心が届く”伝え方”の工夫【園内ファシリテーター育成講座】ZOOM5 ご報告
本日は、園内ファシリテーター育成講座 ZOOM5でした。
伝わる”場”のために
宿題であったICレコーダーの音を聞いて撃沈のシェアに始まり、それぞれが現場でチャレンジした体験を振り返る中で、「どうすれば、相手に伝わるのか?」について向き合う2時間となりました。
- 発音
- 目線
- 置くように
- 相手に届ける
- 心を込めて伝える
など、独りよがりになっていた自分や、傷つきたくなくて無意識につくってきた鎧に気がつくなど、皆さんそれぞれが小部屋にて「伝わる」ためのチャレンジを楽しんでいました。
サポーター(じゅんちゃん)より
初めは、宿題として挙がっていた以下の3つについて、感想等をシェアし合いました。
- ICレコーダーで聞いてみる
- 伝える
- インストラクション
松原先生から、グループ毎に出た意見を伝えあう前に
- 「~という話が出ていて、私はこんな風に感じました」と話すようにする。
- メモするよりも(頭で思い描きながら聞く)ピクチャリングしながら話を聞くと、記憶に残りやすくなる。
と助言を受けました。
2つとも、私たちの以前からの課題でしたが、今回は皆さんの意識や姿勢が変わったように思います。
課題をそれぞれが自覚できたことで、伝えたいことが明確になり、一人一人の学びが深まり、視野が広がったように感じました。
意識の変化は、話しやすい場、場を温かく包み込む場作りにもつながり、それぞれがこの場のいる心地よさを感じていたようです。
この感触、空気感を忘れることなく、次回の講座や職場でも活かしていきたいと思います。
今回は、
- 発音(相手が聞き取りやすい声で)
- ジェスチャー(身振り手振り)
に取り組み、学びを深めていきました。
ゆっくり大きな口を開けて、スムーズに発音ができることを目指したのですが、言いにくい言葉に悪戦苦闘。
それでも、聞き取りやすいように話そうとする必死さから、自然と表情が硬くなっていました。
松原先生からのアドバイスを受け、相手の目を見ながら話したり、表情から聞き取りにくかったかどうか読み取るようにしたこと。
また、自分自身、表情を和らげながら話をしたことで声の抑揚が変わり、相手に伝わりやすくなったことを体感しました。
ジェスチャーは、普段の会話の中で使っているから、難しいことではないと思い込んでいました。
ですが、実践する中で、相手がイメージを描きやすくなるようなジェスチャーをしていないことに気づき、ジェスチャーを加えながら話をすることは難しいものでした。
発音やジェスチャーについては、日常の生活の中で意識して実践してくことで、少しずつ身についていくものであると感じています。
会の後半は、意識されて話をされている皆さんの姿がありました。
これからも、ファシリテーションを学ぶ者として、一つ一つの課題に丁寧にじっくり取り組んでいきたいと思っています。
参加者からのご感想を一部ご紹介します
ご感想①
1音1音大事に言霊を大事に言葉にイメージをこめて届けることを知りました。
相手が聞き取りやすいように伝えようとしたのを相手に聞いてもらい、感想を言ってもらったことで気付きがありました。
毎回気付きがあるのでそれを実践していくことの勇気をもちたいです。
ご感想②
その場に居続けるというお話が印象に残り、研修後、園の話し合いの場で、自分の心の中で、場に居続ける事を意識してみました。
話し合い自体は、表面的には何か大きく変わることは無かったのですが、話し合いが終わった後で、自分の気持ちに自信のようなものが残りました。逃げなかったという事なのかもしれません。
ご感想③
伝える事の難しさ、「わかってもらえるかな、伝わるかな」と考えてる時のベクトルは自分…ということを学び、相手にベクトルを向けて伝えなくてはと思いました。
私が今まで使っていたボディランゲージは、もしかしたら自分の不安を隠すためのものだったかも…と今は感じています。
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