シフト作成がストレスに..?悩みと8つの取り組みをご紹介!

 

突然ですが、皆さんの園での『シフト作成』は、どのようにされてますか?

シフトを作る側ではなくても「シフト作りって大変そう、、」ということは、なんとなく感じますよね。

実際の現場では

  • 我先に!!!と勤務希望を入れる方がいたり
  • なんかいつも私だけ大変な時に勤務になってない…!?となってしまったり
  • シフト作成後に勤務変更の希望が相次いで出たり、、、

いろいろな状況が存在しています。

「働きやすい職場作り」や「働き方改革」に伴って、みんなの希望を通したい気持ちと、人手不足の現状に挟まれて悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今日は、サロン内で共有された「シフト作り」「働きやすい職場作り」にまつわるお話をシェアさせていただきます。

サロン内での情報共有からヒントを得る機会にしてみてくださいね^^

シフト作りで「ピリッと」なってしまう…

現場では「働き方改革」として多様な働き方が受け入れられる中で、良い部分もあれば、難しくなってしまっている部分もあります。

それは、職員それぞれの家庭の事情やライフスタイルの変化が存在しているからではないでしょうか。

  • 産休・育休制度の活用
  • 子育てや介護との両立
  • 正社員、パート、アルバイト、時短など多様な働き方
  • 残業や土曜日出勤の可否

ワークライフバランスを考えた時、シフト調整は仕方のないことではありますが、課題となっているのはシフトの話になるとピリッとなってしまう園での空気感や希望を言い出しにくい雰囲気、偏りではないでしょうか。

現場で起こっていること、感じていること

  • 休み希望があれば調整するようにしている。でも、反対の立場のときは「なんで休みの調節しないのか?」と言われ、シフトの話になるとピリピリしてしまう。
  • この日お休みくださいっていうのって勇気がいる。
  • 休みが多い曜日はヘトヘトになります。残業もや土曜日勤務の振替もあると目が回ります。
  • 今は、休み希望が通りやすい雰囲気作り、どのような立ち位置でもほぼ平等に作成することに精一杯なので、周りの意見にピリピリしてしまっています。

サロン内では、「どうやったら上手くいきますか?」という問いを通して、各園での取り組みや「理想の園作り」について情報交換されました。

風通しの良い雰囲気、立場問わず意見が言いやすい空気作りなど、各園で工夫されている取り組みについてご紹介します。

各園での「働きやすい職場作り」への取り組み

 

情報共有される中には、「全員平等にシフト希望は全て通る。」との園も見られました。

それぞれの園で状況に違いはありますが、自園でも取り掛かれそうな「各園の工夫」を吸収できたのではないでしょうか^^

【各園での取り組み】

  • 2人以上休むと回らなくなってしまうので、休み希望は1日2人までです。2人以上の休みが重なった場合は私も主任業務を置いてクラスに入って保育していました。
  • 期日を決めて、前もって休み希望を取ります。クラス内でも休みの時はきちんと話して貰います。休みが重ならないようにしたり、他のクラスで調整したり。
  • それぞれ皆さん都合があるので、人手がなければ、副園長、園長先生も保育に入っています。
    休むのはお互い様。出勤している職員で頑張ろうって雰囲気が見られています 。
  • うちは、シフトプラスボードを用意して「誰が休みか。午後の保育要員で足りない時間は?」と、わかるようにしています。それを見て職員もこの時間フォローして下さいとか、自分のクラスが病気で休みが多い時は他のクラスに「フォローに入りますよ!」なども声掛け合える体制が作られて、若手がそのボードを使って「どうしよう?」と考えるようにもなりました。
  • 私もシフト作成を行なっています。新年度に1年分の公休日を計画します。土曜日の勤務、行事を一目で見てわかるように作成します。公休2名のフリー対応にプラス2名だと充分対応できる事や、イエローゾーンといって発表会や学年度末の繁忙期も年度当初に伝え、その中で休みの希望を聞いて対応します。
    気持ちよく休みが取れるように、育成内容にも取り入れ、産休、育休制度と働き方改革を同時に進行させています。
  • シフトだけをみてしまった時期から、働き方を見直して書類のスリム化、園務分掌の見直しを行いました。
    教頭、主幹保育教諭、副主任と園長から下の管理職を今年は増やして、管理職の仕事の分配をはかります。誰かしかできない仕事から支えあうあり方にシフトしていこうと考えています。
  • お疲れ様です。うちの園では20代から60代までいろいろな状況の方がいらっしゃいます。
    今年度から固定シフトの方と変動シフトの方と両方になったのでシフト作りは未だカスタマイズ中です(笑)
    パートの先生方はもちろん、家庭のある方も独身の方も有休希望が出しやすい職場なので「お互い様。大丈夫だよ〜」な関係作りと、困ったら相談できる仲間でありたいと、日々アンテナを張りつつ、皆さんに助けてもらっております。
  • フリーの人のサポートもありがたいですし、リーダーさんたちが休憩の順番などを一緒に考えてくださるので、一人でシフト作成に頭を悩ますことは減りました。あと、正職員は自分がお休みの日の1日のシフトを作成することで、助けられたり次に他の人を助けたりする姿に繋がっているようにも思います。一人で抱えると頭がパンクしてしまうのである程度ベースを作ったらあとはみんなで考えましょ〜な感じです。
  • うちは公立園で、主査(主任)がシフトを作ってます。フロア会議で大体の主要メンバーが集まったときに、一月の行事や研修、時間外保育の先生のお休み対応などなど皆んなで確認します。
    「誰か入れる人?」って感じで皆んなでワイワイやってて「あ、そこ私休みだ!いいよいいよ、私できる!」とか「前の日早番で次の日ヘルプじゃ疲れちゃうから私がやりますよ」とか所長、主査も含めやりとりしてます。
    これをやり始めてから誰かのお休みも行事前後のバタバタの忙しさも皆んなで分配されて雰囲気は明るくなり言いたいこと言える雰囲気になってきてます。

 

これらの共有内容をまとめると、このようになります。

  1. 状況に合わせて、主任・園長なども保育へ加わる。
  2. 休みの時には、各自が受け持ちのクラスや他クラスで話し合いを設け、調整してもらう。
  3. 職員全員が、1日の職員配置がわかるようボードを設置することで、協力体制が生まれる。
  4. 年間の公休日や繁忙期を一覧にして育成にも取り入れることで、見通しが立ち、気持ちよく休みを希望できる。
  5. 書類の簡素化、園業務の役割分担、管理職の増員によって、みんなで手分けできる体制を整える。
  6. 声をかけあえる、協力し合える環境を作るためには、日頃からの関わり方が大切
  7. 自分がお休みの日のシフトを自分で組むことよって、助け合いをお互いに認識していけるようになる。
  8. 現在のシフトの状況や今後の行事などを含めた見通し、1日の休憩の順番などをみんなで確認する時間を設けると、協力体制が作られる。

 

いかがでしょうか。

『シフトの話』となると、新人さんは希望を言いにくかったり、ピリッとする空気感があって「助けて」が言えなかったり、立場や状況、価値観や性格も絡み合っていて、デリケートな部分が多いですよね。

「助け合いや思いやり」ももちろん大切ですが、統一したシステムとして作り上げることも、現場の雰囲気を良くするカギとなります。

皆さんの園でも、ぜひ、試してみてはいかがでしょうか♪
困ったことや上手くいったことなどあれば教えてくださいね^^

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最後までご覧いただきありがとうございました!

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