世代のバトンを、どう渡していくか?【リリー相談会】2024年3月レポート
施設長や園長のお役目を、次の方や職員たちに託していくプロセス。
自分が施設長というバトンを受け取るときに時は、スタートしてから仕組みやマネジメントの重要性を痛感したこともあり…。
自分の役割を後継者に引き継ぐとき、業務としての問題はありませんでした。しかし、次の年度に向けて園全体が活気づいていく中、自分は時間が止まっているような感覚になり、少しずつ取り残されていく寂しさを感じていました。自分の背景や願いを共有し、楽しみながら新たなスタッフが役割を引き継げるように準備したにもかかわらず、この感情が生じたのは正直なところです。
当然のことだと頭では分かっていても、感情は裏腹なもので…。
どうしても、いろいろな気持ちが湧いてきてしまいますよね。
保育コミュニケーション協会オンラインサロン、リリーの相談会を終了いたしました。
今月は、セーフティープロモーションスクール推進員の学びを得てきたことをきっかけに、子どもの安全教育をどう主体的に進めていくと良いか?
それを支えていく側の職員の意識をどう足並み揃えていくのか…について、様々な視点からみんなで考える機会になりました。
立地も違えば条件も違うそれぞれの園環境ではありますが、不審者を園内で発見したら特定の暗号や音楽放送で知らせる仕組みを作るなど、共通の準備があるのではないでしょうか。
実際に、不審物が届いたところもあれば、頭はわかっているけれどもなかなかうまく進んでいかないもどかしさを感じている園も。
実際に体が動き、様々な人と連携を図りながら子どもの命を守っていくことができるかどうかは、別物。
日々の訓練や意識にかかっているといえるのではないでしょうか。
様々な園の取り組みを聞いて見えてきたこと・出来そうなことなどを現場に提案材料として持ち帰り、明日に生かしていただくきっかけになりますように。
こちらのテーマは「もっと聞きたい」「自園からも受講を検討している」というメンバーがいたため、別途じっくり見てきたものをシェアできる場として、オンラインサロン内でのスピンオフ勉強会も検討中です。
そして、毎月メンバーの一人がプレゼンターとなり、気になっていることや感じていることを問題提起していただきみんなで対話から紡いでいく、”プレゼンター制度”。
今月のプレゼンターのからの投げ掛けテーマは、いつか…と思っていたけれども、世代交代が目前に迫ってきた、以下の問いについて、ご自身の感じている葛藤と共に大切な問いを分かち合っていただきました。
Q.どうバトンを渡していくと良いのか?
Q.バトンを受け取る側は、何をしてもらいたいと願っているのか?」
思いがあるからこそ、さまざまな思いが渦巻きますね。
ふたを開けてみると、何人かが抱える共通の課題が明らかになり、それぞれが自分の立場や状況に合わせて考える中で、やり方や態度、関わり方や関係性が重要であることがわかりました。次の人がスムーズに引き継げるようなサポートを提供するために、様々な立場や経験を振り返りながら一緒に考える時間となりました。
貴重な問題提起に感謝です。
保育コミュニケーション協会 オンラインサロンリリー相談会では、
- メンバーより自己紹介&一言リレー
- 松原より最近野研修などで感じている現場のサインを共有
- それぞれが気になっていることをシェアタイム
- プレゼンターからの相談or問題提起
メンバーが自分ごととして考え、提案をする
~といった流れで、構成されております。
園を越えたクローズドな相談の場に、どうぞお役立てください。
▼オンラインサロンの雰囲気を知っていただく機会:クローバーカフェはこちらから
https://hoiku-communication.com/nyuukaiannai/info_clovercafe/
参加者の感想を一部ご紹介します
オンラインサロン新展開の現状と、ご案内
オンラインサロン新展開の現状と、ご案内~ローズ・リリー・カトレア・プレミアム・法人
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