体感ワークを思いつく、無限の泉 【講師研究会】2023年9月開催レポート
保育研修や施設づくりに携わる皆様から、「ワークのアイディアを教えてください」という問い合わせを受けることがありますが、私はワークそのものを提供しておりません。
その理由は、特定のワークに依存することなく、多くのアイディアを生み出す能力を育てたいと考えており、一度経験したワークでは応用が難しくなることがあるためです。
それよりも…無限にアイディアで作り出せる自分になりませんか?
認定ファシリテーター講師育成講座修了後も学びをブラッシュアップを重ねるメンバーのための、今回の講師研究会のテーマは、
【新人研修をテーマに、ワークを作ってみよう!】でした。
聞いたことを忘れがちなのは人間の性ですが、体験を通じて学んだことは日常生活に深く刻まれます。
ワークを計画する際には、以下のステップを考慮することが大切です。
どうなってほしいか=目標の明確化: まず、ワークで何を達成したいのかを考えます。現在の状況や望む状態を明確にしましょう。
現状は?=現状の評価: 現在の状況を評価し、どのような問題や課題があるのかを理解します。
どんな気づきがあるといい?=期待する気づき: ワークを通じて参加者が得るであろう気づきや学びについて考えます。
そのために、どんな仕掛けがあるといい?=仕掛けの設計: 期待する結果を得るための方法やアクティビティを考えます。ここで遊び心を取り入れることができると、より魅力的なワークになります。
さて、どんなワークにしようか?=ワークの設計: 上記の要素を元に、実際のワークの設計に取り組みます。
この流れを再確認し、参加メンバーが自分のテーマに基づいてワークを設計しました。参加メンバーは、悶々と悩みながらも、
上からものを言われる子どもの気持ちになってみるワーク:参加者は子どもの立場になり、どうかかわってもらえたら嬉しいかを味わい、子どもにどのように接するかを考えます。
待たされる気持ちを体験するワーク:待たされることの不便さを体験し、日常を振り返って、お互いに「自分くらい」を解消するきっかけに。
- 保育の中で「ちょっと…。」と感じる言葉を言われた時の気持ちを体験するワーク:どんな声かけがいいだろうか?と考えるきっかけに
~などのアイディアが出てきて、サプライズな発想に感動する一同。
私からも、以前考えて「動ける新人研修」で実践していたゾウ・ウサギ・コアラのワークをご紹介。無限のアイディアの泉に笑顔こぼれるひと時でした。
これから講師研究会メンバーに、新人さんの研修をはじめとしたさまざまな研修を託していく予定です。
保育コミュニケーション協会では、認定ファシリテーター講師育成講座の修了生やこれから講師業を担って行きたい方、そして保育コミュニケーション協会の連続講座や松原先生が担当してきた研修を自分が担当していきたい方など、さまざまな方々を対象としたプログラムを開催しております!
《プログラムの特徴》
- 認定ファシリテーター講師育成講座の修了生や講師を目指す方を対象にしたプログラムです。
- 講師業に携わる中で試行錯誤している方や、相互支援の居場所を求めている方に最適です。
- 園を越えた工夫や情報共有を希望する方には、多くの学びの機会を提供します。
- 利害関係のない本音のフィードバックを求める方に、客観的なフィードバックを受け取る機会を設けています。
《参加メリット》
- 参加者から新たな視点や気づきを得ることができます。
- プログラム作成の壁打ち(ブレスト)体験を通して、打開策が見つかることでしょう。
- 参加できない時でも、開催会の動画を通して気付きを得ることができます。
- 動画による振り返りを何度も行い、新たな気付きを得ることができるでしょう。
- 不定期にリクエスト内容に対して、講師松原からの動画解答を提供します。
- 今後へ向けたイメージトレーニングを行い、自身の成長をサポートします。
- このプログラムでは、受講者が主役となり、成長と発展を共に築いていくことを重視しています。
- あなたのニーズに合った学びの場を提供し、講師業のスキルを向上させるお手伝いをいたします。
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参加者の感想を一部ご紹介します
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