園内研修【8月リリー定例会】ご報告
8月のリリー定例会を終了いたしました。
今月のリリー会員限定動画は「園内研修」ということで、最初にブレイクアウトルームにて、各園の園内研修の取り組みに学び合う時間を持ちました。
その中で、
- 雑談会を通しての情報共有
- 保育指針の読み合わせ
- ドキュメンテーションをやってみての振り返り
- 子どもの事故・検証
をしているというお話があり、一方で、自分の武勇伝を語り始める人もいるので、場のマネジメントも必須ですねというお話も。
大切なのは、振り返りの質です。
ファシリテーションを実践する中で、職員間の共有知を引き出しているのが印象的でした。
着実に近づいてきている新型コロナウィルスについても、取り組みや対応策など、知見を分かち合う一幕も。他の地域の取り組みを耳にする中で、「うちでも」と参考になるヒントが見つかるのがありがたいですね。
また、痛ましい保育事故をきっかけに「園で、どんな話をしましたか?」「どんな振り返りに役立てましたか?」と自分事にして学びへとつなげる姿勢が素敵な面々でした。
じゅんちゃんからの振り返り
今月のリリー会員限定動画のテーマである「園内研修」を切り口に、それぞれの園の取り組み方、工夫点、悩みなどを出し合いました。
動画を視聴して気づき等を話し合うことを、園内研修の中に位置づけている園。
話し合いの時間帯を夜や土曜日とし、全員で話し合えるよう工夫している園。
雑談は盛り上がるけれど、話し合いの場ではなかなか意見が出なくて悩んでいる園。
など、それぞれのお話を聞かせてもらいました。
どの先生方の話も興味深く、すぐに取り入れることができたら園内研修は充実していくだろうと感じました。ですが、メンバーや人間関係などは園によって違いがあります。まずは、時間帯の工夫から始めてみよう、とか、話す内容をもう少し吟味したい等、できることから始めていきたいと感じました。
またリリー定例会では、メンバーに聞きたいことを気軽に相談し合える場でもあります。グループセッションに分かれて、ざっくばらんに話し合おうということになりましたが、共通の話題はコロナについてでした。
陽性者が増えてきている、またご自身の園や周りで感染者が増えてきている今、他園ではどう対応されているのか、気になるところであります。
実際に、園で陽性者が出て対応を経験された方のお話をお聞きしたことで、自分はどうしたらいいか、どうあるべきかを問い直すことができたように思います。
動揺する。不安になる。でもそれは誰もが同じです。
誰が感染するのかわからない状況の中で、決してパニックにならず、心身ともに余裕のある状態で対応していきたい、皆さんのお話をお聞きして、私はそう感じました。
どこかで(私は感染しない)と思い込んでいたところが正直ありました。ですが皆さんの話をお聞きして、自分事として考えることのできた時間となりました。
他の話題の中で、直近の熱中症による死亡事故の話も挙がりました。
これも他人事ではない事案です。自分だったら、自園だったら、どう対応していくか、職員とどうコミュニケーションを取っていくか。
これからそれぞれの園で、保育の見直しがされていくことと思います。
子どもにとっての安心・安全な場づくりを園全体で考えていきたいです。
今回は、気づきから自分事として考える時間が多かったように思います。
自分なら何ができるか。他人事と思わず、一人で背負い込むことなく、自分なりの考えをしっかり持ちつつも、職場での話し合いの議題に取り上げ、話し合ってみたいと思います。
参加者の感想を一部ご紹介します
ご感想①
楽しく参加しました。他園の園内研修参考になりました。雑談の大切さが印象に残っています。
ご感想②
自分の味方を作るという話が印象的でした。他園の園内研修の情報が知れてよかったです。
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