子どもとのコーチング、かかわり方「保育コミュニケーション協会」

毎日頑張っていらっしゃる保育士の皆さん、お疲れ様です!
保育コミュニケーション協会 松原美里です。
今日は、子どもとのコーチングについてご紹介します。

どうぞ、お役立てくださいね!

Q.子どもとのコーチング

ある日のこと。お散歩に行きたくない子どもがいました。ゴロンと寝転がっちゃって…
先生が「行かないの?みんな靴履いて待ってるよ」って声をかけたんです。でも、子どもはモヤモヤした感じ。
そこで、施設長室に連れてきてもらいました。

私:「どうする?」
子ども:「うーん…」
私:「行きたくないの?」
子ども:「行きたくないわけじゃないけど…でも…」

なるほど。行きたくないわけじゃないけど、でも…って感じ。

私:「どうしたい?」
子ども:「もうちょっと遊んでから…」

ああ、そういうことか。もうちょっと遊びたいんだね。
こんな風に、子どもの気持ちを丁寧に聞いてあげると、本当の思いが見えてくるんです。
大人が答えを押し付けるんじゃなくて、子ども自身に考えてもらう。これが子どもとのコーチングの秘訣。

みなさんも、ぜひ試してみてくださいね。

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保育現場で求められるのは、子どもたちや保護者、そして同僚とのスムーズなコミュニケーション。その中でも特に重要なのが、相手の話を引き出し、共感を持って対話を進める「ファシリテーション」のスキルです。このスキルは、現場の悩み解決やチームの連携強化に欠かせないもの。
ロールプレイでは、参加者同士で具体的なシチュエーションを想定しながら、実践的にファシリテーションを学ぶことができます。

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担当講師:松原美里

認定こども園エクレス 保育園 前施設長・UmehanaRelations/保育コミュニケーション協会 代表。
横浜女子短大 保育科にて保育士資格・幼稚園教諭二種免許取得。
保育園・児童養護施設にて保育に携わる中で子どもを支える大人のサポートの必要性を感じ、コーチングを学ぶ。
米国認定コーアクティブコーチ資格取得。
All About「育児の基礎知識」元ガイド。
認定こども園 エクレス(保育園)施設長時代、こども園への転換時の混乱・職員の離職・育成・働きやすい職場作りの課題に直面する中で、さまざまな学びが道を切り開く助けになった体験からコミュニケーションと学びの手法を活用して、参加者それぞれの中にある答えを引き出す研修を行う。
現在は小川大富福祉会にかかわりながら、保育士コミュニケーション講座・コーチング講座子育て支援講座、監修等を行っている。

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