【気になる子の保護者とのコミュニケーション】2022年3月開催レポート
村松真妃さんのお話会、「気になる子の保護者とのコミュニケーション」終了いたしました!
子どもから成人まで、幅広い年代の福祉にかかわるお仕事を20年あまりしてきて、今はフリースクールの運営をされている真妃さん。ご自身の体験と学びの融合からの叡智について、お話しくださりました。
参加されたのは、保育現場で気になる子を支えるお役目を担っている方や地域の親子を支えるお仕事をされている方
- よかれと思って伝えたら地雷だった!?
- いいことはたくさん伝えているのになぜ…豹変!?
~と、模索をされているみなさん。
「どう捉えるか?」「心を動かすためにできること」
~といった文脈で対話をしながら学びを深めるお話し会となりました。
<印象に残ったキーワードをシェア>
- そもそも・・・親御さんはどんな捉え方をしているの?
- 「分かります」はNG!?
知りたいのはHow to。
保育現場からは子どもの姿を通して伝えることができる - 引いたら!?立ち止まる。
- もう一歩入るためには・・・相手がほしがっている言葉
EX:うちの子対応表、凸凹変換表 Byラクラクママさん - 受容は…一生難しい。
- 特性を受け入れ、楽しみながら子育てをしていくために
先生たちの立ち位置は、とっても大事。 - 頑張ろうとしていること・できていることを少しずつでも伝えましょう
- 失敗もログに残そう!親御さんにも波がある。~失敗の流儀
- 保育所等訪問事業~さまざまな専門家の方に入ってもらう
参加された方からは、
「なかなか聞く機会が無いので、勉強になりました。明日からそのまなざしでかかわってみたいと思います」
「もっといろいろなところを頼ってもいいんですね。」
「保護者の気持ちを置いてけぼりにしていたかも・・・。」
「失敗にも流儀がある。自分や人のせいではなく、環境でできる工夫を職場内で見つけていきたい」
「頭では分かっていても、モヤモヤしていた。あらためて学び直し、できることをみんなで見つけていきたい」
~といった声が聞かれました。
真妃さん、貴重なお話しをありがとうございました!
参加者の感想を一部ご紹介します
ご感想①
漠然とした「どうしよう」という焦りが、ゆっくり紐解かれる思いでした。 対話形式なので、そのとき感じた疑問をすぐぶつけられ、するすると自分の中に入っていくのが楽しい時間でした。やらなくてはという焦りから、一人突っ走ってしまっていたのかもしれないと振り替えられました。 そして、聴覚よりも視覚なのは自分自身にも言えることで、伝えたいことやその順番も、成功例も失敗例も、書き起こし整理して共有してゆけるようにしようと思いました。
ご感想②
とても大切なことを、和気あいあいとした雰囲気の中で共有させていただき、今後保護者の方、子どもさんと接したときに、少しうまく対応できるようないろいろを気づかせていただきました。保護者の特徴も良く理解して、視覚優位・聴覚優位・その他があること、子どもさんをもっと感覚統合などの視点にも立って理解すること等々、非常に奥行きの深いお話でした。また、保育でちょっとでも困ると療育に送られてしまうというところは、いろいろなところでそういうことがありそうですが、もっと保育の部分で持ちこたえることができるといいのかな、と勝手に思いました。
ご感想③
子どものいいところを言えないのに、子どもの悪いところばかりピックアップして、仕事をした気になっているんだなと思いました。保護者の方とともに歩んでいくために、歩幅を揃えて一つ一つ取り組んでいくことや、小さな気づきや小さな結果を評価することが大切なんだと思いました。
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