少しのきっかけで沈黙が「宝の山」に変わる│保育現場を動かすファシリテーションの力

保育の現場でリーダーを任されるようになると、ふと立ち止まってしまう瞬間はありませんか。
「もっと良い保育をしたい」
「子どもたちのために、みんなで意見を出し合いたい」
そんな熱い思いを持っていても、返ってくるのは沈黙や、一部の職員だけが話す決まりきったやり取り。伝えたいことが伝わらないもどかしさに、自分一人だけが空回りしているような孤独感を感じている方も少なくありません。

実は、現場が動かないのはあなたの熱意が足りないからでも、職員のやる気がないからでもありません。ただ「場を動かす技術」であるファシリテーションの視点が、少しだけ足りなかっただけかもしれません。

伝えたいのに伝わらない、その正体

私たちは日々、子どもたちの成長を願い、全力で現場に向き合っています。しかし、大人同士のコミュニケーションとなると、急に難しさを感じることがあります。
「こんなことを言ったら否定されるかも」
「リーダーが決めてくれた方が楽」
そんな目に見えない心の壁が、職員の口を閉ざしてしまいます。

ファシリテーションとは、単に会議を進行することではありません。一人ひとりの心の中に眠っている思いを引き出し、それを園の共有財産へと変えていく「心の通い路」をつくる技術なのです。

語り合える場が、保育の質を底上げする

認定ファシリテーター講師養成講座では、技術よりも先に「あり方」を大切にします。

リーダーが「正解」を提示して引っ張っていくのではなく、現場の中に眠っている「答え」を見つけるサポート役になる。この役割の転換こそが、現場に劇的な変化をもたらします。
一人のリーダーが頑張りすぎる組織は、いつか限界がきます。しかし、ファシリテーションによって対話の文化が根付いた園では、職員が自ら考え、動き出します。「昨日のあの子の姿、どう思った?」という何気ない対話から、新しい保育のアイデアが生まれ、困難なケースもチーム全体で支え合えるようになります。

孤独なリーダーから、対話のハブへ

もし今、あなたが「誰もついてきてくれない」と感じているのなら、まずはその荷物を少し下ろしてみませんか。

リーダーは完璧である必要はありません。むしろ、弱さや迷いを見せながらも「みんなの声を聴きたい」と願う姿勢が、周囲の安心感を生みます。
ファシリテーションを学ぶことは、あなた自身が楽になることでもあります。場の力を信じ、委ねることができるようになると、会議の時間は「義務」から「創造の場」へと変わります。沈黙さえも、次に生まれる言葉を待つ大切なプロセスとして愛おしく感じられるようになるはずです。

園の人間関係をより良くしたい、保育をもっと楽しみたい。その願いこそが、ファシリテーターとしての第一歩です。技術は後からついてきます。まずは、目の前の職員一人ひとりの声に、まっさらな心で耳を傾けることから始めてみませんか?

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いただいた質問にお答えします

担当講師:松原美里

北海道網走市生まれ。横浜女子短大 保育科を卒業。保育士資格・幼稚園教諭二種免許取得。
横浜市の保育園~川崎市の児童養護施設にて保育に携わる中で、子どもにとって大切な存在である親のサポートの必要性を感じ、退職。
「大人が輝く背中を見せる」ことの重要性を感じてコーチング(米国認定コーアクティブコーチ資格)・心理学・NLPを学び、2007年よりUmehanaRelationsを設立する。
保育の視点を子育て支援に生かすAllAbout「育児の基礎知識」ガイドのほか、子育て支援講座、監修・三幸学園千葉校にて、保育原論・児童心理学等を担当。

大阪での虐待事件の背景に、「一番近くにいる保育士にこそ、コーチングを役立ててもらいたい」と、2008年より保育士向けコミュニケーション講座を定期的に主催。
幼稚園での保護者対応研修・広島での保育士研修・島根県での再就職支援講座等を皮切りに、講師としての活動を開始する。

2011年~2016年までエクレス保育園~認定こども園エクレス保育園部施設長。2019年より保育コミュニケーション協会 代表。保育士キャリアアップ研修マネジメント等担当。

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