意見を出し合える園へ向けて【園内ファシリテーター育成講座】2022年4月スタート第6期 ZOOM1

園内ファシリテーター育成講座、2022年4月スタート第6期が始まりました!今回はZOOM1です。

子どもを真ん中に、より良い保育を…という願いの傍らで、日々いろいろな課題や問題が立ち上がる保育の現場。そんな中で翻弄されながら「なんとかしなきゃ」ともがくほどに現場との距離が広がってくる感じがある…。職員のためでもあるのに、どうして??
それはもしかすると、立っている場所や見える景色が職員それぞれ違っており、現実は一つでも物語は人の数だけあるので、伝えてきた思いが上手く受け取れていない状態にあるのかもしれません。

では、どうしたら!?
一人で頑張るのをやめて、職員と一緒に考えること。
見えている景色やそれぞれの不安を抱き、ファシリテーターが大きな器で声が出てくる場を支えていくことです。
~とはいえ、これが言うは易く行うは難し。
知っているのとできるのとは大違い。
変化の最中においては、進むことで新たな課題が出てくるモノですが、それをみんなで解決していく声を出し合える風土を創っていけると良いですね。

今回はZoom1ということで

  • ファシリテーターとは?
  • それぞれの課題と園の目指す状態
  • 地図とコンパス
  • みんなで創る場のルール
  • 自己開示~みんなからのフィードバック

という内容で、濃厚な2時間あまりとなりました。
6ヶ月間の、Onlineでの学び愛にて各園の課題と気付きを持ち寄って客観的に向き合い、現場へ戻って2週間、宿題とともにじっくりと仲間に働きかける”行ったり来たり”の気付きによって、園の土台を再構築していく旅路が始まりました。

もうすでに動き出しているみなさんの、これからの変化が楽しみです!

▼ 園内ファシリテーター講師育成講座の詳細はこちらから
https://hoiku-communication.com/ennaifacilitator-ikuseikouza/

園内ファシリテーター育成講座

 

じゅんちゃんより

「園内ファシリテーター育成講座 zoom1」園内ファシリテーター育成講座6期生の学びが今回よりスタートしました。これから6か月間、一緒に学んでいく皆さんお一人お一人が、今、どんな心持ちでいるのか、どんな気持ちで参加されているのかを、自己紹介しながら思いを分かち合いました。参加していた方は、「ファシリテーター力をつけたい」「自分には必要な学びだと思った」という強い気持ちを持っていました。

しかしその一方で、「6か月間、ついていけるのか」「ファシリテーション力は果たして身につくのか」等といった不安な声も聞こえてきました。表情にも少し自信がない様子が見られましたが、松原先生に「一緒に学んでいきましょう」と背中を押され、安心した気持ちで本編に進んでいくことができたように思います。今回は、

・園内ファシリテーター育成講座の目指すもの
・ファシリテーターが持つのは、地図とコンパス
・身近な場~安全な場づくりへ
・自己紹介~自己開示から始まる関係性

について学びました。初めに今後のプログラムの内容についての話があり、それを通じて得たいもの、理想の状態について、お一人お一人の気持ちを聞かせていただきました。ご自身の課題としていること、理想としている姿を一言一言に重きを置くように話をされていた皆さんの姿が印象的でした。

講座が進んでいく中で、「この部分に難しさを感じた」と率直に声を出す方がおられました。その声を聞いて、「自分は本当に理解できたのか」と、ふと立ち止まって考え込む皆さんの姿がありました。一人の疑問点は、他の人の疑問点でもあり、改めて学んだことを再確認した方、もう少し考えてみる中でしっかり落とし込んでいきたいと考えられた方もおられました。この段階では、まだ場の空気感は少しひんやりとしていて、お互いに薄い壁を目の前で作っている感じを受けました。その空気感が変わったのは、「安全な場作り」の中で、講座でのルールを出し合った時でした。どの意見も“いいですね”と認め合ったことで笑顔が増え、場に一体感が生まれ始めました。

その後の自己紹介で、さらにぐっと距離が縮まったように私自身は感じています。ファシリテーターを学ぶ者として、最初に大切にしたいことは、安心安全な場を作ること。その最初の土台作りとして、この場に安心感が持てることで学びに集中でき、また互いに程よい刺激を受け合うことで、学びがさらに深まっていくことが大事であること。

今回の講座では、それらが求められていたのではないかと思います。この講座が終了する頃には、「参加を希望してよかった」「皆さんと一緒にファシリテーションを学んでいくのが楽しみ」と、しっかりと前を向き、学びのアンテナを立ち始めていた皆さんの姿がありました。次回への学びを楽しみにしながら第一回目の講座を閉じられた皆さんが、これからどのような道を辿って学びを深めていくのか、アシスタントさせていただきながら、私自身も一緒に歩ませていただけたらと思います。

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①
久しぶりに全国の先生方とお話ができとてもいい刺激を受けました。発言の時は緊張しましたが、皆さんのお話はとても興味深く、もっとお話しを伺いたいと思いました。キャリアアップ研修などで、松原先生の講座を受講させていただいたことがありますが、今回更に深まったように思います。


ご感想②
意識が高い方ばかりの参加なので、空気感が心地よかったです。現場で日々起こることにどのように対応していくか、又、見えない悪い部分をいかにしてよい流れに変えていくか、焦らず、現実を受け入れながらも、この講座ではしっかりと学んでいこうと思いました。「誰一人間違っている人はいない。皆がその時々をベストをつくしている」という言葉に『そうだよな』と感じました。自己紹介を最後にしたあとの感想をもらえたことはうれしかったです。


ご感想③
今回初めて参加させて頂き、同じような悩みや志を持った方々と出会えたことは私にとってとても有意義な時間となりました。 なによりもお話させていただいた時間が心地よく、あっという間でした。 多くの学びがあった中で、とにかく飾らず、恰好つけず、ありのままの自分を大切にしようと思うことができました。 自己開示し、そこから一つ一つ学びを積み重ねていきたいと思っています。 

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