保育園の子どものケアや手当の最新を学ぼう 開催御礼!ご報告

本日、保育コミュニケーション協会にて看護師であり、企業内保育室にて施設長をしている認定ファシリテーター講師育成講座4期生『高塚雅子講師』が「保育園の子どものケアや手当の最新を学ぼう」というテーマで講座を担当しました。

<当日の流れは以下の通りです>

  1. 保育園で起こるケガの手当
    1)傷   2)打撲  3)出血   4)歯が折れた時
  2. 症状別対象法
    1)発熱 2)咳  3)嘔吐下痢  4)けいれん   5)肌荒れとアレルギー
  3. 知っておくと便利な知識
    ・症状を保護者に伝える時のポイント
    ・救急箱にあると便利なグッズ
    ・アルコール消毒を入れる容器の素材
    ・手作り使い捨てエプロン

何気なくやっていたけれども実はNG!?

  • 消毒液
    →水道水をペットボトルに入れて散歩時持ち歩く。
    まず、汚れを流してから絆創膏!
  • 冷えピタ(表面の熱を取るだけ)
    →ケーキに入ってくる小さな保冷剤をタオルで包んで冷やす
  • おでこを冷やす(ウィルスが戦って菌を出そうとしているが、おでこ~脳が冷えるとウィルスが戦うのをやめてしまう)
    →冷やすなら、首の後ろ・脇の下・そけい部
  • 体調が悪いときに、冷たい水をゴクゴク…嘔吐につながる!?
    →冷えていないお水・麦茶をスプーン1杯ずつ様子を見ながら

みなさんから寄せられたQ&A

  • 地域/公立によっては、ワセリンを塗る薬がNGなところも…。
    ~水道水で流すだけでも、ワセリンは必須ではありません
  • ワセリンを使うなら、保護者の了承が必要!?
    ~事前に説明会やお便りで了承を得ておくとGood!
  • ぶつけただけ!?どこまで手当?
    ~赤くなっていたら…「手当」をしたという安心感のため

大切にしたいこと

  • 症状を時間・記録・時系列で保護者と情報共有することが信頼関係につながる

~など。
保育現場の「あるある!」に各現場に思いを馳せながら納得感の深まるひとときとなりました。
高塚雅子講師、参加されたみなさま、どうもありがとうございました!

こちらの講座、好評につき1月30日にも第2回目を開催することになりました。
ご興味ある方、詳細が出来ましたらまたお知らせしますのでお声掛け下さい!

高塚講師の振り返り

こんにちは。保育コミュニケーション協会 高塚です。
12月26日に「保育園の子どものケアや手当の最新を学ぼう」をテーマにセミナーを開催いたしました。

開催を決めたのは、保育業界に働く人たちに最新のケアや病気の手当の方法を知ってもらいたいという思いからでした。古い手当を未だに正しいと信じて行っている場面に出会う度に、学ぶ機会やアップデートしてくれる方もそばにいないのだなぁと、とても残念に思っていました。
そんな矢先に私自身がケガをし、最新の治療を受けてあっという間に治ったのです。感動しました。医療は日々進歩していて、ケアの仕方や考え方も全く変わっているのです。

私がアップデートした知識が誰かのお役に立てたら…そんな思いを持ちながら、セミナーを実際に行ってみて皆さんの感想から感じたのは、保健をもっと知りたいという学びに貪欲な姿勢でした。

以下、当時の様子を振り返りながら印象に残ったことをご紹介いたします。

9時45分。セミナー開始15分前に続々とzoomの待合室に入ってくる受講生の方々の様子にすこしドキドキ。受講生の方々の意気込みのような気持ちが伝わってきました。

10時開始。松原先生のご挨拶から始まり、講師からの自己紹介と進んでいきました。受講生の方々は、初めてご一緒する方と松原先生のセミナーなどでお会いしたことのある方が混じっていましたが、なんだか最初から場が和んでいたような感じがしました。

最初のブレイクアウトルームで、セミナーで聞きたい内容や気になることなどを話してもらったのですが、そこからまた和やかな雰囲気になりました。「保健」というテーマに心を一つにして向かおうという視線にとても元気をいただきました。

セミナーではケアや症状別の対処法を保育園の事例や私の子育て経験を交えながら進めていくと、受講生の方々から質問もたくさん出てくるようになりました。参加された園の状況も話してもらうことで、他園での保健の取り組み方を知ることができ、私自身も参考になることが多かったです。

セミナーの中で、参加された方々が一番納得したのではないかと思うことは、子どもの心のケアと保護者対応の内容ではないかと感じました。保育や保護者対応を真剣にされているからこそ、そこの部分が響いたのではないでしょうか。様々な事例の質問にもっとお答えしたかったのですが、最後は時間が足りなくなり残念でした。
私も伝え忘れたことや、新たに伝えた方がよいところも今回のセミナーで発見できたので、続編が急遽決まりました。続編に向けて、今回の内容をさらに堀り下げて皆さまにお伝えできるように、頑張ります!

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①

普段の保育で瞬時に起きるケガや疾病など、 心のケアの対応も皆様と共有でき、 大変充実いたしました。 また最新の情報や具体的な商品も知ることができました。先生の看護士さんの知識だけでなく、親・保育士の立場からのお話はそれぞれの立場から考えることができ、貴重お話が伺えました。第二弾、また参加させて下さい。 ありがとうございました。 とても楽しくて、あっという間に終わってしまいました。


ご感想②

今日はありがとうございました。とてもわかりやすく最新のケアや手当を学ぶ事が出来ました。 噛みつきの対応の保護者の気持ちをリアルに聞くことが出来て、これからも噛みつきを防ぎ、子どもに寄り添っていこうと思いました。


ご感想③

昭和の保育の名残のような手当てを未だにする職員や、逆に今どきのネットのスポンサーサイトに書かれていることを鵜呑みにしている職員が混在する中で、何が最新で最善か裏付けが必要だったので、とてもタイムリーな講座でした。続編をお願いしたいです。何が子どものために最善なのか、いつも迷っていた事がいくつかあったので、最新の情報を教えて頂き、有難かったです。

関連リンク

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