子どもを真ん中にした保育「保護者とのコミュニケーション」レポート

子どもたちを真ん中に据えて保育を進めていく中で、
実はとても大切なキーパーソンとなるのが「保護者」という存在です。

保育者として「よかれ」と思って伝えたことでも、相手にはそう受け取ってもらえないこともある――
そんな経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。

「寄りそうって、どういうことなんだろう?」
「自分がしてきたかかわり方、あれでよかったのかな?」

そんな思いを持つ方々と共に、この日は認定ファシリテーターの宮嶋順子講師が講座を担当。
“保護者とのかかわり方”をテーマに、2時間の学びの時間が始まりました。

講座では、保護者の立場になって考えてみることからスタート。

「お迎え時間がみんな違う中で、他の保護者とつながるのが難しい…」
「不安になると検索はできるけれど、情報が多すぎて逆に迷ってしまう…」
「相談したくても、誰に話していいかわからないのかもしれない…」

そんな“親としての不安”を抱えながら、日々子どもと向き合っている保護者の姿が見えてきました。

受講後の感想では、こんな声も寄せられました。

「ちょっとしたねぎらいの一言で、保護者の心がふっと軽くなる。そんな橋渡しができる保育者でありたい」
「日々のやりとりの中に、実は大切な“気づき”や“ニーズ”が潜んでいたことにハッとした」

入園式や日々の送り迎えなど、保護者との接点は日常の中にたくさんあります。
だからこそ、ふとした言葉や関わりが、思わぬ心の支えになることも。

宮嶋講師のまっすぐでユーモアたっぷりのエピソードを交えながら、参加者それぞれがご自身の日常を振り返る時間に。
最後には「明日から、こんなふうにしてみよう」と前向きな表情がたくさん見られたのが印象的でした。

▼今回の「保護者とのコミュニケーション」研修の詳細はこちら
https://hoiku-communication.com/schedule/parentscommunication/

これまではアシスタントとして支えてくれていた認定講師の皆さんも、少しずつ講師としてのご登壇の機会が増えてきました。

これからのご活躍が、とても楽しみですね!