新人と現場の認識を埋めるには?~新人さんは何を感じている!?目線を合わせるコミュニケーション
「えっ、そんなことも言わなくっちゃ分からない!?」
「どうして、動いてくれないんだろう…?」
「思いやりが足りない…。」
~なんて、もやもやすることはありませんか?
もしかしたらそれーーー
・何をしたらいいのかわからない
・全体像が見えていない
・おろおろしてフリーズしている
~のかもしれません。
こんにちは、保育コミュニケーション協会 松原です。
6月7月と、新学期に入り頑張ってきた新人さんたちが
立ち止まり、今感じていることを分かち合いながら 明日へ向けての一歩を踏み出す
新人研修を担当させていただきました。
その中で、「ああ、新人さんたちはこんなことを感じているんだなぁ~。」
…と感じたことを取り上げて、
冒頭で全体共有をさせていただいたところーーー
前のめりになり、真剣な面持ちで聞き入っていた人。
涙目になり、ご自身の課題と対峙されていた人。
ヒントを得たい、とメモを取り始めた人。
~様々いらっしゃいました。
きっと、新人さんたちを支えていく側の方にも役立つ目線ではないかと思いますので
目線を合わせて支えていく一助として、
「こんなことを感じているのかもしれない…」という参考になさってみてくださいね。
新人さんの感じていること
- 仕事は楽しい!
- 新任のため分からないことが多くスムーズに場を回せない。
- 子どもたちに舐められているときがある。
- 子どもに対しての接し方の正解とは?
- 気分が乗らない子等の子どもへの接し方?
- こなさないといけない事が沢山あり大変。
- 助けてくれる仲間への感謝
- 注意しても聞いてもらえない
- ケンカをしている時の声掛けゃ対応について悩んでしまう
- 職員間でのコミュニケーション:言いにくいことを伝える方法
- ストレスをためない方法を知りたい
- 先輩たちの動きで自分が棒立ちになってしまうことが多く
「替わります。」などの言葉掛けができない自分に情けなく思う。
- あまり話すことがない職員との距離の縮め方
- 活動が同じようになってしまう
アレンジの仕方、空き時間にできるものを知りたい。
- 効率よく仕事をする方法は?
- 支援児を含めた子どもとの関わり方
- 自分に自信が持てるようになりたい。
- メンタルコントロール、言葉がゆっくりな子への関わり方
- 忙しそうで、質問しずらい
- すること・覚えることがたくさんあり、視界が狭くなり悪循環。
- 保護者に伝える際に気を付けることとは?
なるほど…。
こういったことで、悩んでいるのかもしれませんね。
だとしたら、ぜひ
「○○というのは、こういうことなんですよ。」
~という、見えている世界や意図の共有
「この場面では、こんなことがありましたね」
~という、場面の振り返り
「○○ちゃん、こんなことがあったんですよ。」
~といったエピソードの共有などを通して
物事の捉え方・ご自身がされている工夫・見通しを持った目線など
分かち合っていってくださいね。
…とはいえ…実際に自分が伝えるとなると
「なんて言葉にしたらいいのだろうか?」
…と、言語化に戸惑ってしまったり。
「これって、こういうこと!?」
…と立ち止まってしまったり。
意外とそれが、難しいものかもしれません。
また、関係性があることを踏まえて、第三者から伝えてもらった方が
すんなり入るということもあるかもしれません。
▼動画講座
「新人のための保育ステップアップコース」をお役立てください。
担当講師:松原美里
横浜女子短大 保育科にて保育士資格・幼稚園教諭二種免許取得。保育園・児童養護施設にて保育に携わる中で子どもを支える大人のサポートの必要性を感じ、コーチングを学ぶ。米国認定コーアクティブコーチ資格取得。All About「育児の基礎知識」元ガイド。認定こども園 エクレス(保育園)施設長を経て、現在は日本各地で保育者(新人・中堅・リーダー・主任・マネジメント)研修・監修・ファシリテーター講師養成・保育コミュニケーション協会 オンラインサロンの運営等を行う。
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