考えない…その背景にある”恐れ”とは?【オンラインサロンカトレア事例検討会】レポート

保育コミュニケーション協会11月のオンラインサロン 
松原がファシリを務めるカトレア会、テーマは「職員が考えない」でした。

つい、”正解”を探ってしまう…。
いつもの流れで進めることに疑問を持つことはないものの、やりがいのなさやモヤモヤした感覚が不満や手ごたえのなさにつながっている――。
声を上げて一緒に再構築していくことができればいいのですが、そうはできない分厚い何かが覆っているようで…。

ご自身の園ではどうですか?
何が起こっているのでしょう?
~といった問を分かち合い深めていく中で、様々なキーワードが出てきました。

  • 人の心・声はその場・関係性の中で変化する”水モノ”
  • これまでは誰かが答えを持っていてと導いてきた
  • 子どもの主体性を尊重しようとやり方を変えたときに、「え?正解はどこ?」誰もが手探りで不安
  • 声を上げた人がつぶされるのを目の当たりにし、「余計な事は言うまい」と学習してしまった節がある
  • 川の流れに逆らわず、考えないことが生きる術!?
  • じつは、Doingを決めてしまう方がラク。Beingを問い直すと、根底から考え直すことであり時間もエネルギーも必要とすること。勇気がいる!?
  • リーダーはブレてはいけない。どこかで、答えを持っていなければならない…と、恐れを感じていた
  • 本当に大切なことって、何だろう?
  • リーダーだって、揺れてもいい。誰も答えは知らない
  • 「不確実性に耐える力」~衝撃!!
  • 園によって、文化も価値観も違う。時代の変化に揺れながら、みんなで真ん中を見つけていく

など。

途中の瞑想タイムで自分自身と繋がりなおしたことで、気づきも様々あったようです。
一人一人の声が場の声を形成し、お互いのメッセージに響き合い勇気を持ち帰る。
さわやかな表情が印象的なカトレアのひとときでした。

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①

松原先生から、職員個人の課題と園の課題を分けて考えると言われた事で改めて、偶然にも同じ課題を持った人が複数集まっている事が今の園の課題なのだと整理し直して考える事ができました。皆さんとそれぞれの苦労や悩みや工夫を話しあえて、自分だけではないと気持ちが楽になりました。


ご感想②

自分が、心より頭で考えグルグルしていたことに気付かされました。悪い自分を嫌いになっている事を知るとともに、答えを出すことに焦っていた自分に気づき、不安定、不確かなものの中に身を置き、そこで得るものもがあるか…まだ掴めてはいませんが、やってみようと思っています。今回は誰にも言えない、言ってもわかってもらえない(と思い込んでいる)自分の心の内を言葉にする事で、自分を少し客観視できました。


ご感想③

「昭和の保育~令和の保育」他園の課題から自園の課題への気付きとなりました。課題は保育士個々の問題。戦わず保育士を育てる。「やはり、コーチングか!」と思いました。

 

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