護者がいらっしゃることと思います。
今回の講座では、
「我が子をもっと見てほしい」
「自分のことも気にかけてほしい」
「育児の悩みを誰かに聞いてほしい」
──そんな保護者の方々の思いをいくつかご紹介しながら、
🌸 保護者の気持ちに寄り添うためのアプローチ
🌸 多面的に思いを捉え、コミュニケーションしやすくなるコツ
を、ワークを交えながら体験的に学んでいきます。
保護者とのコミュニケーションに悩んだとき、
「どう伝えたらいいのだろう?」
「信頼を築くには、どんな関わり方があるの?」
そんな問いに向き合いながら、一緒に考えてみませんか?
一人で抱え込まず、みんなで学び合いながら、少しずつ、確かな関係性を育んでいきましょう。
実践的なヒントを見つけ、日々の関わりをより充実したものにしていくきっかけになれば嬉しいです。
📝研修のご案内
📅【開催日】2025年5月18日(日)20:00~22:00
💻【場所】オンライン(Zoom)
🌿【対象】保育者・保育関係者のみなさま(どの立場でも歓迎です)
💰【参加費】一般:3900円 (税込:4290円)
無料Line会員・ご紹介:3800円 (税込:4180円)
オンラインサロン会員:3700円 (税込:4070円)
🔗 詳細・お申込みはこちらから
👉 新学期に知っておきたい 保護者とのコミュニケーション
保育者の想いと、保護者の願いが、少しずつ重なり合っていくように──
対話の種を一緒にまいてみませんか?🍀
📚研修内容
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私たちが育った環境を振り返る
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子育て支援の現状を知る
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保護者のニーズを読み解く視点
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「要望」を「リクエスト」として受け取る工夫
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気持ちに寄り添うコミュニケーションの姿勢
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相手に伝わる“伝え方”の工夫
“ルールを伝える”ではなく、“思いを届ける”
そんな関係性づくりに向けて、少し立ち止まり、考えてみませんか?
あなたの現場での声を持ち寄りながら、一緒にヒントを探していきましょう。
きっと、明日からの関わりが少し変わって見えるはずです。
<講師:認定ファシリテーター講師>
宮嶋 順子
川崎市、新潟県内の公立保育園・幼稚園で働く中で、教育委員会の事務の仕事にも携わり、人との繋がり、コミュニケーションの大切さを感じる。
以降、クラス担任の他に、フリー保育担当として各クラスのサポートをしたり、一時保育や要配慮児の保育に取り組んだりしながら、子どもや保護者に寄り添う仕事に携わっている。
様々な思いをもつ保護者との関わり方に悩んだり葛藤したりしていく中で、保護者の思いに寄り添うことの大切さを感じ、日々のコミュニケーションの中で実践している。
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