保育コミュニケーション協会 6月29日開催「保育・給食・看護が手をつなぐ&同僚と心が通い合うコミュニケーション講座」ご報告

コミュニケーション講座 「保育・給食・看護が手をつなぐ&同僚と心が通い合うコミュニケーション講座」を開催しました。

第一部「保育・給食・看護が手をつなぐコミュニケーション」

第一部は「保育・給食・看護が手をつなぐコミュニケーション」をテーマに
以下のプログラムで進めていきました。

1.他業種の方と力を合わせて進めていく保育
2.共通のゴール:理想の状態とは
3.業種を超えたチームの概念
4.視点を生かし合うコミュニケーション
5.語り合いから紡ぐ未来

お互いの存在への感謝とともに、
それぞれの専門性を生かした視点から
子どもの豊かな生活をサポートしていく
『チームコミュニケーション』が大切になるというお話をさせていただきました。

~第一部参加者の声を一部ご紹介します~

「給食の現場目線に立った講座はなかなかないので、
参加することで同じような境遇・感覚の方ともお話しできてよかったです」

「チームとして、一つの目的に向かう、ということが印象に残りました。
調理室内だけの向上にとらわれていましたが、保育者・園長先生とコミュニケーションを取りながら、
目指していくことがキーポンとだと分かりました」

「お話を聞き、相手を知ることの大切さを知りました。
様々な職種立場がある中でも子様を思う心は皆一緒です。
そこをそらすことなく保育園での調理室の在り方を考えて行こうと思いました」

「このような交流ができ、伝えることのポイントを知る機会を作ってくださり、ありがとうございました。
園に戻り、実際に使ってみたいと思います」

「今まで保育関係の方々とお話する機会

が少なかったため、とても興味深く現場の声をうかがえてよかったと思います」

「コミュニケーションの大切さは保育・介護・田職種においても同じだと思いました。
自分の対千葉で主張しがちですが、まずは相手の思いを傾聴し心を開いてもらえる努力から始めたいものです」

「松原先生の現場での経験のお話には説得力があり、とても充実した時を持たせていただきました」

「いろいろな規模の園や調理の様子があることを知れてよかった。
系列園同士で連携して助け合っているというお話が印象的だった」

「職員集団から“チーム”として意識を持てるよう園へ持ち帰りたいです。
何か不満があった際、まわりの諸事情も見てしまい、そこに問題提起してしまいがちですが、
その物事のみ見て、理想の状態を語り合っていきたい」

「各職種で感覚の共有が難しいこと、専門性を生かして話すことで場が上手く回ることが印象的でした。
自分の職業や学んだことに自信と責任を持って発信していきたいと思いました」

「保育園=保育だけの話が多い中、求職看護を入れていただきありがとうございました。
日々思ってい入ることがあっても、しっかり見つめる時間も持てずにいたため、
振り返りながら参考にしていきたいと思いました」

第二部「同僚と心が通い合うためのコミュニケーション」

第二部は「同僚と心が通い合うためのコミュニケーション」をテーマにプログラムを進めていきました。

保育の楽しさは、同僚とのコミュニケーションにも左右されることがあるかもしれない、と感じることはありませんか?

講座では

1.同僚とのコミュニケーション 今課題に感じていること・理想の状態
2.違いから生み出される価値
3.心が通い合うコミュニケーションのポイント
4.価値観を共有する
5.鳥の目から課題を捉え、仕組みを変える
6.伝え方の工夫

といった流れで進めていきました。

はじめに今の現状の振り返り。
世代の違う同僚との価値観にギャップを感じている…という話や
同僚同士の間に立ち、繋がりをつくることの難しさを感じているという現状など

様々な園の様子や人間関係の話にうなづきながら、本当はどうなったらいいのか?をイメージしていきました。

同僚とはいっても、価値観も違う、立ち位置も違う、ひとりひとりの背景も違う

その違いをどのように受け止めたら、心が通い合うコミュニケーションを取ることにつながるのか?

『違いを面白がる』ワークでは、同じものを見てもそこから発想するものがひとりひとり違う!
ということに大笑いしたり感心したり…笑い合える、安心できる関係をつくるヒントを持ち帰って頂きました。

「コミュニケーションは共感が大事」と、ことばではよく聞くのですが
「共感」と「同情」の違いは何でしょう?
皆さんひとりひとりの考える「共感」と「同情」をことばにしてシェアしていきました。

「共感は、私も同じように感じているよ、ってことだけど、同情は、上から目線で哀れみを持って見ている
感じがする」
「共感はプラスのイメージだけど、同情はなんとなくマイナスのイメージ」
「共感は、相手の人が分かってくれたって感じる、お互いに分かり合えたと感じることかなぁ」
などの声に
ぼんやりしていた共感のイメージが具体的になっていきました。

「共感」は相手が自分のことを分かってくれた!と感じることが大きなポイントだということに皆さん納得!

同僚との関係作りは、共感したり共有したり、日々の小さなコミュニケーションの積み重ねが何よりも大事、
ということをお伝えしました。

~第二部参加者の声を一部ご紹介します~

 

「コミュニケーションの大切さ、心が通い合うコミュニケーションのポイント、興味深く伺いました」

「ひとりで保育は出来ない!色々な人の価値観、経験など違う中で人間関係構築するのは話し合いが不可欠
と感じました」

「共感することから、と言うお話。共感と同情の違いを伺い、自分も実際にやってみようと思った」

「わかりやすいお話でした。タイムリーの悩みだったので元気がでました」

「価値観を共有し、そろえていくことで同じ方向を向いていける、心が通い合うポイント、
コミュニケーションの取りにくい時代に色々伺えてよかったです」

「心の通い合うコミュニケーションは難しいと感じました。聞き方、伝え方を再度意識していきたいです」

「いつも日々気にかかって工夫しているコミュニケーションの話だったので、
なるほどと思うことが多かったです」

ご参加下さった皆さん、ありがとうございました。

心が通い合うコミュニケーションは難しいと感じることもあるかもしれませんが、
小さな共感や共有の積み重ねで関係が変化していくこともあると思います。

現場の人間関係をより良くしたいという思いでコミュニケーションに悩んだり工夫したりしている
皆さんの姿は、これからの保育現場の明るい光になっていく!そう感じました。

皆さんの毎日の保育が、笑顔でありますように!応援しております。

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