「見る」「動ける」保育者研修・人間関係が円滑になるポイント 報告・追加開催のご案内

6月7日に、保育コミュニケーション協会にて
・新人保育者向け 「見る」「動ける」保育者研修
・人間関係が円滑になるポイント
~を開催いたしました。

第一部:新人保育者向け 「見る」「動ける」保育者研修

<当日の流れ>

 1.保育における「子どもの動き」は「主役の動き」

 2.子どもを「見る」力を養う子どもへのかかわり

 3.動画から子ども・保育者の動きを読み解く

 4.「動ける」ための連携とタイミングの見極め

子どもと過ごす日常の中で、同じように場面を「見て」いても、
見えているようで注目していることや捉え方が異なると
立ち位置も振る舞いもアイコンタクトも変わってくる・・・ということがあります。

保育の暗黙の了解であり、「あの時どうだった?」と振り返りをしたときに
初めて気が付く“視点のちがい”でもあります。

責めているわけではないのですが、
同じ言葉を使っているようで、実は前提が共有できていないと
自信を無くして落ち込んでしまう・・・ということもあるかもしれません。

第一部では、保育の場面にありがちな日常の一場面を動画から読み解き、
「これは、どんな場面か?」
「子どもたちは?」
「保育者は何をしていたか?」
~など、ディスカッションを交えて振り返りました。

何人かで気づきや視点を分かち合うことで「場面を見る」すそ野が広がり、
じつはとても情報量が多く、気を張っている状態の保育者の配慮に気が付く時間となりました。

<参加された方の声を一部ご紹介します>

動画を見て、他の方の視点や気付きも聞けて、
私は個の保育はなんとかできるけど、広い視野が苦手なことも知りました。
これから新人らしく、わからないので教えてくださいということを恥ずかしがらずにやっていきたいです。

同じ立場の方と話せ、どこも新人教育に時間も手間も掛けられない事が分かった。
研修という橋渡しがなければ指導の意図も吸収も難しい。
研修システムを広げるべきと痛感した。

子どものエピソードを話すことが、関係性にプラスになる・・・というのが印象的でした。

チームワーク。新人だから受け身でしたが、
自分のあの時の行動で良かったのか、どうするべきだったのか、
その都度確認して、他の先生たちはどうして欲しかったのか、
自分から聞いても良いということを知りました。

自分では気づかなかった視点や考え方に触れることができ、とても参考になりました。
物の捉え方、表現の仕方ひとつで、ガラッと考え方や印象が変わることに気づけて良かったです。

「◯◯やってください」と言われたときに、「やったことがないので、わかりません」と言うよりも、
「はじめてなので教えてください」と言うことで、相手に自分のやる気も伝わるし、
相手にもこの人にこれ教えて良いのね(いやじゃないのね)ということが伝わるということに気づけて良かったです。

明日から実行できることばかりで、自分が変わることが大切だと気づきました。

 

第二部:人間関係が円滑になるポイント

<当日の流れ>

 1.園内の人間関係とは

 2.園内の空気感を客観的に捉える

 3.人間関係を円滑にする4つのポイント

 4.明日への一歩

第二部は保育者の人間関係をテーマに、
数年の先生~ミドルリーダー・主幹・園長といった立ち位置の人が
それぞれの視点から日々感じている葛藤・園で起こっていることを
図に書き出す中で振り返っていきました。

小部屋に分かれて2人ずつでお話することで
お互いの立場からの見え方の違いに気づきが生まれたり、理想の状態を思い描く中で
「立場や背景は違えど、目指す景色は一緒」だと気が付く感動的な場面もありました。

では、そういった状態を実現していくためには―――どんな工夫があるといいのか?
~ということで4つの視点から単語のワークを分かち合いながら
コミュニケーションの工夫を見つめる中で
「これならできる!」をそれぞれが見つけていく すがすがしいひと時となりました。

<参加された方の声を一部ご紹介します>

どの立場にも悩みや苦労が多いことを実感。こういう場に参加することで、相手への思いやりが出来ると思う。

悩みは同じでも、感じ方、価値観、視点はそれぞれで、全てを受容していける先輩を目指そう!と思う。

伝えるより聞くことの大切さを教えていただきました。

頭垂れるほどの稲穂かな、が印象に残りました。

人間関係というテーマのもとで、現状確認、理想、願いを叶えるためのプロセスと心持ちを
一つ一つ噛み砕いて考えることができました。

さまざまな立場と年齢の人の集まりがこんなに興味深く心地よいものだと今まで感じたことがなかったです。
とてもいい意味で不思議な感覚が残っています。

* * * * *

今回の二つの講座、
それぞれ「参加できないけど、気になる…!」というお声をいただき、
追加開催をすることにしました。



<詳細はこちら、お申込みはこちらをご覧ください>

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