弱音を出せる職場づくり―絶対的安心感と表現する勇気【リリー定例会】2026年2月レポート
2月4日(水)、リリー定例会が開催されました。
今回のテーマの中心にあったのは「絶対的安心感」という言葉です。職場に安心して頼れる仲間はいますか?弱音を出したり、相談したりできる関係はありますか?そんな問いかけから始まった今回の定例会。松原先生からの話題提供を受けて、メンバー同士で対話を重ねる中で、私たちが日頃感じている安心感のあり方や、立場が上がるにつれて与える影響の大きさについて、深く考える時間となりました。

Contents
私たちが目指す「絶対的安心感」とは
松原先生による6つのテーマを軸に行われた今回の研修。自分自身の歩みを振り返る「キャリア曲線」や、互いの存在を認め合う「絶対的安心感」など、日々の保育や人間関係を見つめ直す貴重な時間となりました。福井・倉敷の両地域で共通する育成の悩みや、現場で揺れ動く参加者のリアルな葛藤。対話を通じて見えてきた、私たちが「表現する大人」として歩むためのヒントをお届けします。
前半:松原先生から6つのテーマ
前半は、松原先生より6つのテーマに基づいたお話がありました。
「人生を振り返ることで見えてくるギフト」というテーマでは、過去を辿ることで自身の存在意義に気づけることが示されました。それと同時に、「自分は役に立っているか」という問いに向き合い、アイデンティティを再構築していく課題についても触れられました。研修内で受講生に「キャリア曲線」を書いてもらったところ、自身の歩みを可視化することで多くの気づきが得られたそうです。こうした取り組みを各園でも展開していきたい、との展望が語られました。
「仲間の存在の大きさ」というテーマでは、弱音を出しにくい、相談しづらい、相手が困っていることに気づけなかった人がいるかもしれない、という投げかけがありました。皆さんは職場に安心して頼れる仲間がいますか?仲間を作るコミュニケーションとして大切なのが「絶対的安心感」です。「何があっても守る」というあり方でいることが大切である。人は、守ってもらえている安心感があると自分らしくいることができる。「仲間」と思ってもらえる、支える存在になってほしい、というメッセージでした。
また、かつては必要だったが今は不要になったものについては、定期的に見直す大切さが語られました。
「意見表明権からの気づき」では、そもそも私たちは意見を表明することに慣れておらず、思いを表現する経験も乏しいという指摘がありました。だからこそ、まずは大人が表現する練習をすること。それが子どもたちに背中を見せることにつながる、という内容です。
さらに、「一生懸命を楽しむ許可」というテーマでは、無意識に諦めていることはないか、自分に楽しむ許可を与えてみようという問いかけがありました。そして「育成の悩みは福井も倉敷も共通」であり、地域を問わず悩みは地続きであるというお話で締めくくられました。
これらの講話を受け、ブレイクアウトルームで感じたことや、メンバーに聞いてほしいことを言葉にする時間を持ちました。
参加者からは「安心感」について、安心感のある関わりを大事にしているが、受け取り方によっては意図が十分に伝わらない場面があると感じた、コミュニケーションを大切に積み重ねていきたいと感じた、という声や、忙しさの中で自分の考えを押し付けているのではないかと感じ、自分自身を振り返ることがある、相手の思いに寄り添う姿勢をこれからも大切にしていきたい、という声もありました。
「聞くこと」については、途中で言葉を挟んでしまう反省や、表情を見ながら声をかける工夫などが共有されました。
そして「表現」については、何気ないやり取りであっても受け止め方は人それぞれであると感じた、周りの人への配慮や言葉の与え方の大切さを感じた、という声や、職員一人ひとりに様々な思いや背景があることに改めて気がついた、お互いを認め合う関係を作っていくことが大切でありそれには学び続ける姿勢をもち続けたい、という声があり、互いを承認し合うために学び続ける重要性が再確認されました。

後半:「絶対的安心感」を深く考える
後半は、メンバーがプレゼンターとなり、「絶対的安心感をどう捉えているか」「それぞれの役割の中で大切にしていること」の2つの話題を提供してくださいました。
これらを基に、それぞれが大事にしていることや、話を聞いて感じたことをブレイクアウトルームで出し合いました。
出てきた声としては、経験年数や立場が上がるにつれて、自分の存在が周囲の人に与える影響の大きさを意識するようになった、その影響が圧にならないよう今後も言動に気をつけていきたい、というものがありました。
また、相手の立場や願いに思いを馳せながら言葉をかけるよう心がけていきたい、このような関わりを積み重ねていくことが絶対的安心感につながっていくのかもしれないと感じた、という声が挙がりました。
無言の圧と、表現する勇気
私たちは、日頃から関係性を大切にしながら職員・保護者・子どもたちと関わっています。
ですが、年齢や立場が上に上がるにつれて、知らず知らずのうちに無言の圧を与えてしまっているのかもしれません。言葉にはしているようで本当の思いを表現する機会が少なかったり、自ら避けてきたこともあったのかもしれません。
私たちも保育者も大切な存在です。自分の思いを言葉にしたり、相手を認めたりしていく、その積み重ねが安心感を築いていくのではないか。そんなことに気づいた時間となりました。
この場で得られる気づきと学びを大切にし、来月も皆さんとさらに話が深められることを楽しみにしております。
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日々の業務に追われる中で、孤独を感じたり、出口が見えなくなってしまうこともあるかもしれません。
しかし、「リリー相談会」のように、言葉にして分かち合うことで、お互いの存在が勇気につながる関係性って、素敵ですね。
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