安全な場のために【園内ファシリテーター育成講座】第5期ZOOM8 ご報告

園内ファシリテーター育成講座ZOOM8を終了しました。

前回は深いカオスに陥っていた皆さん。
各回ごとの体験につながりが理解できるように…と、ZOOM1からZOO8’までの振り返りを行ったことで「今」していることと「全体のつながり」が見え、モヤモヤしていた気持ちが腑に落ちる感覚があった模様。

現場体験からの振り返りでは、

「やっていたのに、見えなくなっていた。ようやく今やっていることの意味が分かってきた」
「現場に戻ると、参加者もファシリも一緒に迷子になるよね…。」
「どうしたら良いんだろう?」
「やっぱり引くこと。地図を意識すること。」
「違和感を身体でキャッチする、腹で感じるって、大事。」
「失敗を恐れず、飛び込んでみよう!」

~など、実感のこもった声が上がっておりました。
学びと現場実践の繰り返しって、大切ですね。

これらを踏まえて今回のテーマは、「安全な場のために」です。
よく現場から「本音が言い合える関係性になりたい」という声が上がってくる一方で、実際のところ「話しやすい」「意見が出しやすい」場というのはなかなか難しく。
やはり「言いづらい」関係性や「言ったもん勝ち」になってしまうこともあるのではないでしょうか。

一方で勇気を出して声を挙げてくれたことで、場にとって想定外の声が出てくると、ファシリテーターもフリーズしたり、素で怒ってしまうことも。
そうすると気まずい悪循環にハマってしまうこともあるかもしれません。
そんな時、ファシリテーターにオススメの在り方が、「場へのペーシング」です。
発言してくれている方・場の空気感・感情を受け入れ寄り沿っていくことで場が癒やされ、一体感が生まれて、その先の問いや意見につながりやすくなります。

小部屋で感想を受止め合う実践練習や、その後の学びをリレーファシリテーションする中で(本人は気がついていませんが)一人一人の在り方が場に開き、混乱の中模索をしながらも変化する様子が手に取るように伝わってきました。
また2週間後にご一緒できる日まで、それぞれがきっとさまざまなチャレンジを重ねられることでしょう。
みなさんのおみやげ(振り返り体験)が楽しみです♪

園内ファシリテーター講師育成講座の次期開催は、4月12日スタートです!

サポーターじゅんちゃんより

まずは、ZOOM1からZOOM7までの内容の振り返りを松原先生よりしてもらいました。一つ一つ丁寧に、自分の中に“なるほどそういうことか”と落とし込めるように話をしてもらったことで、感じたことなどを伝え合う、ブレイクアウトルームでの話し合いは、今まで以上に深い気づきの声が聞こえてきました。


ファシリテーターの在り方、場への関わり方等がぼんやりとわかってきていたところでしたので、振り返りを通して、理解が深まった印象を受けました。一方で、
・インストラクション(伝える)の難しさ(自分の伝え方の癖に気づく)
・理想の状態を握り続けながら、場にどう関わっていくか(意図の擦り合わせ)
・相手の話を聴く側の姿勢、気持ちの持ち方
等、それぞれに課題が挙がっていました。ですが、その気づきは、学びが深まり、意識が高まったことで得たことです。今は、難しいと感じていても、残りの講座の中で少しずつ力をつけていきたいとそれぞれが感じながら、本編への講座へと入っていきました。


今回は、
・安全な場づくりのために
 ~ペーシングとは
呼吸・言葉・場・仕草・声の大きさ/高さ・視線・ペースを相手に合わせる。
~ペーシングで場を創る
・気づき(心の内側で起きていること)に耳を傾ける
 ~聴く力(聞き方)について
・リレーファシリテーション
テーマ「講座を受けて、感じていることの振り返り」とし、
①  傾聴 ②観察・フィードバック ③認知の声かけを行う ④質問で気づきを深める
を意識しながら、リレーファシリテーションを行う、でした。

今まで学んできたことを活かし、且つ、失敗も大事な経験で、その積み重ねがファシリテーション力の蓄積になっていくとわかってはいても、自分がいざファシリテーター役になると、頭が真っ白になったり、混乱してしまう状態に、私達は陥っていました。ですが、今回、「やっぱりうまくいかなかった」という思いと共に、一緒に学ぶ方達が温かい場を作ってくださることで、安心感と、次回へリベンジ(チャレンジ)する気持ちが皆さんの心の中で見られた、そんな印象を受けました。

一緒に学ぶ皆さんの温かい場に支えられたり、支え合いながら、失敗をチャンスに、そして、力を蓄えていくという場に、この場が変わったのを今回、強く感じました。次回も皆さんとで支え合いながら、学びを進めていきたいと思います。

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①

事前の講習に参加させていただいたお陰で、今の自分の困っていることからの解決策が少し見えました。
リレーファシリテーターは、前回耳参加で聞いているだけのときとは感覚が全く違いました。 実際に行うと、あがってしまったり力んでしまって、本質に全く入っていけませんでした。 全体と対話の難しさもあり、まわりに目がいかないこともよく分かりました。 一歩引いて地図をもちゴールも伝えておくことで、全体をより良い方向へ導いていけるように、日々の筋トレが出来るように意識していきたいです。


ご感想②

はっきりした手ごたえはまだないけれど、もっとやってみたいと思った回でした。頭で考えるのではなく相手の側に立って相手の話を傾聴する。今回はこの言葉が私に残り、またこれを課題にして日常的に練習していこうと思いました。


園内ファシリテーター講師育成講座の次期開催は、4月12日スタートです!
▼ 詳細はこちらから
https://hoiku-communication.com/ennaifacilitator-ikuseikouza/

園内ファシリテーター育成講座

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