場の気付きが響き合う〜いま、ここを感じる【認定ファシリテーター講師育成講座】第7期 Zoom8開催レポート

認定ファシリテーター講師育成講座zoom8を終了しました。

大雨が上がり…暑いくらいの夏空が広がっております。
そんな中、認定ファシリテーター講師育成講座はzoom8と、いよいよ佳境に差し掛かりました。

今回は、「自分たちが、場から引き出す」。
前回までは、研修全体の意図を踏まえて構成に思いを馳せ、インストラクションを踏まえて伝える練習~プレゼン大会を行い、伝えた後の場の反応から創る~場から引き出すアプローチについて、実際の研修動画を材料にそれぞれの気付きにアンテナを立て、日常の中で意識をして過ごしていきました。

今回までの振り返りでは、

  • 意識をして過ごしたことで、いち参加者であっても場に変化を感じることができた
  • 気づいてしまったら、自分の課題に目が行き、もやもやしてしまった…。

~など、声が上がっておりました。
じつは課題に目が行くのは、自分と周りとのやり取りを 動画を撮って見るように「自分で振り返る目」を持てるようになってきたからこそ。それだけ、意識の次元が引き上がっているんですね。
そこを踏まえて、今回は「知っている」「わかる」を体感、「これか!!」という実感に変えてもらうにはどうしたら良いだろうか?という点から、プログラムを再構築しました。

「研修の目的地はどこか?」をテーマに、松原がデモファシリテーションの後、なにが起きていたのか?どう関わっていたのかについての振り返りを。
さまざまな声が出てくる中でも、「いま、ここ」の気付きは全体の声となり、お互いをインスパイアする響き合いにつながっていく…という体感が起きたところで、今度は それぞれがファシリテーターとなり、交代制でファシリテーションを担当してもらいました。

それぞれ、発言者や場への受容・問の共有・今ここに立ち続けることにコミットメントしたことによって
混乱があったり偏りもありましたが、終了時には「やった~!!」「疲れた!!」と、達成感が伝わってきました。

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上村先生よりまとめ

前回宿題だった” 場からひきだす “を日常生活で心がけてみて、気づいたことなどを小部屋で話しをしました。その後、全体でシェアしました。

  • 自分の意見や思いを出すだけでは反感がでるので、聞くところを丁寧にしていった。
  • その場の雰囲気を読んで待つだけだと場の空気にのまれてしまう。マイナスの意見やエネルギーが出てきたとき、転がり落ちていく。その時はどうすればよいのか。
  • いいこといったつもりでも、相手は否定されたと捉えることがある。言葉のかけ方、タイミング、難しい。
    などのお話が出されていました。

先生から、

  • 相手と同じ椅子に座って一緒の目線で話を聞いてみる。相手の目線がみえるかもしれない。相手が受け取れる伝え方はなんだろう。見えてくるかもしれない。
  • 難しいな。怖いな、不安だな。できるかな。という感じが伝わってきた。気づく力や振り返る力がついてきた。成長ですね。
  • 二人でお話ししたことは二人の関係性の中で生まれた真実。エッセンス。場の声としてあげてもらうことで他の人の気づきに繋がっていく。場は答えを持っているところに繋がっていく。
    とお話がありました。

息を吸うのも忘れるくらい真剣な表情の皆さんが見られました。

次に本日の内容「 目的地を定める 」に入っていきました。受講者の方の気づきを例に挙げながらお話ししてくれたのでイメージしやすく、自分の痛かった気持ちも思い出しながら先生のお話を聞いている様子が見えました。

” 研修の目的地 ” をテーマに、先生がファシリテーター役で一人一人とデモをしてくれました。

デモが終わって、「何が起きていたのか」「ファシリテーターはどんな風に関わっていたか」
振り返りの時間です。

  • 一緒に整理して代弁してくれ安心させてくれる。
  • 相手の感情が加わる所が難しい。寄り添うばかりではダメ。そこから戻すところがポイントかな。
  • 表情をキャッチされていた。
  • 話の方向が良いところに向いている時に違う意見を出した。それも大事に受け入れていた。
  • コーチングの技術、投げかけられたら本音を出していいと思える。
  • 場をホールドし続ける。よく見えた。
  • 大事なワード、表情、反応、よく見て動いた人につなげていくんだろうな。

など、たくさんのお話しが出されていました。

先生から、

  • 負のエネルギーになった時、何かを見たいけど見れないから悩んでいる。大切なことは何か。というところに杭を、打っていく。
  • 何を感じているのか問いかけをしているだけ。
  • ポジティブな意見が出るほど影も濃くなる。
  • 動いているのは響いているから。場は答えをもっている。

などいろいろなお話しが聞けました。

デモの後はリレーファシリテーシャンをやってみました。しっかりと相手の表情を見て返したり、投げかけてみたり、皆さんの勉強の成果がみられましたよ。ドキドキしていたとおもいますが、とても素敵でした。

今回も集中、集中の2時間でした。厚い壁があってもがいているように思いましたが最後は少しヒビが入って光が見えてきた感じがしました。次回を楽しみにしています。ありがとうございました。

参加者からの感想を一部ご紹介します

ご感想①
見えてたつもりわかってたつもりの自分に足りなかった色々なことが、ようやくちゃんと少しずつ、見えてきました。その度に衝撃を受け、汗が吹き出し、胸をえぐられ、撃沈するのですが(;^_^A


ご感想②
会を重ねるごとに内容の奥深さを感じています。 そしてどんどん迷子になっていく自分を感じています。正しい、間違い、という基準ではないからこそ迷いは複雑なんだと思います。会議や研修などの場以外でも、周りに起こっていることを客観的に見られる視点、姿勢の大切さを感じました。

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