オンラインで様々な地域や背景をつなぐ「保育はたらきかたカフェ~子どもとはたらく」ご報告

保育はたらきかたカフェ「子どもとはたらく」終了

 
2018年よりリアルな場で開催してきました「働き方カフェ」のオンライン版ということで、
埼玉・群馬・東京・川崎・静岡・福岡をつないで、
1.保育について感じていること・身近で起こっていること
2.大切にしたいこと/本質
3.明日への一歩
・・・という流れで語り合うひと時。
 
大事なことを握り直すことによって、あり方が変わる。
気持ちが変わる。
仕事に向き合う姿勢が変わる。
園への働きかけが変わっていく。
そういったきっかけになれば・・・ということで、始めていきました。

語り合い・気づきによる変化

 
お互いの思いや気づきを聞き合う中で、目からうろこが落ちたり、
また違った現実が立ち現れる場面。
熱い思いが化学反応を起こし、お互いの心を癒しながら
新たなエネルギーが生まれてくるのを感じ、涙がこみあげてくる一幕も。
 
忙しいみなさんが立ち止まり、
自分の言葉で自分の思いを語る場が必要とされていたのだとしみじみ感ました。
 

印象に残った言葉たち

・保育がサービス業になってきている側面、支援を思うといえない現状に感じるもどかしさ
・世界的には保育も休園になる状況の中でリスクと背中合わせで仕事をしているものの、表立ってスポットライトを浴びる機会の少ない仕事…。
・コロナ禍という予想外続きの展開の中、三密を避ける…とはいえ密にならざるを得ない環境の中で感じるストレス
・違和感を感じながらもやってきた保育を見直すチャンス
・管理職・ミドルリーダーがしわ寄せを受けるのは当然?
 ~疲弊した姿を見て、役職に抵抗をする人が出てくる・・・
  楽しい気持ち・ワクワクする気持ちを大切にできる仕事の仕方を。
・非常時で少人数の子どもたちと向き合う中で、思い出した「保育の喜び」「魅力」「やりがい」を、握りながら明日からの保育を再開していく
・行事を縮小していきたい、絶対その流れだけれどもどう掛け合っていけるといいのか?
~これまでのやり方を変えたくないという抵抗と、どう向き合うか?ーこれまでのプロセスを振り返り、大切にしてきたエッセンスを尊重して新しい文化を築く
・いい仕事だからこそ、それを作り出していく大人側のコミュニケーションが重要。質の高い保育にも、離職にもつながる。
・今まで通り…新しい人には、分からないことも。言葉で伝える、一緒に見つめ直す、フォローしあう声を掛け合う関係性を。
・医療関係者の保護者の不安・在宅ワークで育児をする保護者からの「限界です」の言葉に涙…寄り添える保育者に。
・働き方や行事・保育のあり方など、逆にこれまでの見直しをするチャンスにも恵まれている
    ~etc~
 
保育者が抱えている繊細な事情・寄り添うことによる辛さ・
保護者と一緒に傷ついているやさしさ・・・など、
その声を受け止める場でありたいですね。
 

当日の感想をこちらに一部ご紹介させていただきます

参加できて良かったです!パワーを頂きました。
どこの園にもある話であったり、それはおかしいのでは?
との率直なご意見も聞けて、孤立感から抜け出せました!

保育の大切さをいつも胸に秘めて頑張っているが日々保育に関わる先生達の大変さも伝わって来た。
理想と現実の狭間にあるが子どもが好き、
子ども達を中心としてコミュニケーション力が育つともっと働きやすいなぁと思いました。
1人ひとりの人間としても成長したいです。

話せる事でホッとしたり、悩みが少し軽くなる。
同じような悩みを出し合え解決しようとする同じ年数の保育士達や
1つ上くらいの先輩と話し合うことも良いかもしれない。
みんな悩んだよと先輩に言われることも有難いかもしれない。

参加されている方々と話していると皆さんと似通った事に課題を置いていると思いました。
特に人間関係や職場で意見が反映されやすい職場など
保育士をしている上では大きな課題になっていると思います。

沢山の方とゆっくりと情報交換や様々な考え方にふれることができ、
刺激を沢山いただきました🎵

園長先生をされている先生の 背中を見て「どうしたかな?」と感じて声を掛けた…というお話に感動しました。
保育士という職業でありながら、大人同士になると人の話を聞いたり、
気持ちに寄り添えなくなる先輩が多いことが不思議でしたが、
この園長先生こそ目指すべき姿だと思いました。
また、最後には私の自己肯定感も高めていただき、素敵な保育士の先輩に出会えたことが今後の励みになりました。

他人を理解せず、今までの固定概念のまま正しいと思っていたことが正しい事とは限らない事。
保育の仕方もまだまだ昔のやり方をしているところや関わり方で過ごしているところがあることにも驚いた。
それでもみんな素敵な保育士でした。話すうちにみんな笑顔になりました。

自分自身を大切に出来る事が保育にとって必要な事とあまり考えて仕事をしていなかったので
まずは、自分の事も大切にしながら保育に向き合いたいと思いました。

テーマをもっと絞って話が聞けると様々な園の情報共有などが出来そうです。

今後の保育はたらき方カフェ

こういった状況だからこそ 保育者の思いの共感・響き合い・相互支援のためにも
全国から一堂に会することができるオンラインの良さを生かして
「男性保育者」「新人さん」など、
様々なテーマや切り口でを変えて開催していけるといいな、と感じました。
リクエストなどありましたら、またお声掛けください。

コメントを残す