新人研修を託せる講師を育成したい「保育者新人コミュニケーション研修 トレーニングコースVol.1」開催レポート
ありがたいご依頼をいただく中で、「認定講師」の活躍の場をさらに広げたいと思い、これまで数年間にわたり開催してきたプログラムの中から、2時間構成のプログラムを作成しました。そして、8月3日(土)には、「新人保育士スキルアップ研修 〜子ども・先輩・保護者とのコミュニケーション〜」を実施しました。
このプログラムでは、保育コミュニケーション協会の認定講師としてファシリテーター講師育成講座を修了したメンバーの中から、講師トレーニングを希望した方々に、まず受講者としての体験をしていただきました。その後、3か月間にわたる講師トレーニングを開始し、1か月目を終了いたしました。
通常、研修講師にとって「新人研修」は、仕事を始めていくうえでの重要なスタート地点とされています。しかし、保育業界における新人研修では、1年目から5年目までの経験を持つ保育士や、パート・非常勤の方々、さらには研修に参加する機会が少ない保育者(この間は7年目の方も)が参加することもあります。また、「新人の気持ちが知りたい」という理由で、副園長先生が参加されたケースもありました。
実際に研修を進めてみると、内容は多岐にわたり、参加者の立場や状況、ニーズに応じて柔軟にプログラムを展開できる研修の形が生まれていました。こうした多様性のあるプログラムは非常にやりがいがあり、認定講師としての成長を促す貴重な機会でもあります。これまでにトレーニングコースを4クール重ねる中で、確実に力をつけてきたメンバーたちの横顔が、素敵だなぁと感じられる時間となりました。
<本日出ていたキーワード>
- 研修全体像を捉えた上での、パートの意味を認識してる
- レクチャーとインストラクションの区別がついている
- 寄り添いと勇気づけに事例の活用を
~困り感→気付き→成長→状況の変化→現在
…と、ストーリーテリングにて
- 受講者への声掛けの重要性
- 問い掛けによる可能性の伸びしろ
- 時間配分の課題
- 相手の興味関心に合わせて全体像・内容を調整
- 受け止めつつ、背中を押す
~これらを頭の片隅に置きつつ、これからの2ヶ月をメンバーと楽しんで参ります。
保育コミュニケーション協会では、認定ファシリテーター講師育成講座の修了生やこれから講師業を担って行きたい方、そして保育コミュニケーション協会の連続講座や松原先生が担当してきた研修を自分が担当していきたい方など、さまざまな方々を対象としたプログラムを開催しております!
《プログラムの特徴》
- 認定ファシリテーター講師育成講座の修了生や講師を目指す方を対象にしたプログラムです。
- 講師業に携わる中で試行錯誤している方や、相互支援の居場所を求めている方に最適です。
- 園を越えた工夫や情報共有を希望する方には、多くの学びの機会を提供します。
- 利害関係のない本音のフィードバックを求める方に、客観的なフィードバックを受け取る機会を設けています。
《参加メリット》
- 参加者から新たな視点や気づきを得ることができます。
- プログラム作成の壁打ち(ブレスト)体験を通して、打開策が見つかることでしょう。
- 参加できない時でも、開催会の動画を通して気付きを得ることができます。
- 動画による振り返りを何度も行い、新たな気付きを得ることができるでしょう。
- 不定期にリクエスト内容に対して、講師松原からの動画解答を提供します。
- 今後へ向けたイメージトレーニングを行い、自身の成長をサポートします。
- このプログラムでは、受講者が主役となり、成長と発展を共に築いていくことを重視しています。
- あなたのニーズに合った学びの場を提供し、講師業のスキルを向上させるお手伝いをいたします。
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