未来を創る保育チームのために──「答えのない時代」を、一人で抱えないという選択

「これって、不適切だったのかな…」
「正解が分からなくて、怖くなることがある」

最近、保育現場でこんな声を聞くことが増えました。

子どもの権利を大切にしよう。
主体性を尊重する保育を進めていこう。
その大切さが広く共有される一方で、現場の保育者一人ひとりは、迷い・葛藤・揺れを抱えながら日々を過ごしています。

正解のない時代に、私たちは立っている

今は「VUCAの時代」と言われています。

変化が激しく、先が見えず、複雑で、はっきりしない──。
そんな時代の中で、「これが正解」と胸を張って言える保育は、実はほとんどありません。

だからこそ今、保育に求められているのは、”迷わないこと”ではなく、”迷い続けられる心の強さ”なのではないでしょうか。

不適切保育を「なくす」ことがゴールではない

不適切保育未然防止というと、つい「してはいけないこと」を増やす方向に意識が向きがちです。

けれど、本当に大切なことは何でしょう?

私たちが目指したいのは、「失敗しない保育者」をつくることではなく、揺れながら、立ち止まりながら、それでも考え続けられるチームを育んでいくこと。
不適切保育を”なくす”ことがゴールなのではなく、一人で抱え込まない文化をつくることこそが、未来につながる道なのではないでしょうか。

主体性を大切にするほど、大人も揺れる

子どもの主体性を尊重する保育は、実はとても高度で、勇気のいる営みです。

「どこまで待てばいいんだろう」
「今、声をかけるべき?」
「これは支援? それとも介入?」

そんな問いが、日常の中で何度も立ち上がってきます。
だからこそ必要なのは、一人でがんばることや我慢することではありません。

「私が弱いから迷うんだ」「ベテランなのに自信がない」──そんな風に自分を責めることでもありません。

「できていない自分」を責めないという土台

未来を創る保育チームには、まず大切にしたい前提があります。

  • できていない自分を、責めないこと
  • すぐに変われない現場を、否定しないこと

この土台があってはじめて、人は安心して学び、語り、成長していくことができます。
子どもに向けている「あたたかいまなざし」を、ぜひ、大人同士にも向けていきたいのです。

一人で答えを出さなくていい

  • 答えのない時代に、一人で正解を出そうとしなくていい。
  • 迷ったら、立ち止まっていい。
  • 揺れたら、言葉にしていい。

そんなふうに支え合い、考え続けるチームこそが、子どもたちの未来を守り、育てていくのではないでしょうか。

保育コミュニケーション協会では、そのための「対話の場」「ふりかえりの文化」を、これからも丁寧に育んでいきたいと考えています。


あなたの園でも、「迷ってもいい」「揺れてもいい」という空気を、少しずつ育んでいきませんか?

一人で抱え込まない。それが、未来を創る第一歩です

保育コミュニケーション協会では、子どもの権利を尊重する保育をテーマにした研修を開催しています。
子どもの権利を理解し、日々の保育を見つめ直す。そして、チームで語り合い、より良い保育を目指していく。

そんな学びの時間を、ご一緒しませんか?

開催日時:2026年1月20日(火) 20:00~22:00

▼詳しくはこちらから
https://hoiku-communication.com/schedule/20240414futekisetuhoikumizenboushi/

講師紹介

担当:松原美里(まつばら・みさと)

保育コミュニケーション協会 代表/子ども安全検定代表
全国の自治体研修・園内研修を多数担当。
「子どもの権利」「チームビルディング」「ハラスメント防止」など、
保育現場の安心・安全と働きがいを支える研修を展開中。
著書・監修:「子どもの安心・安全を守る場面別保育のチェックポイント」ほか

松原美里の詳細についてはコチラ
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