不適切保育を防ぐ「支え合い」の組織づくりとは?【リリー定例会】2026年1月レポート

1月7日(水)、リリー定例会が開催されました。

1月のリリー定例会は、新年の清々しさの中で、現場の葛藤や組織のあり方をじっくりと見つめ直す時間となりました。松原先生からの深い提起を自分事として捉え、本音で響き合う。そんな温かな対話が溢れた会となりました。

前半:松原先生から5つのテーマ

前半は、松原先生から5つのテーマについてお話がありました。

  • 組織の背骨となる「倫理・規範」の再構築
    倫理に対する捉え方が時代や世代によって異なることに触れました。オンラインサロンであったり、園の運営であったり、研修の場であったり。それぞれの場で関わる人たちが大事にしたいことを認識しておく必要があるのではないか。本人が嫌だと感じたらハラスメントに該当してしまう可能性もあるからこそ、言語化して伝えていくことが大切だという視点です。
  • 「大人」のウェルビーイングが保育の質を決める
    ウェルビーイングデザイン研究会第5期工房の取り組みから、関係性を意識することでウェルビーイングがどう変わっていくのか、その変化を把握しておくことの大切さが共有されました。
  • 「責める」から「支え合う」チームへの転換
    時折見られる「不適切かも」という場面をどう改善していくか。責めることより、組織としてどう変わっていくかという視点をもつこと。組織を変えるのは難しいからこそサポートが必要で、根気強く対話し続けることが大切だという話でした。
  • リーダー自身の「役割の握り直し」と自己対話
    主任のためのマネジメントや保育コーチングを通した気づきが語られました。役割が変わると求められることも変わり、そのギャップに苦しむ人は少なくありません。自己認識を変えるのは難しいけれど、だからこそ自己認識の再セットアップが必要になってくるという内容です。
  • リスク管理を「共通言語」による育成に活かす
    入職者・非常勤・育成者に役立つ子ども安全検定に向けた取り組みについて話がありました。

これらの話を受けて、ブレイクアウトルームで感じたことや、メンバーに聞いてほしいことを言葉にする時間を持ちました。

出てきた声の中には、「年代が違うと認識の違いを感じ、建前の話になることが多い。対話を積み重ねていくことが大事ではないか」「自己開示をして相手からのフィードバックを受け入れることで、自分の可能性の窓を広げていくことが大切」といったものがありました。

松原先生の話を自分事として捉えたり、自分の園に思いを馳せながら、自分ならどうするか、どうあるべきかについて深く考えた時間となりました。

後半:現場の悩みを共有する

後半は、メンバーがプレゼンターとなり、2つの話題を提供してくださいました。

ひとつは「園内のルールを変更し、保護者に約束したことを守ってほしいことがあるが、どう浸透させていったらいいか」。
もうひとつは「話しかけると『ごめんなさい』を先に言ってしまう職員がいて、共有の難しさを感じている」というものです。

これらを基に、それぞれの園での状況や、自分自身はどう感じているのかをブレイクアウトルームで出し合いました。

園内ルールの変更については、保護者に約束した内容が十分に浸透していない現状があるのではないか、という意見が出ました。個別に伝えることで対応に差が出やすく、不公平感を与える可能性もあります。対応策として、入園説明会などの全体の場で園の方針として伝えることや、役所を通した周知を行うことが挙げられました。

「ごめんなさい」の言葉が先に出てしまう職員については、何について話をし、何について答えてほしいと思っているのか、伝わりやすいような言葉の工夫が必要ではないか。なぜ「ごめんなさい」と言うのかに思いを馳せながら、相手の思いに寄り添って言葉を添えていくことが大事なのではないか、という声が挙がりました。

私たちは、子どものため、保護者のため、他の職員のため、日頃から心配りをしながら関わっていると思います。でも日々の保育は多忙で、必死になっているがゆえに気づきにくい視点が多々あったことに気づかされた時間でもありました。

プレゼンターからの話題提供を基に自分の思いを言葉にし、相手の思いを受け入れることで、視野の広がりを感じることができる。それがリリー定例会の魅力だと改めて感じています。

来月、また皆さんで話を深められるのを楽しみにしております。

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