園のより良い明日のための、職員の成長課題
園の理想の状態が見えてきた。
では、そこへ向けて…となった時に
意識の高い人だけががんばっても、
なかなか園全体に変化は起きにくいもの。
この時に大切なのが、
目標の状態へ向けて職員を育成していく視点です。
新人さんにはさらにお仕事に慣れていくための課題があり、
中堅さんには、自分の仕事はもちろんのこと
周囲のクラスへの配慮や、
自分だけではなく後輩さんの成長をサポートしつつ
クラスや園を導いていくリーダーシップの課題。
経験年数の長い先生たちにとっては、新たな時代の流れを受けて
新しい保育の要素を取りいれていく柔軟性や
チャレンジ精神も必要になってくるのではないでしょうか。
人は一生、成長し続ける存在。
どんな立ち位置にいても、自分よりも年上であったとしても
全体がより良くなっていくために
他者の成長を支援していくかかわり=育成は大切な要素です。
とはいえ・・・私たちは「子どもへのかかわり方」や
「保育技術」「場面の捉え方」などに関する学びの機会はあっても
「育成の仕方」という学びはあまり得る機会がありません。
けれども、後輩が入ってくる・・・。
そうなると、分からないなりに手探りで「良かれと思って」
「(無意識に)自分がしてもらってきたかかわりを」
しようとするのではないでしょうか。
中には、「見て盗め」で先輩の背中を見ながら学んできた、という方からの
「どう育成をしたらいいのかわからない」という声も聞かれます。
次のところでは、職員育成 3つのアプローチ について、ご紹介をします。