園を変えていきたいーーー思いのある方にこそ、ファシリテーション
「園を変えたい・・・。」
「もっと、時代に合ったやり方にしていけたらいいのに」
「もっと働きやすい園に変えていきたい・・・」
~熱い思いを胸に秘めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とはいえ、良かれと思って提案をするものの、反感を買ってしまったり。
これまでに積み重ねてきた人間関係や雰囲気があり、
なかなか仕組みが変えられず、
もどかしさを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、私もそうでした。
大切なのは、機を見る視点と智慧
かつては、「私が言ってあげる!」と園長に立ち向かっていく 中堅でした。
当時は「勇気を出して、言うこと」が大切だと思っていました。
たしかに、声を上げることは大切なこと。
それによって気が付く人が出たり、変化が起こることもあります。
ですが一方でーーーそれが不穏な空気につながることもあるのです。
機会をいただき、施設長になった時のこと。
「この園はもっと、こうしたほうがいい!」と使命感に燃えたものの
初めての園、関係性をこれから…という中では何をやっても
「また、施設長なんだかわからないこと言い始めたよ」となり、
「がんばっちゃってる人」と陰でいわれ、空回りをするだけでした。
自分の中では、焦りが募る一方
焦るほどに空回りをし、悪循環に陥っていました。
機が熟するのには、タイミングがある
変化は実は、ゆっくりと起こります。
焦りを手放し、長期戦ととらえて
じっくりと園全体の変化に寄り添う視点を持ちましょう。
まずはこれまでの「当たり前」と思っているやり取りを振り返るところから始めていきます。
それも、誰かに言われて「えー!?」という雰囲気ではなく
「自ら、気づく」きっかけを作っていくことが大切です。
では、どうすれば「自ら気づく」ことができるのでしょう?
ただなんとなく、日々に翻弄される中でではなく、
変化を導くある理論を踏まえて、変化の過程を見つける視点が大切です。
一人で頑張らず、叡智を募る
その過程をたどっていく中で・・・例えば、とても優秀なリーダーが必要でしょうか?
「私はリーダーシップが苦手だから」とお思いですか?
もちろん、素晴らしいリーダーシップは不安の多い時代の中で光をもたらす希望となるでしょう。
一方で、「だれか」がやったことに従うと
その人の中にプスプスとした思いが残ったり、腑に落ちていない違和感から
園(チーム・組織)がばらつくこともあります。
ではどうすれば?
「自分たちで考え、自分たちでアイディアを見つけた!」
という気づきの場を創ること=ファシリテーションを行うことです。
そのためのファシリテーションが大切です。
ファシリテーターとは、気づきを導く人
話し合いにおける相互作用のプロセスから、
課題を達成するために多様な人材のアイディアや気付き・相互理解や情報共有を促進する技術を
ファシリテーションといいます。
ファシリテーション能力を持ち、
チーム内での理解や合意形成をサポートする重要な役割を担う人のをファシリテーターといいます。
人は「自分がやった!」と思うほどに
その場所や取り組みに対して愛着がわき、意欲が高まります。
園をよりよくしていくためのアイディアを、
職員間でわいわいと出し合える雰囲気づくりをぜひ、目指してみてくださいね。
とはいえ、具体的にどうしたらいいのでしょう?
なかなか短時間・一度聞いただけでは実践にて個ずつこともあるでしょう。
そのための体系立てた学びの場にご興味がおありの方は、
じっくりと智慧と実践で筋トレを行う
園内ファシリテーター育成講座を、ぜひお役立てください。