園長の本当の役割とは?ーーー大局的に捉え、職員と連携して園を運営していくこと

「私が園長に!?
 無理です!!
 やったこともありませんし、
 自信がありません・・・。」

~これは、私自身が 
 園長(施設長)の打診をいただいた時の反応でした。

「誰だって、最初はやったことがないんだよ。
 やりながら覚えていけばいいから。」

 ・・・そして、恩師に相談をする中で
 「あなたは子ども・保護者・
  そして保育者にかかわりたいと願ってきたでしょう。
  それをやらせていただける機会を戴けたと捉えてみたら?」

 人生の中で、「あの時、チャレンジしておけば・・・」という後悔は、したくない。
 
 2010年年末。
 一世一代の勇気で飛び込む気持ちで、
 「勉強させて下さい」と、初めての園に入職させていただくことになりました。

 とはいえ・・・「何をしたらいいのでしょう?」
 引き継ぎでは、書類の場所や書き方を教えていただき、
 朝、印鑑を押すところからスタート。
 初めての職員達とのコミュニケーションにどきどきしながら
 「人が足りないので、フォローにはいって下さい」
 ~といわれるままに各クラスにフォローに入り・・・。

 気がつけば、初年度の退職意向は8人。

 えっ、求人票を出しても、人がいない!?

 上司からは5年計画を出すようにといわれるものの
 何をどう捉えて、少子化に向かう中で、
 どう戦略を立てたらいいのか・・・
 

 お金も人もない中で、保育の質に関しても、保護者からお声をいただき。
 研修に行くほどに、現場の課題が浮かび上がるものの
 現場に新たな提案をすると、反発が起こるーーーという中で途方に暮れる私でした。

 いま思うと、お役目はいただいたものの
 そもそも何を求められているのか?
 どう振る舞ったらいいのか?
 その後の物事の考え方・捉え方などが
 保育園・児童養護施設職員としての「プレイヤー」の目線のままで
 園長としてのマネジメントが全く見えていなかったのでした。

 

 プレイヤー/リーダー/主任としての視点と、
 園長/施設長としての視点で大きくちがうところは・・・?

 というと、園長には園の未来を背負う責任があるということです。

 5年後・10年後・・・この少子高齢化に向かう社会の中で、
 どんな園でありたいか?
 

 そのためには、こういったことを理解し
 未来へ向けて仮説を立てていくことが大切です。

Q. 地域性・環境・資源・魅力・課題は?

Q. 子どもの数の推移・人口の流入・流出は?

Q. 子どもたちに、どんな体験をしてもらいたい?

Q. 豊かな園運営のためのキーパーソンは?

Q. キーパーソンとの関係性を育むために出来ることは?

Q. 長い目で見た子ども・保育者確保のための発信とは?

Q. 子ども・保育者が伸び伸びと過ごすことが出来る環境を、どう作るか?

目の前の日常とともに、大局的な流れを俯瞰的に捉え、

短期的・中期的・長期的な目線で戦略を立てつつ
主任や職員とともに子どものための未来を創っていく協力態勢を育むことが
本当の意味での園長のお役目なのではないでしょうか。

私自身も
個人事業主時代の事業構築勉強会やコーチングの仲間・恩師に学ばせていただく機会を
継続して持つことができたお陰で暗中模索の中でも、
なんとか前に進むことが出来ました。

当時の私のように暗中模索をされながら
がんばっている園長先生をサポートさせていただけたらということ
今回、園長のためのマネジメント研修を企画させていただきました。

ピンと来た方、お役立て下さい。

園長のためのマネジメント研修 3月20日開催
▼詳細はこちらから
https://hoiku-communication.com/schedule/encyomanagement20240320/

 

コメントを残す