ソフト面の足並みを揃える真ん中には、理念を【リリー相談会】2024年8月レポート

保育にハード面とソフト面があるとしたら…。
(※ラーメンの麺の堅さではありません)

園舎や機能/仕組みなどはハード面、中にいる人や関係性/コミュニケーションなどはソフト面、と捉えることができるのではないでしょうか。

保育コミュニケーション協会オンラインサロンでは、松原が全国各地の研修を通じて気づいたことや感じたことをシェアしながら、リーダーや管理職の方々がそれぞれの保育園で抱えている課題を、対話によって深めていく「リリー相談会」を開催しました。

前半では、松原が最近の研修を通して改めて感じた「ハード面」と「ソフト面」に関する気づきを共有。特に、利便性を向上させるハード面の重要性に触れながらも、それが逆に保育現場での新たな要求を生む可能性について問いかけました。

便利になったのは何のためか…?と考えると、子どもを中心に据えた連携や、園としての価値観の共有と落とし込み。やはり、大切になってくるのはコミュニケーションなのではないか。みなさんにとってのソフト面とハード面のバランスは?この問いを起点に、各メンバーが自身の現場で感じているテーマを持ち寄り、深く考える時間となりました。

後半では、今月のプレゼンターから「保護者とのコミュニケーションを通じて見えてきた課題」が共有されました。「コロナ禍を経験する中で、伝えているつもりだったが、実際にはどう受け取られていたのだろう?」「本当は何が起こっていたのだろう?」というテーマに対して、保育者同士のモヤモヤを共有する場となりました。

ブレイクアウトルームでは、「聞いてはいても、腑に落ちていなかったのかもしれない」という疑問や、「理解した思っていた内容が、時間の経過や状況の変化とともに再浮上してきたのかもしれない」という意見が出されました。

「言ったつもり、伝えたつもり」が実際には十分に伝わっていなかったり、親御さんの表向きの反応と本音が違っていたりすることもあります。そのため、保育の「理念」「主軸となるもの」が曖昧になると、解釈にズレが生じてしまう可能性もあります。

『誰のための保育をしているのか?』という根本的な問いに立ち返り、子どもを中心に据えた保育の理念を再確認すること。そして、保護者とのコミュニケーションを通じて日々その理念を共有し続けることの大切さを、改めて強く感じました。


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