2月17日コミュニケーション講座「動けるようになるための4つのステップ」開催報告(第二部)

こんにちは松原です。

2月17日に保育コミュニケーション講座を開催しました。

おやつタイムでは、
総立ちに!思い思いにこみあげてくる事例や
気になっていることを語り合い、
お互いにアドバイスをしあうひとときとなりました。

私は第二部の「動けるようになるための4つのステップ」というテーマで

1.「動ける」「動けない」とは
2.保育業務の視点と、とらえ方
3.状況として求められるチームワーク・役割分担
4.動けるようになるための4つのステップ
5.ワークで「動ける」感覚をつかむ
6.考えてみましょう~実際の事例を元に

といった流れで進めていきました。
保育の中には、
保育者が経験値の集大成の上に積み重ねてきた
「暗黙の了解」がたくさんあり、
入ったばかりの人には分かりにくいことも多いのではないでしょうか。

なるべく現実的にイメージが湧きやすいように
事前にいただいていた事例や
シェアの中から出てきたエピソードを元に
これまでの参加者の声を織り交ぜながら進めていきました。

たとえば、
*「見る」ってどういうこと?
*リーダーとして指示を出すには、どうしたら?
*フリーとしてクラスに入るけれども、
その日のリーダーによって流れがちがう。
*良かれと思って「やります、やります」と動いてみるものの、
どうやらポイントがずれているみたい・・・?
*考えすぎて動けなくなってしまう・・・。
*「もっと聞いて」といわれるものの、
何を聞いたらいいのかわからない・・・。

~などなど。

エピソードを参加者から募りながら、

  • リーダーとフォローの役割分担
  • 年上の人に指示を出す際の「お願いの仕方」
  • その日の予定や背景・先生の価値観によって、
    基本は同じであっても判断が変わってくることがある
  • その場の意図を読み解くことが、
    「どう動くのか」を考えるヒントになる

といったお話をさせていただく中で
「自分ならこうしている」といった声や
気付きが深まる時間となりました。

<参加者の声を一部ご紹介します>

「保育士になり3か月、研修はないものの現場で覚えなければならず
まさに動き方に悩んでいたので、勉強になりました。」
「何が必要か、大切なのか、気づける機会になりました」
「『子どもが主役!』ですね。全体を捉え、楽しい保育ができるよう目指します。」
「〝場面を見極める”ということが大切だと感じ、
これからさらに経験していく中で身に着けていけたらと思いました。」
「一度立ち止まって考え、どんどん言語化していきたいと思います。」
「リーダーをしている時に、フォローの先生に対して
自分がどういう意図をもって何をしてほしいのか、
伝えることが大事だと感じました。」
「言わないとわからないし、場面の先読みをしすぎているときもあるので
言葉を掛け合って進めていくことが重要だと感じました。」
「子どもからなめられていると感じるところがあったが、
時間をかけて自分の思いややり方を子どもたちへ伝えていけたらと感じた」
「役割分担・前後の見通しが持てるとゆとりが生まれる・・・
納得できる部分が多く、人間関係の大変な職場でも取り組めることだと思いました。」
「長く保育をしてきた中で忘れていたことが多くあり、
初心に帰ることが出来ました。多くの学びがあり、これを園に持ち帰って
若い先生やどうしても動きが良くない先生たちに伝えていきたいです」

現場に戻り、皆さんが
「何をしたらいいのか」「どう考えたらいいのか」
といったことを試行錯誤される中で
保育者として「動ける楽しさ」を子どもたちと一緒に
たくさんの場面で味わえることを、心より応援しております。

コメントを残す