こんにちは、保育コミュニケーション協会 代表の松原美里です。
保護者とのやり取りに不安を感じている方・かかわり方を模索されている方・
昔と変わってきた保護者のあり方をどう捉え、向き合っていけばいいのか…
モヤモヤされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新学期が始まり、新しいクラス・学年がスタートする時期。
子どもにとって、大切な存在である保護者とのコミュニケーションを通して
関係性を新たに構築していくための、良いチャンスかもしれません。
じつは私は、入職するまでは、子どもとのやり取りをイメージすることはあっても、
保護者とのやり取りまでは正直イメージができずにいました。
そのため、いざ朝の受け入れで保護者と向き合う時間が増えるにつれて
「私はどう思われているんだろう…。」
「子どもも産んだことがないのに、任せられない…と思われているのでは?」
…と、不安で仕方がなく、呼吸が浅くなり、目が泳いでそわそわしてしまうという
ちょっぴり怪しい保育者でした。
今思うとーーー心の矢印が相手ではなく、自分に向いていたのかもしれません。
保護者は、私たち保育者を「プロ」としてみてくださっています。
子どもにとって大切な保護者と一緒に子育てをしていくためには、
子どもを真ん中にしたコミュニケーションへと意識を切り替えていくことが大切です。
一方で、中堅になってからの自分を振り返るとーーーー
経験値が重なり、自信がついてくるのはいいことなのですが
「子どものために」という思いが強くなってしまい、
「この子はこんな思いをしているのに、どうして○○してくれないんだろう」
「どうして約束を守ってくれないんだろう」
~と、不満が言動に表れてしまい、
保護者からシャッターを下ろされてしまったこともありました。
当時の先輩から
「あなたは子どものためを思っている。それは正しいよね。
でも、保護者には保護者の事情があるんだよ。
自分の正しさを押し付けるだけでは、子どもの未来は開けない」
~と助言をいただき、深く反省をしました。
保護者には、困り感があるのかもしれません。
もしかすると、私たちには想像もできないような悩みを抱えているのかも。
困っていること・助けてほしいと願っていること・求めていること…
”ニーズ”が、ご家庭によって、さまざまあるのかもしれません。
では、どうすれば、私たちは
保護者といい関係性を築いていくことができるのでしょうか?
そのためにはには、
☑時代の変化による子育て環境の変化を知ること
☑保護者の背景に思いを馳せ、困り感を知ること
☑保育者としてできる支援に気が付くこと
☑ニーズとリクエストという視点で捉え直してみること
☑保護者が受け取りやすい伝え方を知り、工夫すること
~が、大切なのではないでしょうか。
今回は、不安を感じながらも 保護者とより良い関係を築いていくための
前向きな一歩を踏み出していきたい人のための
「保護者とのコミュニケーション研修」を開催いたします。
今回は、現場で長い年月保護者と向き合ってきた
認定ファシリテーター講師が担当をさせていただきますので、
現場のお悩みなど、是非お申し込み時に メッセージでお寄せ下さい。
お役に立てるように、エピソードなどを通してお話させていただきます。
こんな方へ
・保護者とのコミュニケーションに不安を感じている方
・保護者ともっと心の通うコミュニケーションをしたいと感じている方
・もっと保護者のことを理解したいと感じている方
・過去のやり取りで保護者対応に苦手意識をお持ちの方
・園全体の保護者コミュニケーション力を高めていきたい方
対象者
・保育園・幼稚園・こども園勤務
・病児保育施設勤務
・児童養護施設・乳児院勤務
・子育て支援施設勤務
・学童保育勤務
・放課後ディサービス勤務
内容
1.私たちの育った環境とは
2.子育て支援の今
3.ニーズを読み解く
4.リクエストとして受け止める
5.気持ちに寄り添う添うコミュニケーション
6.相手が受け取りやすい伝え方
開催日時・講師紹介
5月18日(日) 10:00~12:00 担当
小方久美講師
認定ファシリテーター育成講座7期生終了。
東京都内の公立保育園にて保育道一筋40年。
現役プレイヤー、リーダー(主任・主査)、施設長を経験する中で、4500人以上の子どもたちの育ちとその家庭の支援に関わってきた。
「人生の根っこを育む」「遊びがド真ん中」をモットーに職員たちと保育を展開し、保護者や地域に向けても、自己肯定感と自尊心を育てる保育を発信している。
5月21日(水) 20:00~22:00 担当
宮嶋順子講師
川崎市、新潟県内の公立保育園・幼稚園で働く中で、教育委員会の事務の仕事にも携わり、人との繋がり、コミュニケーションの大切さを感じる。
以降、クラス担任の他に、フリー保育担当として各クラスのサポートや、
一時保育や要配慮児の保育に取り組みながら、子どもや保護者に寄り添う仕事に携わっている。
講師紹介 詳細はこちら
料金
一般:3900円 (税込:4290円)
無料Line会員・ご紹介:3800円 (税込:4180円)
オンラインサロン会員:3700円 (税込:4070円)
【場 所】ご自宅からオンラインツール:ZOOMにて
【アクセス】お申込みの方にお知らせいたします。
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受講方法 オンラインツール:ZOOM
ZOOMの使い方は、こちらをご参照ください
●ZOOM研修を受講する方へ ①ZOOMのダウンロード方法・セットアップについて
●ZOOM研修を受講する方へ ②受講する際の ミュート・ビデオ・名前の変え方・背景
●ZOOM研修を受講する方へ ③声が出ない時、画面に映らない時、バーチャル背景について
●ZOOM研修を受講する方へ ④アップデートの仕方
受講者の声
保護者から頂いた苦情を真摯に受け止めて改善していきたいという思いから参加させて頂きました。
自分に足りなかったもの、
相手の状況を思いやる優しさ、慣れ、思い込み、正論、いろいろ思い当たるところがありました。
まだまだ全てを落とし込めておりませんが、かなりヒントをいただけたかと思います。
私たちは無意識に、保育者としての職人技を使っている…ということが、印象的でした。
悩んでいる保護者にとっては、「わからない」「出来ない」と感じられてしまい
単なる「正論」としか映らないことに気が付きました。
ニーズは保護者1人ひとり違うんですよね。
そこを理解し、読み解いていく事が大切という事を持ち帰りたいです。
批判を「リクエスト」に置き換え 要望と捉えた時、
すべての要望に応える事は出来ないのですが
一旦受け止めたあと、解決方法を一緒に探っていく事が大事なんですね。
その姿勢が、柔らかい保護者支援につながる事がわかりました。