浄化と循環の時間 支え合い、背中を押す関係性へ【クローバーカフェ】2022年6月開催レポート

保育コミュニケーション協会オンラインサロンの紹介と、毎月のテーマをサロン内外の方と分かち合い情報交換するクローバーカフェ。6月のクローバーカフェのファシリテーターは5月からバトンタッチをした太陽のような存在感が素敵なヨッシーにて、開催いたしました。

今感じていること~本当はどうありたいか~それぞれの小さな一歩ということで、ざっくばらんにお話をする中で最近感じていることとして、
「あと数年で還暦…という中、これからの働き方や人生を考えている」
「いやいや期の子どもに振り回されてイライラしてしまう自分を持て余してます」
「振り返りをすることで、自分自身を見つけることができる。毎日の日課にして成長していきたい」
「長期療養は、明けてから復帰するときが一番キツイ。それができた理由は…待っているよ、と声をかけてくれた人の存在が大きかった。」
「日常の業務が多すぎる…。主任が変わってから見直しが始まり、書く欄を小さくしてポイントを絞ったり業務が楽になってきた」
「誰も間違っていないのに、園長と職員とでは視点がちがうことで ギャップが生まれている」
「平等に、と思っているのにそれが人によって違うとは…。」
「自分自身がつらかった体験があるからこそ、今度は支える側に回っていきたい」

~といった声から、オンラインサロン内の相談室も立ち上がりました!
言葉を与えることで、自分が感じていることをキャッチすることができる。
話すことで出してみると、その先の一歩が見えてくる。
ポイントは、愚痴や批判ではなく”私はどう感じているのか”に焦点を当てることです。
他者批判をしても前に進めませんからね。
それぞれが自分事とらえたことで、浄化と循環の時間となりました。

じゅんちゃんまとめ

クローバーカフェは、全国の保育士さんと、テーマに対する悩みや疑問点を話し合いながら、自分の悩みは皆さんの悩みであることに気がついたり、今後の保育で活かせるものを見いだしたりしながら、心身共にリフレッシュできる場となっています。2021年8月からスタートしました。日頃抱えている悩みや問題を参加者同士の情報交換を通じて、自園や明日からの保育に活かしていくことを目的に実施しています。

今月のテーマは「人間関係デトックス~みんな頑張っているからこの辺で吐き出してみませんか?」でした。松原先生より、“モヤモヤしていることに言葉を与えてみてください”と話があり、それぞれが感じていることを思い浮かべながら、ブレイクアウトルームに分かれ、話し合いました。

療養休暇、休職をご自身が経験したことで、支えになってくれる人の存在が嬉しかったという話を聞いて、その一人になれたらいいねという声が出てきました。また、上司と現場にギャップがあると感じている方からの話をお聞きし、大事にしたいことや願いが異なっていることで生じているギャップをどう埋めていくかについて、それぞれが思いを馳せる様子が見られました。

ブレイクアウトルームで出た声は、今回のテーマでもあるように、頑張っているからこそ出てくる思いではあります。ですが、吐き出すだけでは何も解決しないのは、参加されていた方全員が思っていることでした。そこで、「どうなったら良かったのか、理想を話し合う」という方向にシフトが変わった瞬間、皆さんの思考がプラスの方向へ大きく舵を取られたのを感じました。

実は、私自身、皆さんの話を聞く中で、心の変化がありました。人間関係の悩みは、保育士として働いていることで起こっていることであり、そもそも保育士にならなければ、悩みの内容は違っていたのかもしれない。自分が保育士になりたいと思い、それを応援し、支えてくれた人がいたことで私は保育士になれた。初心に返ってみると、自分が選んだ保育士という職場は人間関係の悩みがあって当たり前。それに自分がどう向き合うかで、吐き出す内容であったり、人間関係で悩む視点が違ってくるのではないか、そんなことに気がついた時間となりました。

クローバーカフェは、他園の先生と情報交換をしながら、自分事として考えることで、“こういうことを大事にしていきたい”という、明日につながる気づきが得られる場であるように私は感じています。来月も皆さんと一緒に語り合いながら、互いに気づきの輪を広げていけたらと思っています。

来月のクローバーカフェは、7月11日(月)20時〜
テーマは「他園ではどうしてる?」 です。

他園の保育の様子、先生方の悩みや戸惑い感をお聞きしながら、自分の悩みと照らし合わせ、自園で活かせること、自分の保育に活かせることが得られる場であると思っています。良かったらご一緒しませんか?皆さんの参加をお待ちしています。

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①
人間関係デトックスというテーマでしたが、メンバーのそれぞれの立場でのいろんな思いを聞いて、人生の面白さを感じました。


ご感想②
子供達にイライラしてしまっていた私。そこから抜け出したい思いで参加しました。お話しする中で、子供がいるから保育士させていただけるんだよなぁと、改めて実感しました。子供達がいてくれるから私達も成長できる。本当に、ありがたい存在に愛おしく感じました。イヤイヤ期に思いを出せる子ほど、そこに丁寧に向き合うほど、豊かな子どもになるという先輩たちの言葉に勇気をいただき、丁寧に向き合っていこうと決意を固める時間になりました。

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